自治労音協通信

 3面  NO46号/2001.12.15発行

道楽道☆舞台裏から見続けた二十年

第12話 原点に帰ろう(フラの原点を垣間見たvol.3)NTT労組  常盤 数行


暑かった夏も終わって秋本番!いよいよハワイ編の最終章です。

 ◆食べ物の量はスケールが違う 

ホノルルについて現地ガイドから「ハワイの食べ物は量が多いから!」って言われていたけど、もうビックリ…ハンバーガーやサンドイッチとかとかは1人前を2人で食べてチョット多いって感じでしょうか?ドリンクのスモールサイズが日本で飲むビールの中ジョッキぐらいありました。ハワイに行ったらハンバーグや肉にソースがかかっていてその上に半熟卵が乗っている「ロコモコ」が美味しいらしい!僕はてんぷら定食の大きな海老天に目が行って食べなかった〜〜〜!心残り!
何せ体格だけは人に負けない僕が小さく見えるくらいハワイ人は大きいけど、理由とすれば腹いっぱい食べる程度ではハワイ人にはなれないそうで、食べて食べて疲れるくらい食べればハワイ人体型になれるとの事…、その話を聞いて妙に納得した次第でした。皆さんもハワイに行かれた時は疲れるくらい食べましょう。日本に戻っても体重計に乗らなければいいんです。。どうしても体重計に乗りたい人は2つ並べて両方に片足ずつ乗れば完璧です。

 ◆ネオン看板

日本ではどんな田舎町でもネオン看板の一つや二つは見かけるけど、ハワイ島のヒロの町では一つも見かけませんでした。(ダウンタウンなんかにはあったのかもしれない。)
ホテルの窓辺から雨に煙るヒロの町を見ていると、ナトリウム灯のオレンジ色の街灯だけが点々と霧の中に浮かんでいて、素晴らしいコントラストを醸し出していました。ナトリウム灯は単一波長光なので物が自然の色に見えないデメリットはあるけど、霧などをよく通し遠くの物も照らすことが出来て、水銀灯と明るさを比べるとナトリウム灯が明るく、しかも約半分以下の電力量ですむなど、とても省エネで環境に優しいと言え自然を守ろうという配慮が感じられました。

 ◆フェスティバルの音響、照明 

この事にはどうしても触れないといけませんね。まず音響ですが、2畳くらいもあろうかと思われるくらい大きいフロントロードタイプのウーハーが3個とホーンが3個ステージの後方上段に客席向かいにセットされていて、20年くらい前のコンサート会場にタイムスリップした感じがしましたが、本番では音が中抜けすることなく、僕の耳にはかなり良い感じで聞こえてきました。
最近のプロ用スピーカは音の指向性が強いため中抜け防止にはスピーカの数を増やすしかないのですが、野外とか半野外みたいな会場では、フロントロードタイプのスピーカは抜群の威力を発揮するんですね。
照明は単に明るくするだけで、パーライト(シールドビーム型ハロゲン球使用でとても明るいライト)を120台くらいセットしてあったんですが、カラーフィルターは使っていませんでした。それでも会場全体はとても盛りあがっていたと言う事は、舞台上で展開されている内容が素晴らしかったの一言に尽きるでしょう。

 ◆ハワイから帰ったその後…

かなりのカルチャーショックを感じてハワイから帰って来たわけですが、早速、地元のフラダンスサークルからお呼びがかかり「夏祭りでフラを踊るので唄ってほしい!」との事で、唄には多少なりとも自信があった私は快くひき受けてしまったのだが、練習始めたらこれが難しい…!それに、ハワイアンはウクレレだ〜!とウクレレを買って両方の練習をしていざ本番!
地元の仲間達の大声援でちょっとドキドキしながらでも無事に唄い終わる事が出来ました。これに、味をしめたサークルの人達から「障害児施設のバザー会場で踊るんだけど、私達のレパートリーでは時間が余ってしまうので、踊りも踊ってほしい…!」との要請があり、これもまた快く引き受けたのでが一人では心細いので、私をハワイに誘った照明のT村さんを道ずれにして、ハワイでスーさんから習った「ウルパラクア」の踊りと唄の練習を近所と家族に気を使いながら練習したのでした。
いよいよ本番当日、雲一つ無い秋空のもとテーブルにブルーシートを貼った簡単なステージ、約7〜8人の観客という環境でしたが、抜けるような青空の下でもうすっかりリラックスして唄って踊る事が出来、とっても気持いいものでした。本番終わってバザーの店を覗いていたら、踊り見てましたよ!ってあちこちで声をかけていただいたので嬉しさ半分、恥ずかしさ半分って感じでした。こんな状態でかなりハワイアンの世界にはまりこんでしまっております。
三回にわたったハワイ編いかがだったでしょうか?という訳で何事においても原点を知る、原点に帰るという事がとても大切であることを認識した次第でした。では次回までアロ〜ハ!


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