
(c)前田光代
8月27日に様々な障害のある当事者114人が、高市首相宛てに軍拡と戦争に反対する手紙を書き、高市首相に手渡した。この「お手紙アクション」を呼びかけたのは、「さよなら優生思想女性障害者の会」。手紙には、「戦争が始まれば、真っ先に犠牲になり、社会から切り捨てられるのは障害者だ」等、切実な思いが綴られる。 会の問い合わせ窓口や、手渡した後の記者会見の司会を務めていたのが、山本奈緒子さん。脊髄性筋萎縮症(SMA)の当事者だ。
「高市首相に手渡しできたのはすごいこと。でも、首相は持論を一方的に話すだけで、私たちの訴えをまともに聞かなかったし、『優生思想に断固として立ち向かう』と言いながら、移動が難しい全国の障害者のための当日の配信や、聴覚障害者のための文字通訳を断りました。福祉を削って莫大な防衛予算を一体何に使うのか、何を始めようとしているのか。怖いです」
養護学校に通っていたが、小学6年生から地域の小学校の特別支援学級に、中学は地元の学校へ。「私の地域は介助員制度があって。でも教室が4階にあったり、とにかく教室移動が大変だった。ぽつんとしていることも多かったけど、それでも小さい頃から障害者と健常者が一緒に遊んだり学ばないと、社会に出て初めて障害者に出会って一緒に生きようなんて言われても無理がある」
通信制の高校を卒業後20歳の頃、テレビで、地域で自立生活を送ったり、出産・子育てをする障害女性の番組を見た。「家で親の介助を受けていると、親の予定に合わせる生活。早く家を出たい!」
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