NEWS IN BRIEF


監獄人権センター事務局からのお知らせ
97年CPR総会・記念講演会の日程決まる!!

来る5月17日(土)午後1時〜、東京・お茶の水の明治大学父母センター(予定)で第3回総会、午後2時から記念講演会を開催。またプレ企画として4月5日(土)午後2時〜東京・お茶の水の明治大学大学院(予定)で、今井直さん(宇都宮大学)をお迎えし、拷問禁止条約をテーマに第5回監獄人権セミナーを開催。ぜひみなさんの参加をお願いします(詳細は2ページ)。

ペン・フレンド・ボランティア大募集中!!

96年8月に発足した、シェイク・ハンズ・プロジェクトでは、ペン・フレンドを引き続き募集中。CPRを経由する手紙のやりとりに限定したボランティアです。18才以上で、被拘禁者との文通を、また獄外に文通相手を希望される方、ぜひCPR連絡先のボランティア・コーディネーターの吉原宛、ご連絡下さい。規則、同意書等をお送りします(News Letter11号に詳細)。

ペルー大使に刑事施設の人権状況改善を申し入れ

CPR事務局は本年1月7日、ペルー共和国日本大使館(ビクトル・アリトミ大使)に対し、ペルーの監獄における人権状況に関し、申し入れを行なった。ペルーの監獄における人権侵害状況については従来からアムネスティ・インターナショナルやヒューマン・ライツ・ウォッチなども指摘していた。CPRはいかなるテロリズムにも反対であり、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)による日本大使公邸人質事件についても深く憂慮するものであるが、今回、ペルー政府に対し国際的人権基準に沿った監獄での処遇改善を行うよう申し入れた。

熊本刑務所刑務官懲戒事件に支援を!!

96年、熊本刑務所の刑務官が事実無根の収賄と「ハト行為」(外部交通の不正仲介)を理由に懲戒処分された。人事院での審査請求において、96年11月と97年1月、証人尋問が行われ(次号に詳細を報告予定)、今後、行政訴訟に至ることが予想される。弁護団の財政は赤字続きです。心苦しい限りですが、一口いくらでも構いませんので、カンパをお願いいたします(よびかけ文は7ページに)。
振込口座:さくら銀行 銀座東支店
普通預金口座 6525980
名 義 :大林さんを支える会 代表者 松井麻衣子

海外メディアで日本の刑事施設の人権状況を報道

96年末にかけて、Time誌(日本、ヨーロッパ、アメリカ)、NBCテレビ・ニュース(アメリカ)、BBCテレビ番組「ヒューマン・ライツ・ヒューマン・ロングス」(イギリス)、等々で、あいついで日本の監獄の人権状況に焦点を絞った報道がなされた。

東拘建て替え問題について弁護士会がパンフ作成

News Letterでも継続してとりあげている東京拘置所建て替え問題について、東京三弁護士会の「東京三会東京拘置所建替問題協議会」では、市民向けパンフレットを作成、配布し、広く問題点を訴える予定(3月発行予定)。希望者には無料で送付していただけるそうです。
問合せ;東京第二弁護士会事務局(御担当:木下さん、林さん)、
〒100 東京都千代田区霞ヶ関1−1−3弁護士会館内、 03-3581-2257

「刑事政策のパラダイム転換」出版

市民の、市民による、市民のための刑事政策を北九州大学の石塚伸一さんが論じた「刑事政策のパラダイム転換」が現代人文社から出版された(発売、大学図書。税込2200円)。理論編で刑事法学の潮流を解説し、実践編ではNews Letterにもとりあげた死刑確定記録の閲覧拒否問題、城野医療刑務所看護士暴行事件、北九州矯正センター問題などを論じている。
問合せ:現代人文社 03-5379-0307

「検証・プリズナーの世界」出版

CPR副代表の菊田幸一さんの編集による受刑者、元刑務官へのインタビューを収録した「検証・プリズナーの世界―ニッポンの監獄を受刑者が語る」が出版されました(菊田幸一編。定価税込3914円。問い合せ:明石書店 03-5818-1171)。著者のご厚意により、被拘禁者には2割引でお分けいたします。希望される方はCPR事務所まで郵送にてご連絡を。

監獄人権センター新事務所は川崎・溝の口へ!!

前号でお知らせした通り、CPRは事務所を移転し、新事務所は川崎・溝の口の福島武司法律事務所を間借りすることになりました。これにともない住所、電話・Fax番号も変更し、従来訴訟部会連絡先としてお知らせしていた住所、電話番号もCPR連絡先に統一しました。物件探しに際してあらためて財政基盤の弱さを痛感しました。会費・ご寄付を、今後ともよろしくお願いします。
住所:〒213 神奈川県川崎市高津区溝口138番地
シマザキビル2階 福島武司法律事務所気付
電話&Fax:044-844-7211