『亜空間通信』726号(2004/01/27) 阿修羅投稿を再録

川口外相「劣化ウラン害ない」発言を許す重金属毒性無視・不勉強「偽の友」自称平和主義者批判

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『亜空間通信』726号(2004/01/27)
【川口外相「劣化ウラン害ない」発言を許す重金属毒性無視・不勉強「偽の友」自称平和主義者批判

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 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 わが「偽の友」批判に関しては、厳しすぎるとか、運動を狭めるとか、様々な批判があろうが、私は、まったく気に掛けていない。むしろ、すでに、はっきりと、「狷介孤高」宣言をしている。わけの分からぬ有象無象、烏合の衆などは、いくら集まっても、力になるどころか、邪魔になり、足を引っ張られるばかりなのである

 このわが「狷介孤高」宣言に至る心境について、ここでも簡単に開陳すると、私は、いわゆる東西対立、冷戦時代に、日本テレビに入社した途端に労組が結成され、組合役員となり、様々な経験をした。16年半もの不当解雇撤回闘争まで余儀なくされた。たっぷりと「身銭を切った」運動組織からは、経済的な補償はない。年金も争議で期間が千切れたから、出始めたのが遅く、極めて少額である。それでも、自前の力で戦い続けている。だから、「反体制」と称する労組や政党の幹部で、ぬくぬくしていて、まるで役に立たない連中には、まったく遠慮する気はない

 その間に、いわゆる「左」、自称平和主義者とその団体の最大のよりどころであったソ連が、ぼろぼろに崩壊した。これが「偽の友」の典型である。だから、「偽の友」に対しては、もっともっと厳しくしても、まだまだ、飽き足らないのである。

 それが理解できずに、私を非難する「お上品」な人には、同じような経験をしてみることを、お勧めするしかない。私は、「偽の友」の被害者なのである。

 劣化ウラン弾に関する批判も、同じ心境、覚悟の上でのことである。しかも、命懸けの戦いでは、いささかの緩みでもあれば、負けるのである。厳しくしなければ、我が身も危ないのである。

 本日(2004/01/27)、阿修羅戦争47掲示板には、以下の投稿が出現した

---------- 引用ここから ----------
「劣化ウランの危険ない」は重大な事実誤認 川口外相の無責任発言に「資質」問う声 同志社大講演の波紋[日刊ベリタ]
http://www.asyura2.com/0401/war47/msg/206.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 1 月 27 日 02:00:14:dfhdU2/i2Qkk2

2004年01月26日 19時06分38秒 (JST)

【京都26日=三木眞】川口順子外相が1月17日に同志社大学で行った講演会で、学生がイラクにおける劣化ウラン弾の問題に関して質問したのに対し、「政府としては、劣化ウランの危険度は健康に影響を及ぼすものではなく、非常に危険であるというふうには国際的には判断されていない」と回答したが、この回答は国際機関による最近の調査報告を無視した“虚偽答弁”であることが26日分かった。...
---------- 引用ここまで ----------

 このような政府筋への批判的な投稿者でも、いまだに、劣化ウラン弾が、戦車などに激突し、超高温で灼熱、燃焼した結果、セラミック状の酸化ウランの微細粉末になり、それが即効性の重金属毒性を発揮し、吸い込んだら、肺炎になり、ぼろぼろの状態で、死に至ることを、知らずにいるのである。

 多くの者が「知らずにいる」原因は、もとより、情報媒体、大手メディアの好い加減な商業主義、NHKの国営主義にあるが、大手メディアを批判して、いい気になっていれば、それで済む話ではない。「批判的な」立場を自称する者自身が、自分で、言い逃れのできない証拠を集めて、突き付けて、大手メディアにも報道させ、政府筋を追及し、劣化ウラン弾を使うアメリカを締め上げる力量を発揮するしかないのである。

 私は、この問題を中心課題としているのではないし、超多忙ながらも、やむなく、これまでの劣化ウラン弾の重金属毒性に関するわが記事を、以下の批判記事リンク集にまとめた。最初の記事の末尾には、『週刊プレイボーイ』(1999.11.16)とあるから、今から、4年と2ヶ月以上も前のことである

---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/iraq-uran.html
『憎まれ愚痴』劣化ウラン弾の重金属毒性・無視・無知・不勉強・批判記事リンク集

