『亜空間通信』158号(2002/02/11) 阿修羅投稿を再録

9.11.総合資料事前予約申込みを受け払込先失念謝罪に大手メディア支配批判追加

送信日時 : 2002年 2月 11日

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『亜空間通信』158号(2002/02/11)
【9.11.総合資料事前予約申込みを受け払込先失念謝罪に大手メディア支配批判追加竄】

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 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 本日早朝、「Date: Mon, 11 Feb 2002 00:31:20 +0900」発信、「予約をしたいのですが」の件名の電子手紙を受信した。内容の中心は、以下である。

「★阿修羅♪ 戦争9」に投稿された【仮題『9.11.~アフガン侵略決定的総合資料』事前予約立ち上げ資金への協力要請】で紹介された『9.11.~アフガン侵略決定的総合資料』の予約をしたいのですが、どこに料金の振込をしたらよいのでしょうか。振込先を指示してください。

 以上で引用終わり。以下が早速の返信の改訂増補版である。

 木村愛二です。

 早速の申込み感謝。実は昨日夜、この失敗に気付いていたのでした。振込先を入れた郵便局用の「払込取扱票」を同封する文書直接郵送の宣伝や、わが電網宝庫の個人書店の場合とは違って、電子手紙での宣伝の際には、「払込取扱票」の記入事項を明記して置くべきでした。 阿修羅などにも追加の投稿をする予定で以下、詳しく記します。

 必要な記入事項は以下です。

口座番号:00120-1-116813
金額:2500円×X冊分
加入者名:歴史見直し研究会
通信欄:注文内容(書名、冊数)を記して下さい。
払込人住所氏名:電話番号も記して下さい。電子手紙もあれば任意に記して下さい。

 郵送料は事前予約の場合、無料にしていますが、知人友人の分もまとめて申込んでいただければ助かります。特価の2500円ではなくて販売価格の3000円で頒布するかどうかは、そちらの自由です。これまでにも、差額を市民運動の活動資金にするために、同様の方式で百冊ほど購入してくれた友人もいました。

 なお、私は争議団時代に「物品販売」を経験して腹が座ってしまったもので、なりふり構わず、そこらのお高く止まった「作家」連中とは大違いの図々しさが身に付いてしまいました。カンプチアPKO出兵反対運動の時期には、国会前座り込みの道路でも拙著『湾岸報道に偽りあり』などを販売し、「動く書店」とか「大道芸人風」とか言われました。

 ところが、ここでも自称名探偵の先見の明を誇ると、拙著『アウシュヴィッツの争点』を出してくれたリベルタ出版の代表、田悟恒雄が朝日新聞(2002.1.28)「私の視点」に投稿し、「出版流通/差別的取引条件を撤廃せよ」と訴えているように、日本で最高に発展した大手取次の独占的支配は、事実上、言論の自由の圧殺の権化となっています。

 最早、数十年前と言った方が分かりやすい時期には、その頃、史上空前の党勢拡大の波に乗った日本共産党が、友好堂書店の網を巡らし独自の書籍取次ぎ組織を形成し始めたものですが、今は雲散霧消してしまいました。

 私は当面、それほど大きなことは望みませんが、とりあえず独自に最低限の販売ができれば、自分が納得できる著作の発表が可能になるので、その程度の数の協力者の出現、増加を期待しているのです。情報提供も含めて、よろしく御協力下さい。

 以下は全部増補。

 丁度のことで、昨日の日経読書欄の「今を読み解く」には、私が昨年、「偽の友」の一例として批判した「放送大学助教授」の肩書きの高橋和夫、元NHK職員、つまりは国営放送局の手先が登壇し、「米の蔭濃いイスラム世界」などと題する関係書の解説をしていました。

 案の定、アラブ・イスラム世界の多数派の世論については、9.11.事件を「イスラム教徒を悪者にするためにイスラエルの諜報当局が仕組んだなどという議論」とか称して、「アラブ世界に広がる無力感は、陰謀論や終末論の温床になってい」などと朝日新聞と同様に、アメリカの御先棒担ぎのデマを飛ばしています。

 では一体全体、9.11.事件の犯人は誰なのか、誰が、またはどの組織が仕掛けたのか、おい、君、ならばじゃ、君、君には、ビンラディンとかアルカイダとか、名指しで犯人を明確に断言する自信と勇気があるのかね、えっ、この屁っぴり腰の右顧左眄の言論詐欺師奴!

 どいつもこいつも、この手で「視聴者大衆」やら「読者」やらを騙しては高給を貪っている「ジャラジャラな砂利スト」ばかりなのです。なぜ、こげな言論詐欺師たちが「左」にまで溢れ出てきては、間抜けな「心情左翼」を鴨り続けることができるのかと言えば、上記のごとく、「志の仕事」などと口先ばかり達者な出版界さえも、大手取次に「資本の論理」で牛耳られ、中小出版社の倒産が相次ぐ状況にあるからに他ならないのです。

 しかし、しかし、自称「破滅型の凶状持ち」の私は、どうせ頭を下げたって大手には乗れっこないのだから、かつての東京争議団の全盛時代に、資本が労組弾圧をやり過ぎて活動家を狙い撃ちし、「虎を野に放った」と言われた状況を再現し、絶対に囲い込まれず、あくまでも「野」で、野武士、野伏せりとして戦い続けるのだぞ!

 以上。


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