『亜空間通信』643号(2003/08/03) 阿修羅投稿 を再録

8/6広島平和宣言に間に合うか否か劣化ウラン重金属毒性メディア不勉強の責任重大

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『亜空間通信』643号(2003/08/03)
【8/6広島平和宣言に間に合うか否か劣化ウラン重金属毒性メディア不勉強の責任重大】

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 あれ、れっ、またもや夏休み吹っ飛ぶ「劣化ウラン重金属毒性メディア不勉強の責任重大」なり。

 本日(2003/08/03)、夕闇に紛れての散歩の時間を割いて、野暮な通信を発するのやむなきに至れり。ついつい、夕食後に、ちょっと覗いた阿修羅戦争37掲示板の下の方に、以下の投稿があるのを、発見してしまったのである。

 このところの執拗な「荒らし」投稿が「削除」されたので、それを確認しながら、ついつい、かなり下の方まで繰り繰りしてしまったのである。

---------- 引用ここから ---------- 
「作らせず、持たせず、使わせない」の「新非核三原則」打ち出す秋葉忠利市長の広島平和宣言 劣化ウラン弾を使用した米国を批判 北朝鮮の核保有問題にもふれる(共同通信)
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/918.html
投稿者 ヨムニ 日時 2003 年 8 月 02 日 03:25:02:

「新非核三原則」打ち出す広島平和宣言(共同通信)
 広島市の秋葉忠利市長は1日、原爆の日の6日に、平和記念式典で読み上げる「平和宣言」の骨子を発表した。
 イラク戦争や核情勢が緊迫化していることに強い危機感を表明。日本政府に対し「作らせず、持たせず、使わせない」とする「新・非核三原則」の世界共通ルール化やアジアの非核地帯化に取り組むよう求めている。
 宣言は、今年3月に国際世論を押し切る形でイラクを攻撃し、劣化ウラン弾を使用した米国に対し「罪のない多くの子ども、老人を殺し、自然を破壊し、何十億年もぬぐえぬ放射能汚染をもたらした」と厳しく批判。
 また、米国が小型核兵器開発の方針を打ち出したことや北朝鮮の核保有問題などを憂慮。ブッシュ大統領や金正日総書記に広島を訪問し、核戦争の現実を直視するよう求めている。
[8月1日11時53分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030801-00000074-kyodo-soci


「法の支配」「和解」強調 広島平和宣言骨子 '03/8/2(中国新聞)
[中略]
昨年・2002年の平和宣言
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/peacesite/Japanese/Stage3/S3-2J.html

アメリカ政府は、「パックス・アメリカーナ」を押し付けたり世界の運命を決定する権利を与えられている訳ではありません。「人類を絶滅させる権限をあなたに与えてはいない」と主張する権利を私たち世界の市民が持っているからです。
---------- 引用ここまで ----------

 上記の最大の問題点は、「劣化ウラン弾を使用した米国に対し」「罪のない多くの子ども、老人を殺し、自然を破壊し、何十億年もぬぐえぬ放射能汚染をもたらした」と「厳しく批判」と言う部分である。

 発信者の共同通信の記者も、これを始祖のまま掲載した中国新聞も、「厳しく批判」という表現で、かなり頑張った積もりであろう。しかし、ここには、「劣化ウラン」の「重金属毒性」への言及が欠けているのである。

 ああ、あ、と私は、しばしの嘆息、仕方なく、またしても、憎まれ愚痴を、連ねる羽目に陥ったのである。

 私は、2日前に、以下の通信を発したばかりである。

---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku640.html
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/884.html
『亜空間通信』640号(2003/08/01)
【イラク米兵劣化ウラン症・死者報告の裏に住民被害あり重金属毒性不勉強メディア報道注意】

[引用記事略]
(2003年7月10日毎日新聞朝刊から)

 この記事の記述には、劣化ウラン弾の重金属としての化学的毒性が記されていないが、その理由は、記者本人やメディアの不勉強だけでなく、日本の核、原発などの反対運動の不勉強にもある。湾岸戦争直後の予備知識の欠如による彼らの告発の不備が、いまだに引き継がれているのである。アメリカは、放射能測定の結果が低いから、それで突っ張り続ける。毎日新聞には電話した。困ったことだし、また憎まれるが、仕方がない。メディアを教育しなければならない。

 メディアとか記者とかも、想えば気の毒なのである。明治時代なら、やくざとか、水商売並みの仕事だったのに、偉っそうに「社会の木鐸」などと自慢する傲慢な先輩がいたばっかりに、しかも、事実、社会的な影響が大きくなり過ぎたが故に、過大な期待を一身に背負って、恥をかき続けるしかない羽目に陥り、成れの果てになり下がってしまったのである。

 しかし、甘やかすわけにもいかないので、私は、すでに2年半前にも、以下の電子手紙を発し、わが電網宝庫にも収めて続けてきた。このわが電網宝庫記事も、下記の検索、「劣化ウラン、重金属、毒性」で出てくる。

---------- この通信の中での引用ここから ---------- 
http://www.jca.apc.org/~altmedka/d-1-1-25.html
電子手紙の送信日付け順・注釈付き一般公開文書館

2001.1.25.(木)「国連情報誌SUN」がユーゴ戦争の劣化ウラン弾使用の被害で「重金属毒性」報道
送信日時 : 2001年 1月 25日 木曜日 11:28 PM
件名 :ユーゴの劣化ウラン被害で「重金属毒性」報道
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 最後の日付は、今から2年半前である。少なくとも、2年半前には、国連が、「劣化ウラン弾」の「重金属毒性」を認める情報を流しているのである。

 しかし、しかし、日本の大手メディアが、何度でも報道しなければ、被爆地の広島市の市長、もしくはその部下たちの頭の中にも、こういう問題が、棲み着かないのである。私は、またまた敵を増やすのは承知の上で、再び、三度(みたび)、同じ台詞を繰り返さざるを得ないのである。ああ、ほんに、因果なことである。

 8月6日まで、あと3日、間に合うか否か、ともかく、憎まれ愚痴を発信する。

 以上。


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