「ふぇみん」3293号(2021/7/25)を発行しました。 目次 2…伊是名夏子さんへの乗車拒否問題とバッシング 3…美浜原発3号機の再稼働に仮処分申し立て 4…教員の性暴力から子どもを守る法律が成立 5…映画『狼をさがして』への上映妨害 6…mystery 『レストラン「ドイツ亭」』 1面 コラムニストで電動車いすユーザーの 伊是名夏子さんIzena Natsuko [私のやり方で声を上げるのをやめない] き手…柏原登希子 撮影…落合由利子 いぜな なつこ 1982年沖縄県生まれ・育ち。神奈川県在住。著書に『ママは身長100cm』。大学在学中に米国、デンマークに留学。大学院では特別支援教育を専攻。フリースクールスタッフ、公立小の英語講師を務めた。大学時代に知り合ったパートナー、子ども2人と暮らす。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2面 伊是名夏子さんへの乗車拒否問題とバッシングを考える 2面-1 ●加納友恵さん・羽冨拓成さんに聞く 進む駅の無人化 声を上げないと権利は奪われる 2面-2 なぜ曲解? 合理的配慮はJR側の義務なのに 文●松波めぐみ(大学非常勤講師) 2面-3 ●宮下萌弁護士に聞く ネット上の新たなガバナンスを 3面 美浜原発3号機の再稼働運転禁止仮処分申し立て 3面-1 美しい若狭の自然がそのままでありますように 文●坂上和代 3面-2 滋賀県民として美浜3号機再稼働に満身の怒り! 文●岡田啓子 ●ねこのひげ 4面-1 【連載】遊歩と宇宙の公開ラブレター(18) 助け合って生きるということ 文●安積遊歩 4面-2 教員の性暴力から子どもを守る法律が成立 「性暴力」に特化、 児童生徒の人権第一の画期的新法 5面-1 【連載】海の向こうの女たち⑭ ドイツ(後)手厚い支援で、妊婦や母親が踊り続ける 文●徳橋菜生 5面-2 ドキュメンタリー映画『狼をさがして』に上映妨害起きる 表現の自由の侵害は人々の日常に関わる 6面 ミステリーの本棚 『レストラン「ドイツ亭」』アネッテ・ヘス 著 文●稲塚由美子(ミステリー評論家) 森内薫訳 2900円(税別)河出書房新社 【書評】7/25号の書評ページへ 『「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む』青弓社編集部 編著/青弓社1800円 『別の人』カン・ファギル 著 小山内園子 訳/エトセトラブックス2200円 『ブラック・ライヴズ・マター回想録 テロリストと呼ばれて』P・カーン=カラーズ、A・バンデリ 著 ワゴナー理恵子 訳/青土社2600円 ●books 沖縄の植民地的近代/被曝インフォデミック/あしたへつなぐ おいしい東北 古今東北のチャレンジ/新編 激動の中を行く 与謝野晶子女性論集 ●Gallery 写真集『横浜(koko)』 7面 【連載】ゆりばら!(408)竹内佐千子 ●voices「若い女性を支援する「日替りママ」でママ業」 ●FORUM『ハングルラジオ講座を聴いて』 ●miniminiinfo. ●ふぇみんのお店から 菊花せんこう(6時間用)(30巻)935円 角形ミニ(3時間用)(32巻)759円 いよいよ夏本番。蚊が活発化し始めましたが、市販の蚊取り線香はピレスロイド系の殺虫成分が含まれているのがほとんどです。ピレスロイドは除虫菊に含まれる天然の殺虫成分ピレトリンを人工的に作り出した化学物質で、呼吸器や神経系に悪影響を与えます。 ふぇみんのお店の「菊花せんこう」は、虫が嫌う天然の植物成分だけを配合しています。原料は北海道と中国の自社農場で、無農薬で栽培した除虫菊や和種はっかです。開閉の多いドア付近や窓側で使用すると効果的です。小さなお子さんやペットのいる方には特にオススメです。 ご注文はふぇみんのお店 FAX03(3401)3453 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 ●miniminiinfo. 映画『サムジンカンパニー1995』/ドキュメンタリー映画『サンマデモクラシー』 Books 『富岡多惠子論集「はぐれもの」の思想と語り』/『ビルマ文学の風景 軍事政権下をゆく』 ------------------------------------------------------------ ●ねこのひげ ●7月12日、南相馬市の住民808人が2015年に国に対し提訴した「南相馬・避難20㍉Sv基準撤回訴訟」の判決が出た●原告は、年間20㍉Svを基準とした避難勧奨地点解除は、公衆の被ばく限度1㍉Svを確保すべき国の義務と、ICRPの放射線防護原則の勧告に反し、住民の反対を無視して解除が行われたとして、解除の取り消しと、精神的苦痛への慰謝料1人10万円を請求●判決は、避難勧奨地点の設定と解除は住民への「情報提供」にすぎず、行政処分には当たらないという国の言い分を全面的に認め、解除取り消しの請求を却下。解除後に公的支援の打ち切り、特に住宅支援の打ち切りで住民は帰還を事実上強制されたとの原告の主張には、不利益はないとして賠償請求を棄却した●報告集会で原告の藤原保正さんは、このような高い基準で解除されたのでは、子どもも年20㍉Sv浴びていいと言っているのと同じだと憤った●控訴審に注目と支援を!(ね) ----------------------------------------------------------------