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2002年09月09日

第177回 メディア法規制の現状と課題

 人権と報道・連絡会の第177回定例会が9月9日夜、中央大駿河台記念館で開かれ、約40人が参加した。テーマは「メディア法規制の現状と課題」。連絡会世話人の山口が、この数年来の「メディア法規制」の動き、反対運動の課題などについて、先の国会で継続審議になった個人情報保護法案と人権擁護法案を中心に報告した。その中では、両法案を「メディア規制法案」と呼ぶことは両法案がはらむ他の問題点を隠す危険性があること、大手メディアが「法規制対策」として強調する「集団的過熱取材対策」や「社別第三者機関設置」の欺瞞性、フリージャーナリストを中心とした反対運動には「報道加害」への反省が欠けていることなどを指摘。報道被害者が共感できるような「法規制反 対運動」や「メディア自主規制」のあり方について討論した。

投稿者 jimporen : 2002年09月09日 00:00