[20040819]古代アフリカ・エジプト史への疑惑Vol.49
木村書店Web公開シリーズ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Vol.49 2004.08.19 ━━
■■■『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』■■■
近代ヨーロッパ系学者による“古代史偽造”に真向から挑戦!
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等幅フォントで御覧下さい。
出典:木村愛二の同名著書(1974年・鷹書房)
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★οO◯Oo。・゜゜・★ 第六章の構成 ★・゜゜・οO◯Oο。★
エジプト神話/母なるナイル/ルヴェンゾリ大爆発/中世の古城
巨大な土塁/灌漑農場/道路網/ダムと水道/シバの女王
太陽神ラー/マクロビオイ/二重王国
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┫ 第六章:バントゥの王国 ┣
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扉 図
第6章の扉絵(プーントの王の壁画)
(『黒色人文化の先行性』より)
(図変更のため貼り込み)
◆(第6章−1)古代エジプト神話 ◆ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
アフリカよいとこ一度はおいで
ゾウだぞう(しつこいぞう)
鼻鼻鼻 ?頭?毛?頭
鼻 鼻 額 耳耳耳耳
鼻 鼻 額 耳 耳
鼻鼻 鼻鼻 ●)) 耳
林檎 鼻鼻鼻鼻鼻 耳
林檎 唇紅唇 耳
唇紅 耳
唇紅 耳 耳
″ 顎顎顎顎 耳耳耳耳
″涎
エジプトには、活火山はない。となりのスーダンにもない。ところが、
古代エジプト人は、火山とか、温泉とか、火山地帯でしか見ることのでき
ないものを、知っていた。
それだけではない。雷雨とか、大瀑布の記憶さえもっていた。これはど
ういうことだろうか。
エジプト神話の研究者、村上光彦は、古代エジプト人の祖先について、
「アフリカの奥地に起源を求める説が有力になってきました」(『エジプ
ト神話口承』、P.220)とし、ピラミッド文書や、死者の書のなかから、
具体例を紹介している。これらのヒエログリフの文献は、ファラオのため
の、死後の世界、つまり先祖の霊が住んでいる国への案内書として、ピラ
ミッド内におさめられていたものである。
この案内書の中には、中央アフリカ以南でなければ、経験できないもの
が、沢山含まれていた。
稲妻と雷鳴、雷雨――「天はとけて水となり、星はたたかいをかわし、
射手がせめてくる」、「天は語り、地はふるえる」
火山――「ほのおの湖」
温泉――「やけどするほどの熱湯」
大瀑布――「大いなる捧げもののはてしない落下」、「とどろきによっ
て生ずるおそれ」、「そのなかにいる神は、その名を『捧げものの落下の
深み』といって、人がそこに近づかないように守護している」
とくにこの大瀑布について、村上光彦は、「中央アフリカのザンベジの
滝のことではないでしょうか」、と書いている。
この滝には、イギリス人が、ヴィクトリア滝、という名前を勝手につけ
ているが、現地名は、モシ・オア・ツンヤといい、雷鳴する煙の意だとい
う。「1855年11月16日に探検家リビングストン博士が発見したときにも、
滝のそばの小屋で住民たちが神への祈りを声高く朗誦していた」(『世界
の旅――アフリカ』、p.61)、というから、古くからの神格化が考えられ
る。
モシ・オア・ツンヤは、横幅約1500メートル、落差は120メートル前後
であるが、滝壷が普通の形とちがい、地面の割れ目になっている。しかも、
その割れ目の巾が、落差よりも狭く、50〜75メートルであるため、落流は
ぶつかりあい、水煙が天高く立ちのぼり、轟音を発する。水量の多い時期
には、あたり一面に豪雨を降らせるようになる。
わたしは、古代の農耕民が、この滝に、雨雲の神が住むと考え、雨乞い
の祈りをささげたのだと考えたい。そして、この信仰が、相当広い範囲に
広がっていたのではないか、と想像している。
古代エジプト神学の起源が南方にあるという、もうひとつの論拠には、
タカ神ホルスのトーテム信仰があげられる。ザンベジ河の近くにある、大
ジンバヴウェの遺跡からは、「タカまたはハゲタカの様式化」された石像
が、何体か発見されている。そして、デヴィドソンは、「南バントゥー語
族の多くの種族が、雷光を巨鳥とみなし、雷光をあざむき他にそらすため、
巨鳥の像を建てたことが示された」、と説明している。
ただし、巨鳥、またはタカ神の崇拝が、「雷光をあざむく」という目的
ではじめられた、という説明には、若干疑問がある。わたしは、この信仰
もトーテム神崇拝なのではなかろうか、と考えている。というのは、タカ
をあやつる狩猟民が、戦士貴族になる例は多いのだ。
この推測にもとづいて、タンザニア大使館の友人、ルヤガザにきいてみ
たところ、やはり、タンガニーカ湖の周辺にも、日本のタカ匠と同じやり
方で狩猟をする人々が昔からいた。そして戦士貴族はタカをあやつり、タ
カの翼をカブトの飾りにしていた。この点は、日本でも、タカツカサ、な
どという貴族がいたのと、全く同様である。古代エジプトの、最初の戦争
指導者も、やはり、タカ匠の一族だったのではないだろうか。
だが、肝心のエジプト史学者のほとんどは、古代エジプト人とナイルの
みなもとの人々とは、まるで交流がなかったかのように主張している。こ
の先入観をも、うちやぶっておこう。
次回配信は、第6章−2「母なるナイル」です。
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