「ふぇみん」3255号(2020/06/05)を発行しました。 目次 2…それでも五輪をやりますか? 3…イルダ 韓国社会を揺るがす「n番部屋事件」 4…新連載 トラウマのメガネで見てみよう 5…宗教者による核燃裁判 6…DVD『緑の光線』 1面 映画『島にて』『桜の樹の下』監督 田中圭さんTanaka Kei [最盛期を過ぎて、見える人の強さ] 聞き手…柏原登希子 撮影…落合由利子 たなか けい 1987年神奈川県川崎市育ち。初監督作品『桜の樹の下』は第71回毎日映画コンクール「ドキュメンタリー映画賞」ほか多数受賞。『島にて』は、「仮設の映画館」にて配信中。東京・ポレポレ東中野ほか全国順次公開。https://shimanite.com/ --- 2面 【連載】東京五輪は誰のため?⑱ それでも五輪をやりますか? 2面-1 「福島はオリンピックどごでねぇ」 文●大河原さき(原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)事務局) 2面-2 もはや存在意義は失われた 文●谷口源太郎(スポーツジャーナリスト) ●ねこのひげ 3面 【イルダ】韓国社会を揺るがす「n番部屋事件」性暴力への女性たちの怒りが事件を告発 文●チョイ・ヨウル(イルダ編集長) 4面-1 【新連載】トラウマのメガネで見てみよう~はじめてのトラウマインフォームドケア① トラウマを〝見える化〟すると 文●野坂祐子 4面-2 【連載】ジュゴンの里に暮らす(37)コロナ禍の今こそ 文●浦島悦子 5面-1 【連載】海の向こうの女たち⑥〈アフガニスタン〉(下)暴力が蔓延する社会を変える 文●安井浩美 5面-2 宗教者が核燃サイクル事業廃止を提訴 「後世と命をつなぐ権利」を求めて 文●岩田雅一(「原子力行政を問い直す宗教者の会」世話人) 6面 『緑の光線』監督 エリック・ロメール 文●是恒香琳(エッセイスト) 映画の題名『緑の光線』は、フランスの空想冒険小説家ジュール・ヴェルヌの小説から。この緑の光線を見た者は、人の心が読めるようになるという。実際に、日の出・日没時に水平線の太陽が緑色に見える現象がある。ヴェネチア国際映画祭・金獅子賞受賞 フランス 1986年 4800円+税 発売・販売 紀伊国屋書店 【書評】06/5号の書評ページへ 『それを、真の名で呼ぶならば 危機の時代と言葉の力』レベッカ・ソルニット 著 渡辺由佳里 訳 /岩波書店2200円 『野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る』野中モモ 著/晶文社1500円 『華僑二世徐翠珍的在日』徐翠珍 著/東方出版1500円 ●ふぇみん句会 ●Gallery 『90歳セツの新聞ちぎり絵』 7面 【連載】ゆりばら!(367)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく「コロナ禍の高齢者施設では」「わがまちのコロナ対策」 ●minimini info. ●FORUM「コロナ禍とベトナムの子たち」 ●ふぇみんのお店から 金子製麺 手のべ風そうめん(地粉)(200g)261円 王隠堂農園 青梅ゼリー(80g×4個)486円 緊急事態宣言は解除されましたが、お昼ご飯も家でという日が続きます。気温も上がるこの時期、さっぱり・すっきりと食べたいものです。 金子製麺は神奈川県西部の豊かな湧水の出る足柄郡上郡中井町で創業以来、国産小麦・水・塩・自然乾燥にこだわってきました。「手のべ風そうめん」は、小型の製粉機でゆっくりと製粉しているため、小麦本来の香りと味が楽しめます。ふぇみんの「めんつゆ」で、しその葉などの薬味といっしょにどうぞ。 王隠堂農園の「青梅ゼリー」は、大きな梅の甘露煮をこんにゃく粉と寒天のゼリーで包みました。もちろん着色料は不使用。ひんやり冷やすか、凍らせて半解凍で召し上がれ。 ご注文はふぇみんのお店 FAX03(3401)3453へ 8面 ●event information ●minimini info. ●diary ふぇみん日誌 ----------------------------------------------------------------------------- ●ねこのひげ ●5月25日、すべての地域で新型コロナに関わる緊急事態宣言が解除された。が、問題はこれからも続く●5月19日、政府は学生を対象にした「『学びの継続』のための学生支援緊急給付金」創設を発表。アルバイト先を失い困窮する学生への支援が始まったが、条件は厳しい。例えば留学生の場合、成績が上位3割以内に支給という●留学生30万人計画を掲げていたのは誰? 多くの選択肢がある中で、日本の大学を選んでくれた学生を排除する論理が理解できない。文科省は「日本に将来貢献するような有為な人材に限る要件を定めた」と驚くべき説明をした●もう一つ、朝鮮大学校が学校教育法上の「1条校」でないとして、支給対象から除外された。差別としか言いようがない●学ぶ意欲は測れるのか。「学びの継続」を謳うなら、日本人学生と同じ基準で、すべての困窮する学生を対象に支給すべきだ。「移住連」や大学教員有志が声明を出している。(さ) -----------------------------------------------------------------------------