(c)フェミニスト手芸グループ山姥
ふたつのバナーはそれぞれ、2020年と21年の3・8国際女性デーに行われる、ウィメンズマーチに向けて制作しました。20年は27人、21年は67人が参加し、刺繍や編み物、パッチワークなどの手芸的な技法で作られた20センチ四方のパーツを1枚の布へと繋ぎ合わせています。さまざまな年齢やルーツを持つ参加者が、日本各地あるいは海外から送ってきたパーツを見ると、込められた想いの強さが伝わってきて胸が熱くなります。
この活動は「政治的な手芸部」を名乗っています。わたしたちの生活のあらゆることには政治が関わっていて、手芸ですらその例外ではないとわたしたちは考えます。むしろ、千人針など政治に積極的に利用されてきた歴史もあります。「政治的な手芸部」という名前には、無害で個人的なことに閉じ込められがちな手芸でこそ、わたしたちは政治を語り、異議申し立てをし、闘いたい、そういう気持ちを込めています。
22年も「フェミニスト手芸グループ山姥」のマルリナ・かんなと、ちひろ、maccaの4人を実行委員として制作する予定です。ご興味のある方はぜひご参加ください!
画像提供、文 ● フェミニスト手芸グループ山姥
*6面に山姥メンバーへのインタビューあり。
続きは本紙で...