「ふぇみん」3067号(2014/09/25)を発行しました。
目次
2、3…【特集】安倍でどうなる?⑨ 「輝く女性」って誰? 女性活躍推進法、女性の健康包括的支援法
4…もう終わった?! 婚外子差別撤廃求め、奮闘中
5…連載 産直40年~日本の農業のゆくえ~④
5…経済優先のTPPで食の安全は より後退!?
6…ミステリーの本棚 『妻の沈黙』
1面 『日本女子大学生の世の中ウォッチ』著者の 是恒香琳さん Koretsune Karin
[伝え、また知るために、書く私]
聞き手…梅山美智子
撮影…常見藤代
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これつね かりん
1991年、東京都生まれ。日本女子大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科史学専攻に在学。著書刊行後も切り抜き情報誌「女性情報」(共にパド・ウィメンズ・オフィス)にエッセイ「井戸の果てからこんにちは」を連載中。
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2面 【特集】安倍でどうなる?⑨ 「輝く女性」って誰?
女性活躍推進法は、女性の貧困、差別を放置?
3面 【特集】安倍でどうなる?⑨ 「輝く女性」って誰?
女性の健康包括的支援法は味方になるか? ●大橋由香子(「リプロの視点から『女性の健康の包括的支援法案』について考える集会」実行委)
4面 もう終わった?! 婚外子差別撤廃求め、奮闘中 相続差別規定廃止が、ほかの婚外子差別法制度廃止につながらず ●田中須美子
5面-1 【連載】産直40年~日本農業のゆくえ~④提携のはじまり ●鈴木京子
5面-2 経済優先のTPPで 食の安全は より後退!? ●神山美智子
6面 【ミステリーの本棚】『『妻の沈黙』A・S・A・ハリスン 著 文●稲塚由美子(ミステリー評論家) 山本やよい訳 ハヤカワ文庫 920円(税別) 早川書房
【書評】9/25号の書評ページへ
『敗戦直後を切り拓いた働く女性たち「勤労婦人聯盟」と「きらく会」の絆』伍賀偕子 著/ドメス出版1250円
『韓国家族 グローバル化と「伝統文化」のせめぎあいの中で』平田由紀江、小島優生 編/亜紀書房2000円
『「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ』平川克美 著/ミシマ社1600円
●books Q&Aまるわかり集団的自衛権/酪農家・長谷川健一が語る までいな村、飯舘/ほんとうにおいしいものはお店で買えない/日本はなぜ原発を輸出するのか
●Gallery 『遺伝子組み換え食品を避けるためのチェックシート』
7面 【連載】ゆりばら!(182)竹内佐千子
●voices ぴーちくぱーちく「憲法9条が第1回アジア平和賞を受賞」
●FORUM「俳優・米倉斉加年さんの訃報」
●ふぇみんのお店から メープルシロップ(250ml)1404円
8面
●event information
●diary ふぇみん日誌
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3面【フラッシュ】
・貧困ジャーナリズム大賞 大賞に下野新聞取材班ら
9月4日、貧困ジャーナリズム大賞2014の授賞式とシンポジウム「“すぐ隣にある貧困”を伝える」が開催された(主催反貧困ネットワーク)。大賞には下野新聞社で長期連載「希望って何ですか 貧困の中の子ども」の取材班と、「ダイヤモンド・オンラインなどでの生活保護報道」を行ったみわよしこさんに。特別賞にはマンガ『陽のあたる家 生活保護に支えられて』の作者さいきまこさんが。受賞者は手弁当で駆けつけ、日頃の苦心を分かちあった。
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・戦争させない・9条壊すな ! 総がかり行動 9月4日
安倍政権の「集団的自衛権」行使容認、日米防衛ガイドライン改定など一連の「憲法破壊」政策に反対して、解釈で憲法9条を壊すな!実行委ほかによる抗議集会が日比谷野音で開催された。作家の雨宮処凛さんは「経済的徴兵制」が推奨されようとしていると批判。落合恵子さんは、市民による「賢い不服従」をしようと発言。沖縄の彫刻家・金城実さんも「権力は小さいものを見くびるな」などと訴えた。5500人が参加。終了後、銀座方面へデモを行った。 ●
・火山・避難計画 どれも無視!? 川内原発・審査書承認 9月10日
この日、原子力規制委員会が川内原発の審査書を承認した。原子力委規制を監視する市民の会は委員会開催前に「川内原発の『形だけの審査書』に反対します」の緊急署名(個人4710筆 団体123団体)を提出。委員会傍聴、規制委員会前抗議行動に続いて院内集会を開いた。1万7000件のパブコメの意見を無視、火山リスク、核燃料搬出問題、避難計画の欠陥などを置き去りにしての承認に怒りの声が上がった。
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・イスラエルの責任追及を ガザ報告会開催 9月10日
ジャーナリスト志葉玲さんの報告会が東京・明治大学で開かれた。主催はヒューマンライツ・ナウ。志葉さんは無人攻撃機などで行われたガザ市民への攻撃を映像を交えて報告。弁護士の伊藤和子さんが、国連調査の状況を報告した。民間施設や市民への攻撃は戦争犯罪であり、追及がなされずに、繰り返されている(2008~09年のガザ攻撃も不処罰)。日本政府のやるべきことは緊急支援物資提供ではなく、イスラエルの責任の追及だと2人は強調した。