「ふぇみん」3158号(2017/6/25)を発行しました。 目次 2、3…「働き方改革」で女はどうなる? 4…「かくれんぼ食品」ってなんだろう? 5…連載 避難の権利はどこへ⑥ 5…教育に浸透する自衛隊 「安保法制」下の子どもたち 6…music クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング 1面 文玉珠さんの足跡を綴った 森川万智子さんMorikawa Machiko [誇り高い女たちの系譜に] 聞き手…室田元美 撮影…落合由利子 --- もりかわ まちこ 1947年福岡県生まれ。86年まで郵便局に勤務、労働運動にも関わる。福岡に転居後、文玉珠さんと出会い、96年に『文玉珠 ビルマ戦線楯師団の「慰安婦」だった私』(梨の木舎)を出版、第16回山川菊栄賞受賞。2015年に新装増補版。翌年、第20回女性文化賞受賞。 --- 2面 特集「働き方改革」で女はどうなる? 生活時間の確保のために労働時間の規制を 文●竹信三恵子 ●ねこのひげ 3面 「同一価値労働同一賃金」こそが格差を解消 文●大槻奈巳 ●FLASH ・違法な辺野古「護岸工事」 激化する県警暴力 6月5日 ・共謀罪の先取り大阪でも 総がかり行動が集会 6月8日 ・辺野古埋め立て、共謀罪NO 国会を包囲して訴える 6月10日 ・共謀罪は廃案しかない!日比谷野音集会 6月13日 4面 不十分な表示制度で知らずに食べている 「かくれんぼ食品」ってなんだろう? 文●神山美智子 5面-1 【連載】避難の権利はどこへ⑥ 文●古川好子 なぜ20倍の被ばくをしなければならないのか 5面-2 ブックレット第2弾出版 教育に浸透する自衛隊「安保法制」下の子どもたち 6面 music 戦争終結の共謀に参加せよ 文●岩崎眞美子(ライター) クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング「4ウェイ・ストリート」 ワーナー・ミュージック・ジャパンWPCR-80357 2500円(税別) 【書評】6/25号の書評ページへ 『貧困クライシス 国民総「最底辺」社会』藤田孝典 著/毎日新聞出版900円 『これってホント!? 誤解だらけの沖縄基地』沖縄タイムス社編集局 編著/高文研1700円 『あなたの隣の放射能汚染ゴミ』まさのあつこ 著/集英社740円 ●ふぇみん句会 ●Gallery 『もやい展』 7面 【連載】ゆりばら!(273)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく 「ふぇみんスタディツアー」 ●FORUM「富山への「平和の旅」に思う」 ●ふぇみんのお店 庄内協同ファーム 麦茶(500g)540円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- ●ねこのひげ ●それぞれの地元で国会周辺でネット上で、連日の反対の声を無視し、「中間報告」という暴挙を用い、安部政権は「共謀罪」法案を強行採決した●同日、自由人権協会などの市民団体が、抗議集会を開催。ふぇみんも、19日に抗議声明を発表●また一歩、憲法改悪へ近づいたとはいえ、諦めてはいられない。いまここで口を閉じれば、政権の思うつぼだ●テロ対策とか五輪のためといううそはバレたが、焦る政府は7月11日の施行を決めた●今日から共謀罪法の廃止へ向けて行動開始だ。法を適用させない。懸念していたような悪用がないだろうかと運用を監視する。法の乱用を防ぐ改正を要求する。そうやって、政府が使いづらい法律にしていこう●主権者は私たちだ。いままで通り悪政にはNOと声をあげ、次の選挙で政権交代へむけた市民と野党の連携のために共謀していこう。ふぇみんでは7月15日号で共謀罪特集の予定。(さ) -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・違法な辺野古「護岸工事」 激化する県警暴力 6月5日 国が、県の「岩礁破砕許可」を得ないまま「護岸工事」を強行するなか、違法工事阻止の座り込みに対する県警の手荒な「ごぼう抜き」が目立ち、逮捕・けが人が相次ぐ。辺野古への基地建設を許さない実行委は防衛省前での抗議を呼びかけ、集まった130人と共に「違法工事を直ちに中止せよ」と申し入れた。毎週2回ゲート前に通う沖縄の男性が参加し、「座り込みが多ければ警察の排除行為に時間がかかり工事車両の進入を減らすことができる」と具体的に話した。 ● ・共謀罪の先取り大阪でも 総がかり行動が集会 6月8日 「共謀罪はあかんやろ!オール大阪」を代表して、元衆議院議員の服部良一さんが「この共謀罪は市民運動弾圧のためのもの」と語り、その先取りのような警察の動きが京都府の米軍Xバンドレーダー基地に反対する運動であったと報告した。バスに乗り合って現地まで行ったことで白バス行為になると逮捕、実行委の構成団体である労組名で労働組合の会館を半額で借りたことも問題にされた。いずれも無罪となったが、家宅捜査や携帯電話を押収されたという。 ● ・辺野古埋め立て、共謀罪NO 国会を包囲して訴える 6月10日 総がかり行動実行委ほか主催で、国会周辺4つのエリアで行われた抗議行動に、1万8000人が参加した。冒頭、同日午前、沖縄・辺野古で1800人が抗議行動をしたと報告され、稲嶺進名護市長が「機動隊の排除で骨折や頭を打つ事故が起きている」、ジャーナリストの安田浩一さんが「弾圧はいつも〈安全〉や〈安心〉を口実に始まるもの」と訴えた。集会の最後に、国会正門前のエリアでは参加者が横断歩道を渡りながらバナーを掲げコールして集会を盛り上げた。 ● ・共謀罪は廃案しかない!日比谷野音集会 6月13日 雨の中、5200人もの人々が東京・日比谷野外音楽堂に集まり、「共謀罪は絶対廃案!監視社会はいらない!」と声を上げた。会場外も入りきれない人であふれた。野党議員らも駆けつけた。日本国際ボランティアセンターで南スーダン担当の今井高樹さんは、「南スーダンは監視社会で、現地の様子を聞こうと電話しても現地の人は盗聴を恐れて話してくれない。日本も同じような国になるのか」と訴えた。その後、銀座方面にデモ。