『亜空間通信』1062号(2005/07/26) 阿修羅投稿を再録

NHK「番組改変」朝日2頁超巨大「検証」記事「読者の皆様へ」徹底検証せざるを得ず不愉快至極

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『亜空間通信』1062号(2005/07/26)
【NHK「番組改変」朝日2頁超巨大「検証」記事「読者の皆様へ」徹底検証せざるを得ず不愉快至極】

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 昨日からの阿修羅政治板などの議論を伝え聞いて、わが電網宝庫(ホームページ)読者が、朝日新聞7/25朝刊の丸々2頁を費やした超巨大な「検証」記事、「読者の皆様へ」を切り抜いて、わが家に届けてくれた。

 行き掛かり上、徹底検証せざるを得ず、仕方なしに、克明に読んだが、ご都合主義の誤魔化しが多すぎて、不愉快至極になった。

 まずは、これだけの超巨大な記事を掲載するのは、それだけ、朝日新聞が、世間から、疑惑の目で見られているからである。

 朝日新聞の定期購読者は、「皆様へ」などと書かれても、迷惑千万であろう。

 最初に唯一、評価をして置くと、3段、全部で42行分の極端に小さな「メモ」欄に、「4夜シリーズ」とあり、「女性国際戦犯法廷」の「判事団には国連の旧ユーゴ国際戦犯法廷の元所長らが就き」とあったことである。

 以上の内、「行き掛かり上」、「4夜シリーズ」、「事団には国連の旧ユーゴ国際戦犯法廷の元所長ら」に関しては、非常に複雑な問題点があるが、とりあえず、以下のわが電網宝庫(ホームページ)特集リンクの存在を示す。

 私は、これだけ、この問題を論じてきたのである。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/nhk-josei.html
特集:NHK放映「戦争をどう裁くか」
4回シリーズの問題点

[中略]

「従軍慰安婦」問題に見る「メビウスの帯」断章
(その01)「日記風」2000年5月分より「従軍慰安婦」問題の関連部分のみ抜粋
(その02)「日記風」2000年6月分より「従軍慰安婦」問題の関連部分のみ抜粋
(その03) 2001年4月の電子手紙よりNHK「戦争を裁く」改変事件をさらに裁く部分のみ抜粋
(その04)「ホロコースト」「ユーゴ民族浄化」「百人斬り」嘘の因果は巡るメビウスの帯
(その05) 歴史は物語か実録かNHK戦争裁判の喜劇に見る「講釈師、見てきたような嘘を言い」の枠組
(その06) 続:NHK戦争裁判の大いなる錯誤/因果は巡るNHK戦争裁判メビウスの帯2

