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2002年06月24日

第175回 和歌山事件の捜査・報道・弁護

 人権と報道・連絡会の第175回定例会が6月24日夜、中央大駿河台記念館で開かれ、約40人が参加した。テーマは「和歌山カレー事件の捜査・報道・弁護」。98年7月に起きたこの事件では、逮捕前からH夫妻が犯人と断定的に報道され、弁護団に対して弁護活動そのものを非難する風潮が作られた。また、被告が黙秘を貫いたのに対し、検察側がテレビのインタビュービデオを証拠申請し、採用されるなど、報道は裁判にも大きな影響を及ぼしている。裁判は夫妻が分離して行われ、夫については詐欺事件のみですでに判決が確定。妻の公判で6月5日、検察側が死刑を求刑した。例会では、妻の弁護人を務める大阪弁護士会の山口健一さんから、捜査と報道の問題点、裁判の経過、その中 での弁護人としての活動のあり方などについて報告を受けた。

投稿者 jimporen : 2002年06月24日 00:00