WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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インタビュー

「#なんでないの プロジェクト」代表

福田和子さん

  • 2019.4.25
  • 聞き手…柏原登希子
  • 撮影…宇井眞紀子

 福田和子さん

(c)宇井眞紀子

「なんでないの?」のその先に

 

福田和子さんは、私が見たことのない“器具”を次々と並べ、にこやかに話し始めた

 「これは避妊リング。膣に入れるとホルモンが少しずつ出て、効果は3週間。今スウェーデンで結構人気で、避妊成功率は91%。これは二の腕に埋め込むインプラント。東南アジア等でも普通に流通していて、日本に住む移住女性の中には、扱える医師が見つからなくて困る人もいます。これは経産婦でない若い人でも使いやすい、細くて小さな子宮内避妊システムIUS。約3年効果が続いて、2つとも成功率は99%以上です!」

 「これは避妊リング。膣に入れるとホルモンが少しずつ出て、効果は3週間。今スウェーデンで結構人気で、避妊成功率は91%。これは二の腕に埋め込むインプラント。東南アジア等でも普通に流通していて、日本に住む移住女性の中には、扱える医師が見つからなくて困る人もいます。これは経産婦でない若い人でも使いやすい、細くて小さな子宮内避妊システムIUS。約3年効果が続いて、2つとも成功率は99%以上です!」

日本には、避妊の選択肢も、きちんとした性教育も情報も、安心して相談できる場所もない。そんな状況に声を上げ、変えようと、「#なんでないの プロジェクト」を立ち上げたのが福田さんだ。

東京の、風俗店がひしめく歓楽街近くで生まれ育った。花魁の着物への憧れをきっかけに、大学では遊郭や性産業の歴史を学んだが、女性たちが政策や制度に翻弄されていると感じ、公共政策に転向。「昔の遊郭で流行った梅毒が、大学に入った頃また流行し始めてびっくり」  2016年から、世界で一番最初に買春者を罰する法律ができた(1999年)スウェーデンの空気を感じたいと1年間留学。ある日、産婦人科で低用量ピルを処方してもらったところ、「他の選択肢を考えてみた?」と聞かれ、さまざまな方法を教えてくれた。

        続きは本紙で...


ふくだ かずこ

1995年東京都生まれ。世界性科学会Youth Initiative Committee委員ほか。緊急避妊薬のキャンペーン賛同はChange.orgから募集中。大学では日本舞踊のサークルに入り、着物は一人で着られるほどで、卒業式は自分で袴を着用。「ときどき着物を着ないと落ち着かない」

【 新聞代 】(送料込み)
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 加入者名:婦人民主クラブ
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