WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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インタビュー

シングルマザーのためのシェアハウス運営

北宣英さん

  • 2018.8.5
  • 聞き手…大森順子
  • 撮影…谷口紀子

北宣英さん

(c)谷口紀子

魂を抱きしめる「HUG~MU まな」

 

数年前からシェアハウスがちょっとしたブームになり、外国人向けやセクシュアルマイノリティー向けなど、さまざまな形態のシェアハウスがあちこちにできている。そんな中、シングルマザー向けのシェアハウスも全国で見られるようになり、大阪にも「HUG~MU まな」ができたと聞いてすぐに内覧会に出かけた。

「夫の祖父が材木屋で、私は地主さんたちから土地活用の相談を受けて老人介護施設を造ったりしていたんです。そのなかで、すべての人が自分らしく生きる、ということができたらいいなぁという思いからライフデザインというNPOを、夫と一緒に立ち上げました。私自身も子どもを2人育てたのですが、いろんなお母さんから子育ての相談を受けるようになって、ある時〝こんな風に考えたら楽になるんじゃない?〟と言ったらとても喜んでもらえて。こんな私でも、何かできるんじゃないかと思えるようになったんです」。そして第二の人生は、こんな風に人の役に立つようなことをしようと決めた。

いろんな人の相談を受けている中で、子育てしながら働いているシングルマザーの多くが孤立して苦労しているという話を聞き、シェアハウスで助け合って生活したらどうかと思いついた。ファミリーサポートセンターの講習を受け、今では入居しているシングルマザーの子どもを預かったり、保育園のお迎えに行ったりもしている。

 シングルマザーのシェアハウスの場合、生活のお手伝いができる人がいるかいないかで利用者の負担は大きく変わってくる。北さんは、奈良の自宅から毎日、大阪市内の「HUG~MU まな」まで通い、入居しているシングルマザーの生活のサポートをしている。

        続きは本紙で...


きた すみえ

4人兄弟の末っ子として大阪で生まれ、のびのびと育つ。「ご縁のある方々と輝く人生を創造していきたい」と願う。好きな言葉は「ありがとう」「愛してます」「だいじょうぶ」。夢は“愛と調和の世界”を創造すること。

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