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インタビュー

「アフリカンユースミートアップ」で活躍する

三浦アークさん

  • 2020.10.5
  • 聞き手…栗原順子
  • 撮影…落合由利子

三浦アークさん

(c)落合由利子

黒人女性として誇らしく生きる

 

アフリカに関わる人々のネットワーク「アフリカ日本協議会」。その事業「アフリカンキッズクラブ」の中の「African Youth Meetup Japan(AYMJ)」はアフリカにルーツを持つユース(10~20代)の親睦を深め、体験や思いを共有し合う場だ。創設した高校2年生の三浦アークさんは、父親がウガンダ人、母親が日本人、日本で生まれ育った「ミックス」だ。アークさんは、下見までしてくれた取材場所に鮮やかなオレンジ色の服で現れた。

「〝ハーフ〟の呼び方は半分のイメージで嫌だから、両方の文化を持つ〝ミックス〟がいいねって仲間と言い合ってます」  昨年発足のAYMJは、オンラインイベントも始めた。  「東北や東海地方、米国に住む人たちとも交流ができ、うれしかったです。運営メンバーは学生が多いけど、社会人もいる。皆熱意があり過ぎて、少し言い合いになることはあるけど何でも話せて楽しい!」

  イベントなどで自作の歌やイラストも披露した。自分がウクレレを弾きながら歌う動画に、英日の字幕と写真をつけた映像をフェイスブックにアップした。「もし一日だけ透明になれたら…」のフレーズが印象的な歌「Invisible」には、つらい経験から立ち上がったアークさんのメッセージがつまっている。

幼い頃から、街を歩けばジロジロと見られた。ウガンダに行った時は「肌が白いね」と言われ、周りとは違う自分を常に意識した。一方、4歳から通ったインド系のインターナショナルスクールは居心地がよく、さまざまな外国人の同級生と学び、多様な価値観に触れ、英語も話せるようになった。  小学6年生の半ばに、地方で暮らしたくなり、家族と離れ、千葉県鴨川市に住む叔母(母親の妹)家族と同居し、公立の小・中一貫の学校に通った。  が、学校では男子からも女子からもいじめられた。

        続きは本紙で...


みうら あーく

2003年、東京都生まれ。子どもの頃から絵や音楽など芸術活動を行う。AYMJを創設し、ゲストを招いたイベントなども行う。自作の「Invisible」を歌う動画があるAYMJのFacebook インスタグラムはフ@jeunnedark

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