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2024年米大統領選でトランプ再選が決まると、「お前の体はオレが決める」というスローガンが広まり、日本でも日本保守党党首百田尚樹氏が「(女は)30歳超えたら子宮摘出」と発言。12月には緊急避妊薬の薬局販売化がなかなか進まない中、ED(勃起不全)薬が時短スキームで薬局販売化が検討されると発表があった。
今こそSRHR(性と生殖に関する健康・権利)のために声を上げようと、12月13日夜、東京駅前で開催された「私のからだデモ」に約280人が集まった。全国13カ所で呼応アクションが開かれ、Youtube配信は1500人が視聴した。呼びかけ人は、エトセトラブックスの松尾亜紀子さん、「#なんでないのプロジェクト」の福田和子さん、哲学者の髙井ゆと里さん。
寒空の下、次々と熱いマイクトークが繰り広げられた。髙井さんは「この国の法律や政治は『女の身体』とみなしたものに好き勝手なことを言い、管理する」と指摘した上で、「権力が一人一人の身体に降りかかる仕方は少しずつ違う。違いを丁寧に考え、一緒に壁を取り払っていきたい」と発言。続いて様々な立場の人がトークに立ち、違いに思いを馳せ連帯することの大切さを確認した。障害女性、移民労働者、軍事基地のせいで性の安全を脅かされている沖縄の人、トランスジェンダー、セックスワーカー、部落出身の人、在日外国人、刑務所収監者…。
この日のために作られたコールを参加者が高らかに歌い上げた。「私のからだは私のもの。お前が決めるな。決めるのは、わたしだ!」 ●編集部
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