WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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ダイジェスト

「ふぇみん」3242号(2020/1/15)を発行しました。

目次
2…「名前を失わずに結婚したい」  夫婦別姓訴訟判決
3…長崎の性暴力事件 被害の女性記者が提訴
4…坂上香監督に聞く 映画『プリズン・サークル』  
5…香港情勢 現地から報告
6…film『私の知らないわたしの素顔』

1面 スリランカ人ジャーナリスト スベンドリニ・カクチさんSuvendrini Kakuchi
[防災にも女性や外国人の力を]

聞き手…栗原順子
撮影…宇井眞紀子

すべんどりに  かくち  
1955年、スリランカ・コロンボ生まれ。スリランカで新聞記者として働いたあと来日。ジャパンタイムズ、共同通信社などの記者を経て、現在、ユニバーシティー・ワールド・ニュース特派員。日本外国特派員協会前会長。著書に『あなたにもできる災害ボランティア』(岩波書店)ほか。



2面 広島の原告・恩地いづみさん寄稿
第2次夫婦別姓訴訟、 請求棄却。控訴へ 「名前を失わずに結婚したい」

●ねこのひげ


3面 長崎市元幹部による性暴力事件
被害の女性記者が提訴 メディアの女性たちも長崎で初のフラワーデモ 文●明珍美紀

●FLASH
・「検閲と<戦前>のはじまり」? 東京・日本教育会館でシンポ  12月7日
・第3回フェミ科研費裁判 被告側への反論を展開 12月13日
・自衛隊を中東に送るな! 総がかり行動連続抗議 12月19日
・第50回原子力規制委員会 伝熱管の減肉に不安が   12月25日

 4面 映画『ライファーズ』の坂上香監督による新作
映画『プリズン・サークル』 日本の刑務所で初  矯正から回復へ


5面 小出雅生さん 香港情勢現地報告
香港人は選挙で民意を示した 警察の大弾圧、女性への性暴力も明らかに


6面 film『私の知らないわたしの素顔』監督  サフィ・ネブー 文●向後友惠(放送作家) 
1月17日より、東京・Bunkamura ル・シネマほか全国順次公開 配給 クレストインターナショナル

【書評】1/15号の書評ページへ
『殺す親 殺させられる親 重い障害のある人の親の立場で考える尊厳死・意思決定・地域移行』児玉真美  著/生活書院2300円
『神戸モダンの女』大西明子  著/編集工房ノア2000円
『日本で生きるクルド人』鴇沢哲雄  著/ぶなのもり1600円

●Books 買春する帝国 日本軍「慰安婦」問題の基底/平和とジェンダー正義を求めて アフガニスタンに希望の灯火を/抵抗者 ゲオルグ・エルザーと尹奉吉/黒い羽根」の戦後史 炭鉱合理化政策と失業問題

●Gallery 『パレスチナのちいさないとなみ』


7面 
【連載】ゆりばら!(357)竹内佐千子
●voices「みんな河内愛子のファンだった」
●FORUM『「食」を支える市場が危ない』
●ふぇみんのお店から わかちあいプロジェクト セイロンバスケット(25包)702円
 わかちあいプロジェクト」のティーバッグ紅茶を紹介します。「わかちあいプロジェクト」のフェアトレードの取り組みは、1992年スリランカの有機・オーガニック紅茶を輸入することから始まりました。貧困のない公正な社会を目指すフェアトレード運動は、有機栽培の運動と深くつながっています。
 世界最初の有機認証を得たイダルガシナ茶園で栽培されるウバ茶。農薬や化学肥料を使用しないことで消費者、生産者や生産地域にとっても有益です。飲むことが支援になります。現地の女性が作った可愛いバスケット入り。リボンを結べばそのままステキなプレゼントにもなります。
 ご注文はふぇみんのお店 FAX 03(3401)3453

8面
●event information
●diary ふぇみん日誌




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●ねこのひげ
●2020年早々、トランプ大統領の命令により、イラン革命防衛隊の司令官がバグダッドで殺害された●司令官率いるイラン革命防衛隊は、イラクやシリアでの人権侵害に加担したと言われるが、米軍による暗殺は国際法違反だ●英国が5日発表の声明で、米国の支持を表明したとの報道にはイラク戦争の始まりを想起した。大義のない戦争によってイラクは大きな混乱に陥り、ISの出現という結果をもたらした●米国が中東への米軍増派を発表する一方、イランは司令官殺害の報復としてイラク国内の駐留米軍基地を攻撃●現状で日本政府は、安倍首相の中東訪問を中止したが、海上自衛隊の中東派遣は有志連合とは異なる独自の行動とし、派遣方針は変えないという●だが、収集された情報は瞬時に米国などと共有される。それが独自の行動と認められるのか●6日、在日米国大使館前では抗議行動が行われた。力を合わせて戦争への道を阻止したい。(い)


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●FLASH

●「検閲と<戦前>のはじまり」? 東京・日本教育会館でシンポ  12月7日
「『表現の不自由展  その後』のその後」と題し、同展実行委員の岡本有佳さんと出品作家で美術史研究家の嶋田美子さんが話した。主催は市民文化フォーラム。岡本さんは、不自由展の経緯を振り返り、電話攻撃の検証と「慰安婦」問題の否定への明確な反論がないことが残された問題とし、嶋田さんは、検証委員会が検閲を展示の技術的問題に矮小化し、作家や観客の権利侵害について触れていないと批判。総じて歴史認識にきちんと対応し、攻撃に毅然と抵抗すべきだったと語った。
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●第3回フェミ科研費裁判 被告側への反論を展開 12月13日
京都地裁大法廷で開かれ、満員に。今回も被告杉田水脈議員は欠席し、2人の代理人弁護士のみの出席。口頭弁論では原告側代理人による準備書面の陳述がされた。①「ねつ造」という文言、②研究ではなく活動、反日活動に税金を使うな、という被告側主張への反論がポイント。次回(4月20日15時半)は、原告側の理論を積み上げていくという。閉廷後支援集会が京都弁護士会館で開かれ、原告らと支援者約100人で熱気にあふれた。

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●自衛隊を中東に送るな! 総がかり行動連続抗議 12月19日
国会議員会館前に集まった2200人を前に国会議員らが、桜を見る会問題と共に、自衛隊の中東派兵の違法性、危険性を次々と指摘した。法律家6団体事務局長の大江京子弁護士は「調査・研究の名目で閣議決定のみで決められる。だが、何かあれば海上警備行動に切り替わり、米軍と一体となって武力行使となる。これは戦争への道を開く、デッドラインを超える行為。なんとしても止めよう」と訴えた。閣議決定された27日も官邸前早朝緊急抗議がされた。


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●第50回原子力規制委員会 伝熱管の減肉に不安が   12月25日
9月の定期検査中、高浜原発4号機で蒸気発生器3台全ての伝熱管に渦流深傷試験を実施したところ、外面からの「減肉」らしき信号指示が出て、伝導管に摩耗痕が確認された。厚さ1.3㍉の伝導管の減肉は深い部分で63%にまで達していた。異物混入の調査では、異物の特定ができなかった。対策として、作業員が立ち入る際、機器の開口部に作業と隔離したエリアを設けたという。振動による減肉対応の対策に、伝導管そのものの劣化が原因ではと不安を感じた。


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【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月800円、3カ月2400円
 6カ月4800円、1年9600円
【 振込先 】
 郵便振替:00180-6-196455
 加入者名:婦人民主クラブ
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