(以下は『亜空間通信』)
988号(2005/03/26)【NHK「従軍慰安婦」番組放映直後のわがホロコースト批判連続投稿を一般公開文書館で発見し再録】
970号(2005/02/15)【NHK従軍慰安婦番組改変騒動の火元の女性国際戦犯法廷は不勉強で思い込み「偽の友」左翼の典型】(その2.被告側の調査報告)
969号(2005/02/15)【NHK従軍慰安婦番組改変騒動の火元の女性国際戦犯法廷は不勉強で思い込み「偽の友」左翼の典型】(その1.被告側の調査報告)
968号(2005/02/13)【NHK「従軍慰安婦」番組改変騒動は思い違い平和主義こと平和売人が憎悪商人となる悲喜劇の象徴】
965号(2005/02/11)【NHK番組改変劇「暗黒の5日間」(魚住昭)とNHKvs.朝日メディアの自殺(文藝春秋編集部)激突】
964号(2005/02/10)【NHKに「戦争をどう裁くか」の全部の複製を実費で引き渡せと求める訴訟を2/10東京地裁に提出】
963号(2005/02/09)【NHK「従軍慰安婦」女性国際戦犯法廷はホロコーストの嘘洗脳シオニスト大量虐殺犯罪の手先】
961号(2005/02/08)【NHK「従軍慰安婦」番組問題は週刊現代「福田vs.安倍バトル」凄惨情報により伏魔殿の謀略の様相】
960号(2005/02/06)【NHK・自民批判は結構だがシオニストの手先で罪刑法定主義無視の国際戦犯法廷礼賛者は滑稽至極】
959号(2005/02/06)【受信料支払い停止提案が東大教授から出たのはNHK抜本改革絶好の機会で電波主権者市民決起せよ】
958号(2005/02/04)【NHKに告ぐ:放映番組常時公開せよ!当面は話題沸騰の4回シリーズの3回目ユーゴ問題で提訴する】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku935.html
『亜空間通信』935号(2005/01/13)【好戦派の安倍晋三に追い討ちを掛ける雑誌記事3つの震源は季刊『真相の深層』04夏2号の特集】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku936.html
『亜空間通信』936号(2005/01/14)【「女性国際戦犯法廷」には複雑な背景問題あれどNHKに自民圧力内容変更暴露は怪我の功名の評価】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku938.html
『亜空間通信』938号(2005/01/15)【従軍慰安婦NHK自民圧力改竄報道は朝日似非紳士面目躍如で米帝の謀略荷担廉恥心無し】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku940.html
『亜空間通信』940号(2005/01/19)【ホロコースト大好き不気味教授がNHK政治介入批判記者会見・討論会発言者で直接ニコヤカ挨拶】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku942.html
『亜空間通信』942号(2005/01/20)【平和売人のお粗末の典型が今話題の女性国際戦争犯罪法廷で靖国合祀A級とBC級戦犯の日付混同】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku942.html
『亜空間通信』942号(2005/01/20)【平和売人のお粗末の典型が今話題の女性国際戦争犯罪法廷で靖国合祀A級とBC級戦犯の日付混同】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku943.html
『亜空間通信』943号(2005/01/21)【週刊新潮1/27記事は似非紳士朝日破落戸記者2号本田雅和批判の実感の籠もった傑作で必読】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku944.html
『亜空間通信』944号(2005/01/21)【アメリカの侵略戦争提灯持ちを反戦と勘違いする無知蒙昧不勉強の朝日新聞読者に呆れ果て慨嘆!】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku948.html
『亜空間通信』948号(2005/01/25)【『女性国際戦犯法廷』めぐる経緯の時系列と人名などの調査報告が電網に「転送可」として出現】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku949.html
『亜空間通信』949号(2005/01/24)【NHKへの安倍晋三ら自民党閣僚の政治介入説は時系列の経過を見て検討すると不可能で報告が正解】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku951.html
『亜空間通信』951号(2005/01/25)【NHKと朝日新聞「政治介入」抗争は落ち目のナベツネ読売を尻目のメディア政治権力主導権争い】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku954.html
『亜空間通信』954号(2005/01/29)【NHKvs.朝日新聞の醜い争い猟奇報道合戦は火種「女性国際戦犯法廷」猿芝居の仕掛け調べぬ空中戦】

 しかも、朝日新聞の2頁超巨大「検証」記事「読者の皆様へ」には、以下、電網(インターネット)上の記事の主要部分とURLのみを示すにとどめるが、重大な欠落がある

《右翼の車が会館の外に来ていて、警察が出動する騒ぎとなり、1000人を越す私たち傍聴人に、出入りに気をつけるようにとのアナウンスがありました》
《朝日新聞には毎日、多少とも記事が載っていた》
http://www.pauline.or.jp/experi/experi120.html
シスターの「こんなとこ行った!」「こんなの見た!」
[後略]

 NHKの番組になる前に、前年の模擬法廷の段階で、「右翼の車」が出ていたことと、朝日新聞が、最初から入れ込んでいたことが、抜けているのである。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku948.html
http://www.asyura2.com/0411/senkyo7/msg/888.html
『亜空間通信』948号(2005/01/25)
【『女性国際戦犯法廷』めぐる経緯の時系列と人名などの調査報告が電網に「転送可」として出現】

[中略]

《右翼からの圧力を教養番組部の担当者が頻繁に口にし始める。

【2001年】
1月19日

 NHKではそれまでは稀だったシリーズ2回目の最初の吉岡民夫教養番組部部長試写が行われる。ここで、部長より様々なダメ出しが行なわれた。激怒したとも伝えられる。これにより、VTRは「民衆法廷」のみの方針は変更され、海外の法廷情報も加わった。

1月20日
 右翼団体から抗議のFAXがNHK教養番組部部長宛に送られる。プロデューサーの自宅にも抗議や脅迫電話があった(衆議院総務委員会で明らかに)

1月24日
 シリーズ2回目の第2回目の部長試写が行われた。教養番組部部長のほか、局やNEP21からも参加した。部長よりここでも修正箇所が指摘される。加害者証言、対談部分の米山氏の発言も否定される。ここに至り、DJ側の担当ディレクターは、以後の作業はNHKの方でお願いしたい、旨、述べる。天皇有罪の判決(ナレーション)、加害者兵士の証言、法廷主催団体の基礎的な情報も削除される。

1月26日
 松尾放送総局長と伊東律子番組制作局長が試写(読売・05年1月20日)

