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私たちの困難、生きづらさ、痛み、苦しみに支援が回ることなく、今、防衛費を倍増するための増税は、あっという間に決まってしまいそうだ。 それもそのはず、日本の政治分野におけるジェンダーギャップ指数は146カ国中139位。国会議員全体の女性比率は15・4%、地方自治体議員の女性比率はどの世代でも20%以下だ。多様性のない議会構成が歪んだ政策を推し進める。
来年は4年に1度の統一地方選挙がある。もうすでに各地で女性たちが動き始め、政治を変えようとしている。 今年9月、地方議会における20代30代の女性議員の比率を3割にしようと、「FIFTYS PROJECT」が立ち上げられた。20代30代女性(トランスジェンダー女性等を含む)の立候補を後押しし、支援する同PROJECTの能條桃子さんと、副代表の福田和子さんに話を聞いた(2面)。
11月27日には、統一地方選挙の立候補予定者らに向けた選挙準備キャンプが都内で開かれ、全国各地から立候補予定者らが集まった。みな選挙は初挑戦だが、自分が立候補することで後に続く女性が生まれる、ジェンダー平等を実現したい、取りこぼされる人の声を拾いたい―と意気込みと熱気にあふれる。 地域から、足元から変えていこう。●編集部
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