WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

  • HOME
  • >
  • インタビュー

インタビュー

本紙4コマ漫画「ゆりばら!」の漫画家

竹内佐千子さん

  • 2024.6.5
  • 聞き手・撮影…柏原登希子
  • 顔イラスト…竹内佐千子

>竹内佐千子さん

(c)柏原登希子

今、晴れやか。ずっと漫画を描きたい

ふぇみんに連載中の竹内佐千子さんの4コマ漫画「ゆりばら!」が、5月15日号で連載500回となった。連載開始は2009年4月5日号。  「こんなに等身大の私を描いている漫画、他にないんじゃないですかね」と竹内さん。イケメンの追っかけが大好きな四十路レズビアン「さちこ」の日常を独特のタッチとユーモアで描く「ゆりばら!」の記念すべき500回目は「乳の下とお腹の間の汗が気になる?」。

 

  実は連載をお願いした当時、竹内さんはトランスジェンダー男性カイ君と交際しており、2人の日常を描いてほしいと私が竹内さんに依頼した。が、連載開始からほどなく、竹内さんたちは破局。焦る竹内さんに、竹内さん自身の日常を描いてくださいとお願いしたのだった。

「連載が始まった時は26歳。15年たって一番変わったのは…性欲ですかね。あと20代の頃は自分は社会の一員になれないと思ってたんですが、生きてるだけで社会と関わっていかないといけないとわかって、だったらなんか言ってやるぞ、と思えた。  タイトルは、ゆり=レズビアン、ばら=ゲイ、の象徴として当時名付けたけど、今のセクシュアリティーの多様性から考えるとちょっと…。ただの花の名前ですよ!ってことで」

芸術系の高校、大学と進学し、大学ではアニメーション製作を学んだ。大学3年生になって就職説明会が開かれ、そこで「職業適性診断」が配られた。  「心理テストみたいなもので就職を決められるのかと思ったらすっごくイヤになっちゃって、会場を出てきちゃったんです。でも帰り道に、就職できない、なんとかお金を稼げる方法を探さないと、と思って。そこから漫画を描き始めたんです」

        続きは本紙で...


たけうち さちこ

1982年東京都生まれ。漫画家。2005年に『ハニー&ハニー 女の子どうしのラブ・カップル』でコミックエッセイプチ大賞受賞。著作に『くされ女子!』『2DK』『わたしが女の子を好きになった日』『これからは、イケメンのことだけ考えて生きていく。』ほか多数。

【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月800円、3カ月2400円
 6カ月4800円、1年9600円
【 振込先 】
 郵便振替:00180-6-196455
 加入者名:一般社団法人婦人民主クラブ
このページのTOPへ