「ふぇみん」3208号(2019/01/15)を発行しました。 目次 2、3…憲法改正?その前に 4…新連載 声の在処 ●李信恵さん 4…連載 女の自立支援を問い直す④ 5…連載 原発事故被害者の権利はどこへ② 6…film『がんになる前に知っておくこと』 1面 動物介在プログラムに携わるジャーナリスト 大塚敦子さんOtuka Atsuko [少年院や刑務所で、犬が更生支援] 聞き手…中村富美子 撮影…落合由利子 おおつか あつこ 1960年、和歌山県生まれ。天安門事件を写真誌「LIFE」に発表するなど、報道で活躍後、人と社会を再生する動物介在の試みを取材・執筆。『さよなら エルマおばあさん』(小学館)、『〈刑務所〉で盲導犬を育てる』(岩波ジュニア新書)、『はたらく地雷探知犬』(講談社)ほか著書多数。 2面 憲法改正? その前に 2面-1 ●小原美由紀さん寄稿 わくわくして参加したくなる コッカイオンドク!のような方法を 2面-2 ●高田健さん寄稿 野党共同で、改憲発議を阻止、夏の参院選へ 3面 ●本間龍さん寄稿 国民投票法と広告宣伝 ●FLASH ・「自衛隊の現状と9条改正」 東京・弁護士会館でシンポ 12月22日 ・「除染土はどこへ?」シンポ 東京しごとセンターで開催 12月23日 ・安田純平さん解放と報道 戦場取材の意義とは 12月26日 ・東電刑事裁判の同時集会 おしどりマコ・ケンさん講演 12月26日 4面-1 【新連載】「声の在処」①沖縄の声を聞くとき 文●李信恵 4面-2 【連載】女の自立支援を問い直す 第4回 金美珍さん(専修大学教員)韓国の女性労働者運動から学ぶ 5面-1 【新連載】原発被害者の権利はどこへ②原発事故避難8度目の冬に思う 文●丹治杉江さん 5面-2東京五輪は誰のため?⑬ 変質してしまったオリンピック② メディアによる五輪支配 文●谷口源太郎 6面 film 『がんになる前に知っておくこと』監督 三宅流 文●向後友惠(放送作家) 2月2日より、東京・K’s cinemaほか全国順次公開 配給 上原商店TEL03(6276)6264 【書評】1/15号の書評ページへ 『万引き依存症』斉藤章佳 著/イースト・プレス1500円 『ロケットガールの誕生 コンピューターになった女性たち』ナタリア・ホルト 著 秋山文野 訳/地人書館3500円 『セックスワーク・スタディーズ 当事者視点で考える性と労働』SWASH 編/日本評論社1900円 ●Books ボンちゃんは82歳、元気だよ! あるハンセン病回復者の物語り/「表現の自由」の明日へ/移民政策と多文化コミュニティへの道のり APFSの外国人住民支援活動の軌跡/わたしは13歳、シリア難民。故郷が戦場になった子どもたち ●Gallery 映画 『葡萄畑に帰ろう』 7面 【連載】ゆりばら!(324)竹内佐千子 ●voices「映画『百年の蔵』を見てほしい」 ●FORUM『『沖縄スパイ戦史』の上映を』 ●ふぇみんのお店から トレテス 乾燥糸こんにゃく「ぷるんぷあん」(25g×10個)507円→530円に値上げ 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 ****************************************************************************** 3面【フラッシュ】 ・「自衛隊の現状と9条改正」 東京・弁護士会館でシンポ 12月22日 主催は東京弁護士会。半田滋さんは基調講演で、米軍と自衛隊の一体化、米国製武器の大量購入や護衛艦の空母化などにより、専守防衛を踏み越えようとする政治主導の現状を報告。その後、弁護士の伊藤真さんを進行役に、憲法学者・石川健治さん、評論家・天木直人さんを加えてパネルディスカッション。石川さんは、「9条を持つ憲法だから支える」国民の意識が、立憲主義を支える力になってきたと語り、天木さんは歴史の歯車の逆行を阻止したいと述べた。 ● ・「除染土はどこへ?」シンポ 東京しごとセンターで開催 12月23日 8,000Bq/kg以下の除染土を実証実験の後、全国の公共事業や農地造成で利用するという環境省の方針を問うシンポジウムが開催された。主催はFoE Japan、IISORAほか。FoEの満田夏花さんが除染土処理の全体概要を、実証実験について二本松市、飯舘村、栃木県那須町などから報告の後、今中哲二さんを含めて議論。規制の法律があってもガイドラインや手引でやり方を決め、事実上規制緩和を進行させることに対し、もっと声を上げていくことが必要と語られた。 ● ・安田純平さん解放と報道 戦場取材の意義とは 12月26日 シリアで3年4カ月身柄を拘束されていたフリージャーナリストの安田純平さんが、昨年10月に解放された。ジャーナリストらが登壇した緊急シンポジウム(主催は集会実行委)で安田さんは、シリアで殺されていたのはテロリストではなく一般市民であることを取材したかったという意図と、拘束の事実関係等を語った。他のパネリストから「自己責任論」への批判や政府に従うべきという世論の危うさ、ジャーナリストの役割などが語られた。 ● ・東電刑事裁判の同時集会 おしどりマコ・ケンさん講演 12月26日 第35回公判の同時集会で、記者のおしどりマコ・ケンさんが規制委員会や公聴会の詳しい傍聴報告とドイツの教育現場について解説した。原発の安全神話は放射能の安全神話に変わりつつあり、福島原発の敷地内で続く作業員被ばくの高いリスクなど、福島原発事故が収束していないことがあらためて分かった。またドイツの若者の放射能に対する知識レベルの高さの話からも、ドイツが脱原発を決めたことを納得した。 *****************************************************************************