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku724.html
http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/923.html
『亜空間通信』724号(2004/01/19)
【劣化ウラン害ない外相に放射能のみ固執の双方言論詐欺が罷り通る日本は平和惚け非科学阿呆天国】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku654.html
http://asyura.com/0306/war38/msg/784.html
『亜空間通信』654号(2003/08/29)
【酸化ウラン・セラミック・重金属・毒性の検索で2年前発行パンフ発見に想いなかば】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku652.html
http://asyura.com/0306/war38/msg/643.html
『亜空間通信』652号(2003/08/22)
【劣化ウラン弾批判運動が疫学知らぬと驚き電網調査でさらに驚く似非紳士朝日の重罪】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku651.html
http://asyura.com/0306/war38/msg/603.html
『亜空間通信』651号(2003/08/21)
【アメリカ劣化ウラン弾に手加減する「偽の友」批判「獅子は兎を屠るにも全力を以てす」】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku643.html
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/1061.html
『亜空間通信』643号(2003/08/03)
【8/6広島平和宣言に間に合うか否か劣化ウラン重金属毒性メディア不勉強の責任重大】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku642.html
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/1016.html
『亜空間通信』642号(2003/08/02)
【米兵劣化ウラン禍続々報:米軍事ワクチン教育センターAP記事まであれば報道せぬは犯罪なり】

注:当初はVaccineを原意に基づき「免疫」としたが一般向きにあえて片仮名語に変更

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku640.html
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/884.html
『亜空間通信』640号(2003/08/01)
【イラク米兵劣化ウラン症・死者報告の裏に住民被害あり重金属毒性不勉強メディア報道注意】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku633.html
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/473.html
『亜空間通信』633号(2003/07/25)
【バグダッド空港周辺米兵が大量投下劣化ウラン弾に起因か「奇病」激発の痛烈皮肉】

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 以下は、劣化ウラン弾に関しての、わが電網宝庫の最古の記録である。以下の特集の中で、ユーゴ空爆に論及した最初の記事の日付け、1999年3月22日から数えて、間もなく5年目になるが、この間の特集の正面玄関への訪問者の電子記録、ヒット数は、6,730に達している。

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http://www.jca.apc.org/~altmedka/yugo.html
ユーゴ戦争  報道批判特集

http://www.jca.apc.org/~altmedka/play-11.html
NATOが撃ち込んだ劣化ウラン弾という悪魔(Playboy-11)

 ユーゴ戦争でアメリカ軍が劣化ウラン弾をふんだんに使ったことは、かなり広く知れ渡った。湾岸戦争での使用に関して少しずつ知られ始めていた情報の土台があったからだ。だが、その毒性に関しての研究はまだ日が浅い。誤解も多い。

 劣化ウランの「劣化」の原語、depletedが本来、「からになった、消耗した、枯渇した」の意味であることも、一般には知られていない。自然のウラン鉱石から核兵器や原子力発電に使われるウラン235を可能な限り抽出した残り滓で、安定度の比較的に高いウラン238がほとんどだから、放射能は比較的少ない。もちろん、放射能の毒性もあるが、水銀、鉛、カドミウムなどで周知の重金属としての毒性の方も、非常に強いようである。ところが、そのデータが不十分なのをもっけの幸いとして、塵状の劣化ウランが含まれる場所を普通のガイガーカウンターで調べてみせては、「劣化ウラン弾による放射能汚染はない」と称するアメリカ国防総省発表を、日本の大手メディアが、そのまま流したりしているのが実情である。ただし、弾丸そのものに直接カウンターを当てると、かなり強い音が出るようである。

 以下に紹介する『週刊プレイボーイ』の場合には、この点だけでなく、「空気中の塵と混じって放射能を帯び始める」という間違いもある。しかし、大筋として、アメリカ軍が、自ら知りつつ、この「悪魔の兵器」を、まったく無抵抗のユーゴ人に投げ付けた事実は、まさに史上空前の残虐行為として糾弾されなければならない。

『週刊プレイボーイ』(1999.11.16)
《迷走のアメリカ》
『ユーゴ空爆』編第11回
NATOが撃ち込んだ劣化ウラン弾という悪魔

イラクでも使われた“あの弾丸”が再びユーゴでも…
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 以上。


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