木村愛二の生活と意見 2001年2月 から分離

原潜事故でWeb刑事法廷の開廷を宣言!

2001.2.24.(土)(2019.6.20分離)


2001年 2月 22日 木曜日 10:47 AM

アメリカ大使館前での独自行動を決意!
原潜グリーンビルは酒気帯び操舵!?

 もう、いい加減にしてほしい。他のことができなくなる。またまた、広告が出た!

『週刊文春』(2001.3.1)「吐き気をもよおす米国ヤフー掲示板『原潜事故』の書き込み」「日本政府よ米軍発表を鵜呑みにするな/原潜「グリーンビル」は酒気帯び操舵だった!/スクープ!」

『週刊新潮』(2001.3.1)「『鯨ジャンプは訓練ではない』/米メディアが報じた『原潜衝突』の真相」

 さあ、いよいよ、鯨、鯨、捕鯨禁止問題に接近中。目くじら立てて、怒り狂おう。

 いわゆる右に分類されることの多い『週刊文春』の記事ですから、「吐き気をもよおす」米国ヤフーの掲示板書き込みなるものは、黄色い猿こと、鯨を食う野蛮人のジャップへの罵りでも、ございましょうか。別途、沖縄で馬鹿将軍が放った「吐き気をもよおす」罵詈雑言について、オックスフォード大辞典などによるwimpの衒学的研究を準備中ですので、私の方からも、糞ヤンキーが「吐き気をもよおす」ような侮辱を投げ付け返してやります。

 また、別途、カンプチアPKO出兵反対運動などで行動をともにした仲間から、来週末、アメリカ大使館に抗議に行かないかと誘いが掛かっています。昨年に引き続き、またもや、インターネットTV超辛口キャスターを目指す英語の演説の練習をしたいところですが、わが杉花粉症の状況を見て判断するしかないでしょう。ともかく、抗議行動の日程が決まったら、お知らせします。特に酒は悪いので、それでは寂しいので、本日の民衆のメディア連絡会の例会も、症状悪化を恐れて、さぼります。

 なお、昨年のパレスチナ問題に関するアメリカ大使館前英語演説の真骨頂は、アメリカにも友人が沢山いるとして、それ以外のアメリカ人と国家への批判だと限定し、お前らは対等の条件で地上では戦えない卑怯者、武器の優越はアメリカ大陸の強奪とアフリカ人の奴隷化によって得た資金によるもので、何の自慢にもならないのだ、という点でした。私が使った英語は、cowardsです。

 その後もcowardsは、 新大統領の下で、またもや、イラクを爆撃しました。米軍放送に入っているジョーク番組では、イラク爆撃が「ブッシュ家の伝統」(family tradition)になったと言って、その後に爆笑となりました。ふざけた連中です。


2001年 2月 22日 木曜日 9:40 PM

謝罪しないのが米国のデモクラシーなのだ

 原潜問題、米軍放送傍受情報によっても、あの図々しいアメリカ人が、ついに、困り果ててきた状況が明らかです。「わざと」とか、「酒気帯び」とか、「鯨ジャンプ」とか、週刊誌「驚愕証言」が事実なのでしょう。追撃あるのみです。

 ところが、いまだに、艦長は謝罪をせず、「米大平洋艦隊のトーマス・ファーゴ司令官」は、「『だれでも自分自身を守る権利が認められており、謝罪するかしないかは元艦長の選択次第。それが米国のデモクラシーだ』と語ったという」(『日本経済新聞』2001.2.22.夕)のです。

「米国防総省は一貫して『民間人の行動は、事故には一切関係ない』としてきた」(同2001.2.22)のも、真っ赤な嘘と判明した今、米軍主脳、あのド馬鹿イラク爆撃魔、ブッシュ二世、頭を丸めて、愛媛まで謝罪に来い!

 なお、上記の「米国のデモクラシー」なるものに関しては、その言葉の欺瞞の根源に迫る実情の解明が不可欠です。以下、昨年夏の私のmailの再録、増補によって、私の考え方を披瀝します。

 下記のメイリングリストの主催者は、狂信的なアメリカ信者で、「哲学者」と自称する今本さんとか記憶しますが、私に個人宛mailを寄越して、参加を求めてきたにも関わらず、以下の主旨の私の意見に激怒、混乱の極に達していたようなので、長居は無用と、即刻、退出しました。Web空間には、困った悪餓鬼が巣食っているものです。触らぬ神に祟りなし、と存在を無視するに限るのですが、その当時は、mailを開かずにまとめて削除する方法を覚えていなかったので、時間の無駄で困りました。最近は、受信中に発信者の名前を見て、どんどん削除できるようになりましたから、とても楽です。

2000年 8月 6日 日曜日 10:43 AM

アメリカ 民主主義とは何か?

