WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

  • HOME
  • >
  • インタビュー

インタビュー

パレスチナ人人権活動家

アビール・ザイヤードさん

  • 2026.5.15
  • 聞き手…清水さつき
  • 撮影…清水さつき

アビール・ザイヤードさん

(c)ふぇみん

東エルサレムで生きることが抵抗

パレスチナ・ガザへのイスラエルによる攻撃は停戦合意から半年以上がたつ。だがイスラエル軍の断続的な攻撃により犠牲者は増加。そんな情勢の中、2月にヨルダン川西岸の東エルサレムから、女性支援の活動家で考古学者のアビール・ザイヤードさんが来日し、各地で講演した。  世界遺産である旧市街も東エルサレムにあり、ユダヤ教・キリスト教・イスラームの聖地を擁するこの場所で、ザイヤードさんは生まれ育った。

 

東京の講演に、ザイヤードさんは彩り美しいパレスチナ刺繍の衣装で登場した。  東エルサレムはガザや西岸とは占領政策が異なる。エルサレムにはイスラエル人も住むため空爆はない。しかし、イスラエルは「不可分の首都」として東エルサレムを事実上併合しており、パレスチナ人をさらに追い出そうとしている。イスラエル警察や軍、極右の入植者が銃を手に見回り、何の咎もないパレスチナ人を撃つ。ザイヤードさんも逮捕や銃撃された経験があると言った。また、東エルサレムのパレスチナ人は、実効支配するイスラエルからエルサレムの「一時的居住者」というIDを与えられ、法的に不安定な立場にある。

 

 「1967年の第3次中東戦争で、イスラエルがエルサレムを占領して以降、居住者に家屋の建築や修繕にも許可を出さない。許可なく建築や修繕をすると違法となり、家屋破壊命令が出される。2025年は538軒が破壊され、1700人以上が家を失いました」と憤る。  東エルサレムに居住するパレスチナ人の7割が貧困だが、物価上昇や増税も進む。また就労も困難だ。特に女性は教育の機会が制限されていて、家計を助けるために働くにしても賃金は低い。

「家屋破壊の被害者の多くが女性と子どもです。エルサレムは家賃が高く、親族の家に身を寄せると、親族からの性暴力が起こることがあるが、表面化することがない」

              続きは本紙で...


アビール ザイヤード

1976年パレスチナ・東エルサレムの旧市街で生まれ育つ。大学で考古学を学び、研究を続ける。2007年に東エルサレムのシルワン地区で「シルワン・アットゥーリ女性センター(AWC)」を立ち上げ、事務局長に就任。

【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月800円、3カ月2400円
 6カ月4800円、1年9600円
【 振込先 】
 郵便振替:00180-6-196455
 加入者名:一般社団法人婦人民主クラブ
このページのTOPへ