「ふぇみん」3211号(2019/2/05)を発行しました。 目次 2、3…特集 原発事故裁判の今2019 4…映画 『みんなの学校』初代校長、木村泰子さん講演 5…連載 ジュゴンの里に暮らす? 5…名張毒ぶどう酒事件 映画『眠る村』監督に聞く 6…DVD『ミスエデュケーション』 1面 水俣病患者の声をまとめた 永野三智さんNagano Michi [重いフタを少し開けられたら] 聞き手…室田元美 撮影…落合由利子 ながの みち 1983年熊本県水俣市生まれ。2008年から一般財団法人水俣病センター相思社の職員に。機関誌『ごんずい』に連載の「患者相談雑感」をまとめ、18年『みな、やっとの思いで坂をのぼる』(ころから)を上梓した。患者とともに環境省交渉も行っている。 --- 特集 原発事故裁判の今2019 2面-1 福島県中通りの被害を訴えて ●平井ふみ子さん 福島市在住。「中通りを生きる会」世話人 2面-2 原発事故はふるさとや暮らしを根こそぎ破壊した ●村田弘さん「福島原発かながわ訴訟」原告団長 2面-3 これからの原発事故を未然に防ぎたい ●ふせえいこさん「福島原発おかやま訴訟」原告団共同副代表 2011年10月に岡山県へ避難 2面-4 国や東電のウソは必ず明らかに ●宇野朗子さん「原発賠償京都訴訟」原告。2011年3月、福島市から避難。現在京田辺市在住 3面 津波対策をとることは決まっていた 文● 大河陽子(弁護士・福島原発刑事裁判被害者参加制度による遺族代理人) ●FLASH ・憲法・沖縄・東北アジアの安全 国会前定例「19日行動」 1月19日 ・原発事故裁判勝利を目指す! 東京・日比谷で集会開催 1月19日 ・高遠菜穂子さん報告会 東京・専修大学で 1月21日 ・廃炉作業問題発生時の対応 特定原子力施設監視・評価 1月21日 4面 映画『みんなの学校』初代校長、木村泰子さん講演 すべての子どもが安心して学べる学校は、地域を、社会を変える 5面-1 【連載】 ジュゴンの里に暮らす? 問われる日本の民主主義 文●浦島悦子 5面-2 名張毒ぶどう酒事件 映画『眠る村』監督に聞く 自白に眠る村と司法。「再審が続く限り追う」 6面 DVD『ミスエデュケーション』監督 デジリー・アッカヴァン 文●水島希(大学教員) 主役のクロエ・グレース・モレッツがとにかく最高! モレッツはゲイの兄弟から多くを学んだとインタビューで述べるなど、作品外でも性的マイノリティーの権利を擁護する発言を積極的に行っている。2018年サンダンス映画祭グランプリ受賞 アメリカ 2018年 3800円(+税) 発売・販売元 ギャガ https://www.gaga.co.jp/ 【書評】2/5号の書評ページへ 『その後の福島 原発事故後を生きる人々』吉田千亜 著/人文書院2200円 『不妊、当事者の経験 日本におけるその変化20年』竹田恵子 著/洛北出版2700円 『セルツェ 心 遥かなる択捉を抱いて』不破理江 著/発行 東洋書店新社 発売 垣内出版1300円 ●ふぇみん句会 ●Gallery 『アリーテ姫の冒険』 7面 【連載】ゆりばら!(325)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく「沖縄県民投票不参加表明は憲法違反だ」 ●FORUM「市が自衛隊へ個人情報提供!?」 ●ふぇみんのお店から石けん・基礎化粧品すべて1割引セール!お風呂の愉しみマルセイユ石けん 無香料(120g) 756円→680円 ラベンダー&ローズマリー(120g) 842円→758円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 ************************************************************************* FLASH ●憲法・沖縄・東北アジアの安全 国会前定例「19日行動」 1月19日 総がかり行動実行委による行動に2800人が集合。内田雅敏さん(1000人委員会)は、「北東アジアの安全のため、徴用工問題の正しい理解と解決を考えるべき。政府の行為により、再び戦争の惨禍がないようすることを決意した憲法は重要だ」と。大江京子さん(法律家6団体連絡会)は、昨年の自民党議員による性差別発言を「これが自民党の本音。首相の『女性が輝く社会を』というなら、性差別議員を辞めさせるべき」と訴えた。 ● ●原発事故裁判勝利を目指す! 東京・日比谷で集会開催 1月19日 原発被害者訴訟原告団全国連絡会など主催の「原発事故被害者の早期救済と裁判勝利を目指す総決起集会」が開催された。寺西俊一・日本環境会議理事長は「福島原発被災の救済と復興」と題して講演、裁判では失った価値への補償と事故によって起こった負担の両方を認めさせることが必要と述べた。米倉勉弁護士が原発事故訴訟の現段階について報告し、各地の原告らがそれぞれの裁判の現状を語った。集会終了後、有楽町マリオン前でスタンディングアピールを行った。 ● ●高遠菜穂子さん報告会 東京・専修大学で 1月21日 「ポストISのイラク復興の課題」と題して報告会が開かれた。主催はヒューマンライツ・ナウ。ヤズディ教徒やモスルからの避難民が集中するイラク北部のドホークを中心に行う支援活動を報告。体の傷を治すのと同時に心理的ケアが必要と強調。加えて「報復の連鎖」を断ち切る新しい平和教育を構築するために立ち上げた「ピース・セル・プロジェクト」についてと、昨年11月にドホークから教育関係者を日本に招聘、10日間の視察ツアーを行ったことなどを報告した。 ● ●廃炉作業問題発生時の対応 特定原子力施設監視・評価 1月21日 67回目の検討会。3号機燃料取り出し作業がクレーン試運転の不具合で中断しており、東電は不具合対策の説明に追われた。昨年8月、原子力規制委の使用前検査中、燃料把握機が使用済み燃料プールに下降中に異常警報を発し、中断。安全点検は12月25日に完了したとしている。規制庁からは使用済み燃料プールはリスクの高い場所なので速やかな作業が大事になるとの発言があった。トラブル対応は手動対応になるので作業員の被ばくが最も心配だ。