「つくる会教科書批判」の批判

2001 電子手紙集 より抜粋

2001.3.7.(水)
「つくる会」関与の教科書検定通過への抗議呼び掛けに身元確認すれど回答無しの奇怪
 御趣旨は結構ですが、「東アジアの冷戦と国家テロリズム」日本事務局というのは、どんな組織なのでしょうか…

2001.3.12.(月)
戦後平和運動のひよわさの典型として出版労連のトンデモ教科書批判の短絡を批判
 自由主義史観の連中に塩を送る気は、さらさらありません(略)しかし(略)部分だけを捉えて、いきなり「日本は悪くない」と主張しているのだと決めつけるような文脈は、いただけません…

2001.3.24.(土)
「つくる会」教科書を出版する扶桑社はサンケイ新聞の系列だからとの質問への答え
 いわゆる財界の後押しで、乗っ取られたメディアです。(略)体制側は、それだけの周到な準備を整え、重点結束方式と名付け、着実に拠点潰しを実行して、1960年安保前後の危機を乗り切った…

2001.4.16.(月)
「教科書に頼るような実践はしません」との意見に介入し阿片謀略の拙文と拙著を宣伝
 「教科書を変える」運動を起こすべきです。それが、いわゆる自由主義史観とやらの言論詐欺師に対する最強力の反撃方法(略)実教出版(略)の高校の教科書にのみ、この阿片謀略が記載…

2001.4.20.(金)
「新しい教科書」よりも特定の価値観を排除して「事実」を伝える「思想差別」の危険性
「特定の価値観を出来るだけ排除」という部分には、誰が判断するのか、最も重要な危険性があるので、異義を提出して置きます。(略)地動説のガリレオの例です。当時は無神論と同様の重罪だった「少数意見」の方が正しかったわけです…

2001.5.1(火)
文部科学省へのサイバーテロよりも「新右翼」一水会と「つくる会」教科書を語ろう
 鈴木邦男さんは、「保守派文化人の主張に危うさを感じてきた」と書いています。(略)サイバーテロ支持者とか「つくる会」粉砕論者の皆々様は、「自称革新派文化人」の主張に「危うさを感じ」たことがないのでしょうか…

2001.5.9.(水)
歴史教科書を巡る左右激突らしき議論もメビウスの帯を知らずんば場末のドタバタ喜劇でしかない
 歴史教育は、常に、その時代の支配者の神話の要素を基本とします。明治政府は「修史局」を設置して、天皇中心の日本史を構成(略)戦後の「いわゆる民主主義教育」の日本史教育は、簡単に言うと、アメリカ王朝による政治的な「修史」の…

2001.5.26.(土)
『噂の真相』「皇国史観が結実した『トンデモ教科書』検定合格」に「なぜ負けるか」と問う
 文部科学省とやらの「検定」なるものは、猿芝居(略)「トンデモ教科書」反対派は、全面的な敗北(略)問題は、むしろ逆に、その「反動勢力」の猿芝居に負けた方の側に求めるべき(略)緊急に行うべき作業は、なぜ負けたかの徹底検証…

2001.6.7.(木)
市販本『新しい歴史教科書』の議論に介入し持説「自分たちで教科書の手本を作れ」を展開
「右傾化」を問題にするのなら、自分たちで教科書の手本を(略)侵略戦争を問題にするのなら、世界史全体の侵略の歴史を網羅し、 欧米の世界侵略時代に独立を保った日本が、富国強兵、欧米に追い付き追い越せと励んだ結果として、いかに間違ったかを明確にすれば、やっと、「公平」な歴史となる…

2001.6.11.(月)
日本の教科書を正す国際キャンペーンの要望「保守派政治家や右翼の人達と語る会」に答えて
 一水会を「蝙蝠」と批判する伝統右翼の方も、1960年安保改訂、つまりは、アメリカによる実質的な占領の継続に、「なぜ右翼が反対しなかったのか」と悔やんでいる(略)ソ連の崩壊前後から、いわゆる伝統「左翼」は、反米的な発言を、あまりしなくなっている…

2001.6.28.(木)
「教科書があぶないニュース」の送り手を逆に実に「あぶない」歴史感覚のない狂信者と批判
 日本の教科書は、すべて全面的に書き直さないと「あぶない」(略) 一般人を遺棄して逃げた日本軍の高級将校、その背後の天皇制国家への糾弾を載せない教科書など…

2001.7.4.(水)
「アジア諸国からの猛烈な批判」を武器とする主体性なき偽善系の右往左往と教科書問題誤報
「『世紀の大誤報』の真実」:1982年に、教科書検定で「侵略」を「進出」に書き改めさせたと、各紙が一斉に報道し、中国や韓国からの抗議を誘発し、日本国内でも教科書問題が政治的紛争の目玉となったのですが、これが実は誤報だった…

2001.7.5.(木)
「つくる会」教科書の最大の成果は現在の教科書免責のメビウスの帯「会社擁護」編と指摘
 日教組の担当者は、現在までの教科書にも問題は多いことは自覚しており、内輪の議論にはなっているが、教科書全体を再検討せよという方針にはなっていない、と認め(略)出版労連との関係では、作っている人自身が自分の仕事を批判するのは難しいでしょう、と…

2001.7.5.(木)
ネオナチ暴力予防と称しバウネット教科書批判にミーハーするJCJ事務局の慢性左翼病患者を諭す
 、従軍慰安婦問題を利用させるような連中に、日本の教科書を語らせるなんて、実に危険なことです。その連中の不勉強な傲慢さが、またまた、反動を呼ぶことでしょう…

2001.8.4(土)
エセ紳士『朝日新聞』(2001.7.26)の『家畜人ヤプー』的ドイツ崇拝痴呆教科書特集に寒心の至り
 ドイツはイスラエルとは協議しているのに、ロンメル戦車団が荒らしまわったアラブ諸国とは協議していないのです。それで何の戦争責任追及でしょうか…

2001.8.8.(水)
つくる会教科書反対派の抗議行動うんざりと放火騒ぎにチンパンジー生態観察記録を参照
 サイバーテロを擁護したりする癖に、まるで歴史の真相を自分の頭で調べ直そうとしない烏合の衆の運動ですから、結果が暴力に成り果て(略)「手段のために目的を選ばず」…

2001.8.9.(木)
「つくる会」教科書発行元放火事件やチンパンジー生態研究参照と金魚の糞批判に悪餓鬼反発
 つまり、「造反有理」ですね。(略)いわゆる社共共闘や全共闘時代の負の遺産を居直りで引き継ぐ運動には未来がありません…

2001.8.19.(日)
1年1,000円の有料『亜空間通信』会員募集に「試供品:靖国参拝騒ぎと歴史認識議論の意外」
 「つくる会」教科書の批判だけでは駄目で、現行の教科書も駄目(略)日本の教育・略年表」にすら記されている歴史的な経過を、まるで知らない癖に喧嘩腰の議論好きの若者が激増中なのである…

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2000 WEB雑誌『憎まれ愚痴』より抜粋

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2001 「編集長日記風」 木村愛二の生活と意見 より抜粋

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2005 亜空間通信 より抜粋

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