
今年2月の衆議院議員選挙では高市首相率いる自民党が大勝した。 能條桃子さんは「この選挙の正当性を問うことから始めるべきです」と語る。そして「女性にも広く人気があるのは、それだけ女性というだけで排除や抑圧に遭う社会だということの裏返し。でも高市首相が選択的夫婦別姓や同性婚に反対し、家族主義の維持や反ジェンダー平等を掲げてきたことを考えれば、ジェンダー平等政策を期待できないですよね。こういう時だからこそやるべきことは大きいです」と力強く話す。 能條さんは2019年に、若者の政治参加を促し、声を政治に届ける「NO YOUTH NO JAPAN」を設立。22年には、政治分野のジェンダー不平等を解消するため、ジェンダー平等実現を目指して地方議会議員に立候補する20代・30代の女性(トランス女性を含む)やノンバイナリー、Xジェンダー等の人を増やし、横につなぎ、支援する「FIFTYS PROJECT」を立ち上げた(本紙22年12月15日号)。「NO YOUTH…」のインスタグラムのフォロワーは11万人を超え、23年の統一地方選挙では、PROJECTから29人が立候補し24人が当選。着実に政治のすそ野を広げ、景色を変えてきた。
「 転機は大学生の時に留学したデンマーク。友人らはポップコーンを片手に普段から政治について語り、選挙の投票率は80%超え。政党が若者の声を集約する仕組みもあった。「日本の政治家はおじさんばかり。みんな政治に無関心」と話す能條さんに、友人は「国民と政治家は鏡。良い政治家がいないということは良い国民がいないということ。あなたは政治のために何かした?」。 「小さい時から、社会は誰が作っているのかと考えていたんです。この社会を作っているのは私たちだ!と言える社会にしたいと思いました」
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