1月27日
 NHKに右翼団体が抗議行動。街宣車も。

1月28日
 NHKに右翼団体が抗議行動。

 1月30日オンエアの『戦争をどう裁くか』第2夜『問われる戦時性暴力』(22時~22時40分)に関して、急遽、秦郁彦氏のインタビューが撮影・挿入される。

 その後も、この日の夜中から30日のオンエア直前まで手が加えられた、と言われる。

 シリーズ2回目の改変だけでなく、この日あったシリーズ3回目(DJ坂上香ディレクター)の局長レベル試写会の後、「公聴会」開催のナレーション、女性国際戦犯法廷のテロップ、元「慰安婦」が映っている場面、説明ナレーションのカットなどが行なわれた。》

[後略]

 朝日新聞の主張の「政治家の圧力」なるものの始まりは、日時が不確かなのであるが、1月30日の放送日の前後である。その時点から、「改変」の動きが始まったという「物語」になっている。

 ところが、NHK内部での「試写」、担当部長の「激怒」などは、1月19日から始まっていたのである。

http://www.asyura.com/sora/bd16/msg/709.html
坂上香「私が見たNHK番組「改編」と過剰な自主規制」(上)『創』2002年1・2月号より
投稿者 YM 日時 2002 年 2 月 17 日 23:25:09:

『創』2002年1・2月号
 坂上香「私が見たNHK番組「改編」と過剰な自主規制」
 改編が問題となったETV2001「シリーズ戦争をどう裁くか」の担当ディレクターだった筆者が、当事者として見聞きした事件の詳細な経緯を、退社後のいま、初めて明らかにする!

[中略]
《右翼からかかった圧力

今回の問題が、一部の新聞・雑誌などで報じられているように、右翼もしくは自民党による圧力が直接原因だったか、私にも確証はない。しかし、いずれにせよ、そういったものを強く意識しての過剰な自主規制であったことは間違いない。

右翼からの圧力について、教養部の担当者が頻繁に口にし始めたのは、12月の撮影後の構成会議からだった。ニュースが「法廷」を取り上げたことに対して、右翼団体が電話やFAXで執勘にクレームをつけてきたということに始まり、年が明けると、教養部のC氏の自宅にまで嫌がらせが及んでいるという話を耳にした。ある日の試写では、右翼団体のチラシが教養部から回された。ETVの放映中止を求める決起集会についてだったと記憶している。私は右翼による圧力が日に日に激化しているのを感じていた。

部長試写は、こういった緊張状態の中で行われたのである》。

[中略]

《教養部の部長試写が行われる、と聞かされたのは、1月に入ってからだった。私はNHKの別番組の取材で米国に出張だったため、1月19日に行われた最初の部長試写には立会っていない。しかし、滞在先に報告が入り、大きくモメたことは聞いていた。

「法廷との距離が近すぎる」「企画と違う」「ボタンのかけ違いは修正できない」「お前らにハメられた」「このままではアウトだ」等々。部長は激怒し、番組そのものを否定するような指摘をしたという。しかし、具体的な改善点が全く提示されなかったため、関係者間で部長の意向を推測しながら、修正点を検討する他なかった。その結果、「VTR部分は法廷内のみ」という当初の編集方針をやめ、海外の「法廷」に関する報道などを加えることになった。編集方針の変更にともなって、アナウンサーのコメントの撮り直しも行われることになった。

1月には2回目の部長試写が

1月24日、2回目の部長試写が行われ、私も参加した。教養部の部長の他に、局やNEP21から数名が加わった。彼らは部長に同調したり制作スタッフをなだめたりする役回りのようで、部長の顔色を始終窺っているのが印象的だった。

ここでも再び、部長によって番組の趣旨が完全否定された。「全く変わっていない」「これじゃ出来レース(結果がすでにわかっているという意味だと思われる)」「完全なボタンのかけ違え」……。前回と違ったのは、部長からの具体的な修正案が幾つか出されたことである》。

 以上、問題点の概略を示すだけでも、かなりの長文になる。不愉快至極になるのは、当然である。

 すでに、朝日新聞の「印象操作」という批判も出ている。自民党とNHKが「悪」で、朝日新聞は「善」だという「こっちの水は甘いよ!」、の印象で、「心情左翼」の読者を食い物にするのが、商売なのだが、ここまでくると、「盗人の居直り」の感がある。

 朝日新聞の定期購読者は、自分たちが、いかに、なめられているかに気付くべきである。目覚めよ!

 「正義を売る商店」(目下、裁判でも係争中の講談社『ヴューズ』記事の表現)に付き合うのは、もう、もう、うんざりである。

 以上。


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