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2006年03月07日

第211回 立川反戦ビラ弾圧、逆転有罪判決の問題

人権と報道・連絡会の第211回定例会が2月27日夜、水道橋の東京学院で開かれ、約30人が参加した。テーマは「立川反戦ビラ弾圧の高裁判決と報道」。2年前のこの日「立川自衛隊監視テント村」の3人が自衛隊官舎に「イラク派兵反対」を訴えるビラを投函して逮捕された事件で、東京高裁は昨年12月、一審の無罪判決を棄却し、3人に罰金刑の有罪判決を言い渡した。
 例会では当事者の大洞俊之さんと「立川反戦ビラ弾圧救援会」のメンバー2人から、高裁判決の問題点を中心に報告・問題提起をうけた。報告・討論では、市民の表現手段である「ビラ」をさまざまな法律を悪用して押さえ込もうとする弾圧の実態、それを追認する裁判、上告審での闘いと法的な争点、さらには逮捕や判決を伝えるメディアのありようなどについて、突っ込んだ議論が交わされ、上告審に向けた闘いを、法廷内外でさらに広げていくことが確認された。

投稿者 jimporen : 2006年03月07日 21:47