 いわゆるアメリカ民主主義についての空理空論のほとんどは、キリスト教圏ならば「神は細部に宿り給う」、中国文明圏ならば「大鍋のスープの味はスプーン一杯で分かる」という「部分」の実情を無視した言葉の遊びです。

 部分(part)に発するparticularを「特殊」と訳し、あたかもそれが中心的な語義であるかのように思い込んでいる日本の欧米崇拝エセ学者には、民主主義の神髄は理解できません。全体は部分の総合なのです。全体の氷山の水面上の一角しか見ない議論は、物見遊山の暇つぶしでしかありません。

「近代」民主主義を考える上での基本的な細部については、明治時代の福沢諭吉でさえもが、『自由原論』と題する訳書で知っていたフランスのトックヴィユ(1805-1859)の著書、『アメリカの民主主義』、アメリカの労働力事情を論じた『資本論』1巻の最終章「近代植民論」、それを深めた『資本主義と奴隷制』などを合わせ読むと、おぼろげながら、真相が見えてきます。

 トックヴィユは、1830年代にアメリカの現地を見聞しています。現地では、共和主義と言ったり、民主主義と言ったりしているなどと、実態と表現の食い違いを指摘しています。『資本主義と奴隷制』(中山毅訳、理論社、1968)の著者は、イギリスで学び、トリニダッド・トバコの首相となったウィリアムズで、黒人奴隷の子孫です。

 アメリカ民主主義なるものは、原住民を騙し、殺し、駆逐して、ではありますが、「自由に土地を入手できる」条件の上に、黒人奴隷制を経済の基本として、初めて成り立っていたものです。トックヴィユは、その実態を、基本的には個人主義なのであると、見抜きました。歴史的に見れば、人口の10分の1の支配層の制度の一つであったギリシャ民主主義と共通する欺瞞に満ちた差別支配、軍事貴族支配の一種でしかないことが明確になります。

 ギリシャのデモスクラトスは、デモス(身体が原義)とクラトス(権力)の合成語です。自らも奴隷主の一般兵士の合議制権力と解すべきであって、発生的には「奴隷」状態を象形した「民」を主権者である思わせるような訳語は、間違いなのです。すでに、「軍事民主主義」と呼んでいる人もいます。それを、いかにも立派な政治理論であるかのように崇めたり、日本のような事実上の農奴制社会の全員向けの制度に当て嵌めようとするのは、二重の欺瞞と言うべきでしょう。


2001年 2月 24日 土曜日 8:54 PM

原潜事故でWeb刑事法廷の開廷を宣言!

 原潜問題、外務省の緊急班と海上自衛隊広報に直接、Web編集長を名乗って電話取材して確かめたところ、やはり、何らの独自調査をしておらず、ましてやロシアのようなスパイ活動など、恐ろしくて尻込みするような状況であることが判明しました。こんな連中には、機密費など、まさに豚に真珠です。

 ところが、それでも、アメリカの方は、反米感情の高まりが心配で仕方がないようです。困ったことには、私が杉花粉症で外出自粛、喉の調子も悪い時期に、謝罪の為の政府特使とやらが来るらしいのです。

 本日の『日本経済新聞』(以下、すべて同紙)夕刊によれば、「海軍制服組ナンバーツウのウィリアム・ファロン作戦副部長」とやらが「24日にも出発し、ハワイに立ち寄ってから日本入りする」とのことです。

 すでに22日の夕刊でも、「特使検討を言明」と報道されていました。本日の朝刊には、日本記者クラブで、駐日大使が「謝罪と遺憾の意を表した」とありました。

 でもでも、「御免で済むなら警察は要らない」のです。日本側が刑事告訴すべき事件です。特使は当然、私が昨年、英語演説の練習を兼ねて、パレスチナ問題で単独抗議行動を敢行したアメリカ大使館に泊まるでしょう。国際行動センターならぬ単独行動野人としては、ムズムズしてきます。一緒に行こうと誘う人もいますが、単独行動の方が、発言内容も長さも遠慮しなくて済むので、やはり、自称、昔の乞食坊主の辻説法に負けてたまるか戦法あるのみ、です。

 そこでやはり、濡れガーゼの二重マスクして、古い日曜大工道具の防塵眼鏡してでも、ドラム缶の愛称の巨大ラジカセに単1電池10本仕込んで、出掛けるかと思い立ち、とりあえず、本日の午後から、荒れ果てた喉の調子をシャンソンで試していたところですが、「24日」が日本時間ならば、今日のことではありませんか。イタリアのオペラ歌手は、生姜を喉の薬に使うとの情報を得たので、これも試したことがあります。水筒に生姜ジュースを入れて行きましょうか。

 で、ともかく、演説の草稿作りを始めますが、ますます、この問題に食い付いたわが感の鋭さを自画自賛したくなります。駐日大使は、「この説明できないような事故がどうして起きたのかを解明し、適切な償いや賠償をしていく意図がある」などとクダクダ語ったそうですが、最早、「説明」などは簡単至極です。

 米軍放送傍受情報では、「5分前」と言っていましたが、ワシントン発共同によれば、ソナーが「衝突の数分前に実習船を探知していたことが海軍の調査結果で分かった」(23)ようです。しかも、前を進んでいたのに、「上昇段階でほぼ180度方向を変えた」となれば、真反対の方向、つまりは、わざとぶつかる方向へ急旋回したことになります。

 しかも、しかも、呆れたことに、犯人の元艦長自身が、2週間前に民間テレビ、トラベル・チャンネルで、浮上時の難しさを得意げに語っていたことまでが、NBCテレビで再放送された(24夕)とあっては、最早、確信犯以外の何者でもありません。

 ただし、海上自衛隊広報の係官、出身は航空機乗りによれば、自分も動いている潜水艦が浮上して、やはり動いている船に衝突するのは、狙って出来ることではない、とのことです。そうかもしれません。すぐそばで「鯨ジャンプ」をやって見せて、驚かそうと思ったのが、当たってしまったのかもしれません。いくらかの誤差が生ずるのは当然でしょう。それなら、なおさらのことで、十分に余裕を見て、絶対に衝突しないような浮上をしなければならないはずです。

 アメリカ側は、「査問委を再延期」(23)しており、日本政府側は、赤ん坊のように指を銜えて待っているだけのようですが、私は、ここに、厳かに、Web刑事法廷の開廷を宣言します。全員、起立!