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ダイジェスト

「ふぇみん」3219号(2019/05/05)を発行しました。

目次
2…喜んでいられない?!〈働き方改革〉
3…大森直樹さんに聞く「道徳の教科化」
4…「マギーズ東京」を訪問	
5…連載 原発事故被害者の権利はどこへ④
6…DVD『アルジェの戦い』

1面 「マギーズ東京」センター長 秋山正子さんAkiyama Masako 
[がんであってもなくても自分らしく]

聞き手…栗原順子
撮影…清水さつき


あきやま  まさこ
1950年秋田県生まれ。2001年に「ケアーズ」を設立し、代表と白十字訪問看護・白十字ヘルパーステーション統括所長など。暮らしの保健室室長。マギーズ東京共同代表理事・センター長。著書に『在宅現場の地域包括ケア つながる・ささえる・つくりだす』(医学書院)ほか多数。

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2面 ●竹信三恵子さん寄稿 喜んでいられない!? 企業ファーストで女性に厳しい〈働き方改革〉

3面 ●大森直樹さんに聞く 「道徳の教科化」から見える教育現場に起きてきたこと

●FLASH
・止めよう ! 憲法審査会再始動 国会前〈19日行動〉 4月19日
・神奈川訴訟判決を読み解く 神奈川・スペースオルタで  4月20日
・LNTモデルを社会通念に 東京・練馬で講演会 4月21日
・テロ対策遅れで延期認めず 第5回原子力規制委員会  4月24日

4面 がんでとまどい孤独なときの居場所「マギーズ東京」を訪問

5面-1 【連載】原発事故被害者の権利はどこへ④ 「なぜ避難するのか」という言葉と闘って 文●福島敦子
5面-2 ACW2連続講座 「女の自立支援を問い直す」 第5回  山根純佳さん(実践女子大学教員)介護労働の自立支援を問い直す

6面 DVD 『アルジェの戦い』 監督 ジッロ・ポンテコルヴォ 文●中村富美子(ジャーナリスト)
1830年以降、フランスの植民地となったアルジェリアは、1954年、独立戦争に立ち上がり、62年に独立を勝ち取る。本作はその戦いの中でも、首都アルジェを舞台に展開したゲリラ戦を再現。66年のヴェネチア国際映画祭で最高の金獅子賞に輝くなど、映画史に残る傑作である。
アルジェリア・イタリア 1966年 2500円+税(ブルーレイ) 発売・販売元 キングレコード

【書評】5/5号の書評ページへ
『自分がきらいなあなたへ』安積遊歩  著/ミツイパブリッシング1700円
『今、言わねば 戦後編集者として』松本昌次  著/一葉社1800円
『シベリア出兵 「住民虐殺戦争」の真相』広岩近広  著/発行 花伝社 発売 共栄書房1500円  

●ふぇみん句会

●Gallery 映画『ホワイト・クロウ  伝説のダンサー』

7面 【連載】ゆりばら!(334)竹内佐千子
●voices ぴーちくぱーちく「辺野古土砂搬入阻止行動に参加して」
●FORUM「各地の里親から学ぶ」
●ふぇみんのお店から 地美人 虫よけポプリ(小 6個入り)500円 (大 30個入り)2138円

8面
●event information
●diary ふぇみん日誌


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●ねこのひげ
●統一地方選が終わった。注目の衆議院議員補欠選挙では、沖縄3区で自・公推薦候補を破り屋良朝博さんが当選。しかし大阪では野党共闘の候補者が、維新の会の候補に惨敗。夏の参院選に向け、新たな戦略が必要だ●「政治分野における男女共同参画推進法」成立後、初の選挙。統一地方選後半の市長選では、これまで最多の24人の女性が立候補し、6人が当選。市議会の女性議員も最多となった●この結果に、三浦まりさん(上智大学)は、「女性議員数の地域格差が広がり、女性議員〈ゼロ議会〉が解消されないのは問題。日本は諸外国に比べ、クオータ制などの実効的な施策がない。市民社会が女性の立候補者を支えましょう。今回、個々の候補者の立候補決意のストーリーが広がりました。共感する女性が次の選挙の基盤になることが希望です」(NHKラジオ、4月23日)●私たちも政治に挑戦する女性たちを、ぐいっと推したい。(さ)

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●FLASH

●止めよう ! 憲法審査会再始動 国会前〈19日行動〉 4月19日
「政府は沖縄の民意に従え」「安倍9条改憲NO」「憲法審査会始動させるな」と声を上げた、43回目の〈19日行動〉は、総がかり行動実行委等主催で2400人が参加。今国会中の改憲発議の目途が立たない中、政権による審査会開催の圧力が強まる。折しも萩生田自民党幹事長代行の「憲法審査をワイルドに進める必要」との発言が出たばかり。集会参加の立憲野党議員等から猛烈な反発が相次いだ。主催者の高田健さんは「与野党協議のルール破壊だ」と批判した。

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●神奈川訴訟判決を読み解く 神奈川・スペースオルタで  4月20日
講演会「福島原発集団訴訟の判決を巡って」が開かれた。主催は福島原発かながわ訴訟原告団ほか。弁護士・黒澤知弘さんが判決の不十分性を説明、小出裕章さんは原発の廃絶こそが福島事故の教訓と語り、崎山比早子さんは新たな「放射能安全神話」に基づく国の帰還政策を批判した。村田弘さんは、判決は国の避難区域線引き容認のため「社会通念」を用い、科学的知見を無視しているとし、侵された権利の対価として賠償金も不十分で、今後も闘っていくと述べた。
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●LNTモデルを社会通念に 東京・練馬で講演会 4月21日
「原発事故から8年、福島における小児甲状腺がんの多発」として崎山比早子さんが講演。福島県が、甲状腺検診でのがんなどの発見を「スクリーニング効果」「過剰診断」として検診を縮小しようとしていることや、原発事故裁判で提出された国の専門家意見書が被ばく安全論にたち、子どもの健康より復興を優先していることなどを批判。「(被ばくについて)しきい値なしの直線モデル=LNTモデルを社会通念にしよう」と強調した。主催はチェルノブイリ子ども基金。


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●テロ対策遅れで延期認めず 第5回原子力規制委員会  4月24日
関西・四国・九州の3電力会社が4月17日に示した、新規制基準でのテロ対策ための特定重大事故等対処施設が、期間内に完成間に合わずとの見解に、原子力規制委は24日、期限延長しないと決定。更田委員長は特定重大事故への対処ゆえに看過できないと発言。九電・川内原発1号機は来年3月に期限を迎えるが、施設が完成しなければ運転停止となる。高浜、大飯、伊方など再稼働中の原発が運転停止になる可能性もある。

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【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月750円、3カ月2,250円
 6カ月4,500円、1年9,000円
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