「ふぇみん」3302号(2021/10/25)を発行しました。 目次 2…政府のコロナ対策をジェンダー視点で評価する 3…朝鮮学校の「高校無償化」裁判の意義 4…劇作家くるみざわしんさんの「慰安婦』問題を描く2作品上演 5…関東大震災・朝鮮人虐殺の記録集が復刊 6…music The Linda Lindas 1面 政治家との真っ向勝負の政治問答を書いた 和田靜香さんWada Shizuka [時給はいつも最低賃金、これ私のせい?] き手…柏原登希子 撮影…落合由利子 わだ しずか 1965年千葉県生まれ。20歳の時に湯川れい子さんのアシスタントに。著書に『おでんの汁にウツを沈めて』『世界のおすもうさん』ほか多数。今後は「女性が政治をする」背中を押すべくパリテの本を企画中。「人に甘えるのが得意」で家の中は戴き物ばかり。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2面 衆院選2021 ●三浦まりさん寄稿 政府のコロナ対策をジェンダー視点で評価する 今後の災害、感染症に向け 意思決定機関に女性が直接参画を ●ねこのひげ 3面 朝鮮学校「高校無償化」裁判の意義 認められた民族教育の意義 朝鮮学校「除外政策」を終わらせよう 文●朴金優綺 (在日本朝鮮人人権協会) 4面 劇作家くるみざわしんさんの「慰安婦」問題を描く2作品上演 「慰安婦」、戦争の加害、天皇制を戯曲に描かざるを得ない 5面-1 『増補新版 風よ 鳳仙花の歌をはこべ』出版 関東大震災・朝鮮人虐殺の記録集が復刊 5面-2 南北を超える美術(終) 夢をとりこむリアリズム民族美術の統合へ 文●古川美佳 6面 music 単刀直入に、ど直球に、怒りを! 文●大垣有香(音楽ライター) The Linda Lindas(ザ・リンダ・リンダズ)『The Linda Lindas』(2020) Bandcamp,sportfy,apple mucic など各種音楽配信サイトで購入できる https://thelindalindas.wixsite.com/rock *「Racist, Sexist Boy (Live at LA Public Library)」はYoutubeで視聴できる。シングルは音楽配信サイトにて 【書評】10/25号の書評ページへ 『日本の男性不妊 当事者夫婦の語りから』竹家一美 著/晃洋書房2800円 『サハマンション』チョ・ナムジュ 著 斎藤真理子 訳/筑摩書房1500円 『戦後沖縄と復興の「異音」 米軍占領下 復興を求めた人々の生存と希望』謝花直美 著/有志舎2600円 ●ふぇみん句会 ●Gallery 絵本『世界じゅうの女の子のための日』 7面 【連載】ゆりばら!(416)竹内佐千子 ●voices「小異を捨てず大同団結しよう」 ●FORUM『コロナ禍の子どもたち』 ●miniminiinfo. ●ふぇみんのお店から 金子製麺 全粒粉、地粉(各1㎏)各540円 今回は金子製麺の全粒粉と地粉をご紹介します。 金子製麺は神奈川県西部の中井町にあり、1877年の操業時は地場の小麦を製粉していました。現在は国産小麦を中心にした製粉と、製麺の販売を続けています。精白したものばかりでは栄養が不足すると、食べやすい全粒粉の改良にも取り組み、契約栽培した農林61号という品種を中心とした国産小麦を、小型製粉機で自家製粉しています。 コクと風味がある全粒粉と地粉は、ピザ台(右写真)やお好み焼き、お菓子づくりにも最適です。お試しを。 ご注文はふぇみんのお店FAX 03(3401)3453 または info@femima.com 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 ●miniminiinfo. Books 「福岡 女たちの戦後 第5号」/『リニア中央新幹線をめぐって 原発事故とコロナ・パンデミックから見直す』 映画『我が心の香港 映画監督アン・ホイ』/映画『花椒の味』 ------------------------------------------------------------------------- ●ねこのひげ ●10月8日、市民連合が「自民党に代わる、新しい政治をつくろう!」オンライン・ミーティングを開催。憲法、安保、教育、税制、入管、武器取引など焦眉の課題を識者が語った●経済学者の金子勝さんは、岸田内閣の「新しい資本主義」は古くさい処方で安倍政権のやり方のそのものと批判、実質賃金が20年以上下がっているのはOECDでは日本だけで、アベノミクスがもたらしたひずみを問い、教育や住宅などベーシック・サービスを拡充して格差を是正すべきという●反貧困ネットワークの瀬戸大作さんは、20代の若者や公的支援を受けられない外国人からのSOSが増えていると報告、当面の宿泊場所を確保し、生活費や医療費などを渡しているが、「共助」は限界と●内科医の高岡直子さんは、コロナ禍で自殺者が増えており、軍事費をコロナ対策に回して補償をすべきと語り、病気になっても安心して暮らせる社会を取り戻そうと訴えた●投票の参考に。(い) ------------------------------------------------------------------------