「ふぇみん」3230号(2019/10/05)を発行しました。 目次 2…福島原発刑事訴訟で無罪判決 3…連載 東京五輪は誰のため?⑰「祝賀資本主義」 4…連載 ジュゴンの里に暮らす(35) 5…イージス・アショア配備予定地 秋田・山口から 6…drama「ワーキングママ」 1面 「エトセトラブックス」を設立 松尾亜紀子さんMatsuo Akiko [声を上げなきゃ、怒らなきゃ] 聞き手…柏原登希子 撮影…落合由利子 まつお あきこ 1977年長崎県生まれ。大学卒業後編集プロダクションを経て、2003~18年まで河出書房新社に勤務し、18年12月「エトセトラブックス」を設立。東京在住、2人の子どもがいる。男性パートナーとの家事分担比率は2:8で感謝する日々。ノーヘイトを示す安全ピンを胸に付ける。 --- 2面 福島原発刑事訴訟で判決出る 東電幹部全員無罪 なぜ? 3面 【連載】 東京五輪は誰のため?⑰米国政治学者 ジュールズ・ボイコフさんが警告 「祝賀資本主義」が東京でも 文●井谷聡子 ●FLASH ・さようなら原発全国集会開催 東京・代々木公園にて 9月16日 ・国を超えて市民の連帯を!日韓朝の論客が安倍批判 9月17日 ・たんぽぽ舎30周年集会開催 東京・神保町で 9月22日 ・核なき世界、それって他人事? 核廃絶国際デーイベント 9月23日 4面-1 連載 ジュゴンの里に暮らす(35)名護の原点=「逆格差論」を問い直す 文●浦島悦子 4面-2 ふぇみん連座講座「私を生ききる」③「遺言」 遺言書お試し書きのススメ 5面 ●イージス・アショア配備予定地 秋田・山口から 住民の不安だらけの配備 住宅地・水源のそば 電磁波被害や攻撃対象にも? 5面-1 秋田配備地ルポ 学校や県庁、市役所が近いのに 文●石田貴美恵 5面-2 山口県萩市 水源地に配備。経済効果もなし 文●森上雅昭(「イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会」代表) 6面 drama「ワーキングママ」原作・制作 キャサリン・ライトマン 文●水島希(大学教員) キャサリン・ライトマンの父親アイヴァンは『ゴーストバスターズ』などコメディー映画で知られる監督で、兄ジェイソンは『JUNO/ジュノ』の監督 カナダ 2017年 Netflixでシーズン3まで視聴可能 【書評】10/5号の書評ページへ 『脱原発の運動史 チェルノブイリ、福島、そしてこれから』安藤丈将 著/岩波書店2700円 『夢見る帝国図書館』中島京子 著/文藝春秋1850円 『トラウマを負う精神医療の希望と哀しみ摂食障害・薬物依存・自死・死刑を考える』 大河原昌夫 著/インパクト出版会2000円 ●BOOKS 迷うことについて/共同の力 1970~80年代の金武湾闘争とその生存思想/子どもの本のもつ力 世界と出会える60冊/紙ハブと呼ばれた男 沖縄言論人 池宮城秀意の反骨 ●Gallery 映画『第三夫人と髪飾り』 7面 【連載】ゆりばら!(346)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく「香港人、加油(がんばれ)!」 ●FORUM「友人の最期」 ●ふぇみんのお店から 地美人 虫よけポプリ(6個入り) 509円(30個入り)2178円 そろそろ衣替えの時期ですね。 一般の防虫剤には有害化学物質のパラジクロロベンゼンやナフタリンなどが含まれ、シックハウスなどの原因にもなっています。 自然界の昆虫も人間と同じく、においに好き嫌いがあります。衣類の繊維が大好きなヒメマルカツオブシムシは、クローブやラベンダーの香りが苦手。その習性を利用したのが地美人の「虫よけポプリ」です。やわらかなラベンダーの香りで大切な衣類を虫から守ります。虫よけポプリのみのご注文ですと定形外郵便料金で届けできます。 ご注文はふぇみんのお店 FAX03(3401)3453またはふぇみんマルシェhttps://femima.com 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 ----------------------------------------------------------------------------- ●FLASH ●さようなら原発全国集会開催 東京・代々木公園にて 9月16日 「さようなら原発1千万署名」市民の会主催で開催され、全国各地から約8000人が参加した。ライブの後の集会では、福島からの避難者で、「避難の協同センター」の熊本美彌子さんが、国家公務員宿舎に避難して入居した人に対し、契約期間が過ぎたことを理由に2倍の家賃・駐車場代の納付書が送られていることが報告された。最後に呼びかけ人の鎌田慧さんは「震災から10年目には原発がなくなっているように力を合わせよう」と訴えた。終了後はデモ行進。 ● ●国を超えて市民の連帯を!日韓朝の論客が安倍批判 9月17日 「朝鮮半島と日本に非核・平和の確立を」と題しての集会(総がかり行動など主催)があり、それぞれの立場からの生の発言が聞けると、大盛会となった。リ・ビョンフィ朝鮮大学校教員は、冷戦から今日までの共和国の困難な立場と方針を理路整然と説いた。韓国からのゲストのカン・ヘジョンさんは、キャンドル革命で培った「集団知性」という言葉で日韓軋轢の中での市民の自発的行動を示した。両国共に日本NOはないが、安倍にはNOだと具体例を挙げつつ語られた。 ● ●たんぽぽ舎30周年集会開催 東京・神保町で 9月22日 東京で脱原発運動を続けるたんぽぽ舎が創設30年を迎え、記念の集会が開かれた。鎌田慧さん、神田香織さんが来賓挨拶、小出裕章さんが「原発にしがみつく日本、なぜ?どうする」と題して基調講演し、原発依存をやめないのは核保有のためと批判した。阿部功志東海村村議、高校生で活動する鴨下全生(まつき)さん、武藤類子さんら7人がリレートーク。会場満杯の参加者も、脱原発に取り組む思いを新たにした。 ● ●核なき世界、それって他人事? 核廃絶国際デーイベント 9月23日 核兵器廃絶日本NGO連絡会主催で「核なき世界へ向けて それって他人事?自分事?」と題して東京で開催され約90人が参加。第2部はフォトジャーナリストの安田菜津紀さんをモデレーターにヒバクシャ国際署名に取り組んでいる林田光弘さん、元高校生平和大使(現大学生)の布川仁美さんなどによるディスカッションが行われた。会場からは若い参加者の発言が多く、平和問題に取り組む熱気が伝わった。 ----------------------------------------------------------------------------------