WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

  • HOME
  • >
  • インタビュー

インタビュー

女優パフォーマー、元セックスワーカー

げいまきまきさん

  • 2019.12.15
  • 聞き手…大森順子
  • 撮影…谷口紀子

 げいまきまきさん

(c)谷口紀子

裸やから何してもええと思うなよ

 

げいまきまきさんは、パフォーマンスで服を脱ぐ。裸になる。時には全裸にもなる。初めて見た時は、えっ、ハダカ…?どうしよう、とビビってしまった。そしてすぐに思った、なぜ他人の裸にこんなに動揺するのだと。

「私は全裸になってもエロな感じにならないでしょ。おっぱい大きくないし、ウエストも細くないし尻もデカくないし、みんなが期待するものを何ひとつ持ってない。裸になっても、みんな『これはどういうこと?』って思うでしょ。だから、これは使えるな、と思ってん」。服を着ることとハダカ。「でもね、私は裸になるけど、だからって、何でもしてもええとは思うなよ、という気持ち」。男に媚びるために服を脱ぐんじゃない。これが、私が敬愛するげいまきまきさんだ。パフォーマンスだけじゃなく、セックスワーカーが安全・健康に働くための活動を行っている。

最初の仕事は、エステティシャン。客がどんな仕事をしているかで、身体のどこに負担がかかっているかがだんだんわかってくる。仕事っておもしろいなぁ、世の中にはいろんな仕事があるんやなぁ、と思っていた時、「女王様募集」の求人を見つけた。

「女王様って何? どういうこと?って思いました。私『どういうこと?』に弱いんです。どういうことやろ、と思ったらガ~と行ってしまう」。そこは老舗のSM専門店で、先輩女王様が手取り足取りていねいに教えてくれた。なかなかおもしろい、味わい深い仕事やなぁ、と思ったが、どうも自分は女王様には向いていない。  「私はホンマに不器用やから、ハイヒールでつまずくし、女優やってるくせに台本も棒読みになってしまって…」。

        続きは本紙で...


げいまきまき

パフォーマンスユニット「カウパー団」主宰。「SWASH」のメンバー、大阪のゲイ・バイセクシュアル男性のセクシュアルヘルス向上のためのコミュニティセンター「dista」にも所属。古典から前衛、なんでも一度は口に入れてみるほう。

【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月750円、3カ月2,250円
 6カ月4,500円、1年9,000円
【 振込先 】
 郵便振替:00180-6-196455
 加入者名:婦人民主クラブ
このページのTOPへ