電子手紙の送信日付け順・注釈付き一般公開文書館 2001年8月

『権力の解剖』参照:シャロン支持率低下に見る破落戸型が共通の3国元首「条件付け」

送信日時 :2001年 8月 21日 火曜日 7:22 PM

件名 :[pmn 15943] シャロン支持率低下に見る破落戸型が共通の3国元首「条件付け

 昨日の「試供品2」にも打ち間違えがありました。原著の訳本『権力の解剖』では「条件づけ」となっていたところを「条件付け」とした部分です。まとめて変換すると、そうなってしまうのです。そこで、承前:


 シャロン支持率低下に思う破落戸型が共通の3国元首「条件付け」

「偽」イスラエルの極右首相シャロンの支持率が「解決能力無し」の評価で急速に低下したとの新聞報道あり。

 これが実に小さな記事なのが問題なのだが、それはさておき、「偽」イスラエルを尊属扱いで支持するアメリカの大統領ブッシュと、そのアメリカに忠誠を誓う日本の首相小泉も、ともに人気率低下の傾向を辿っている。

 以上の支持率低下3国元首(お飾りテンチャンは無視の国際的実質的位置付け)の共通項は破落戸型だが、その背後には前回紹介した「条件付け」が潜んでいる。元首が帝王の時代なら「帝王学」の家庭教育の成果である。帝王ではなくて「民主的」に選ばれた「個人」であると被支配層が誤解する仕掛けこそが、現代政治の秘伝の味噌なのである。

 さて、上記のごとく打ち間違えたのは、わがiMac内臓の「ことえり」とかの悪評紛々の柔物のせいで、こやつは、まとめて変換すると「条件づけ」が出てこないように「条件付け」られているのだ。読みを「んじょづ」とかして「条件づけ」の新語登録ぐらいはできるが、成人教育の余地がほとんどない。別のを買って入れよと助言してくれる親切な御方もいるが、端金も惜しい身でもあり、最初の「条件付け」を抜けることができない裸の猿を思わせるところがあるので、哀れを催して捨て難い。

 いわゆる文化人類学には数多の「条件付け」儀式の実例が収められているが、川や池で大袈裟に行う耶蘇教の洗礼なんてのも最初の「条件付け」の典型の一つである。秘訣は恐怖である。子供心に大人の集団の監視下で水中に引き込まれる恐怖を植え付け、その一生の「条件反射」の神経回路を形成するのである。実体験を聞いているが大人でも怖いのである。この恐怖体験によって、最近は広く知られるようになった心理的衝撃の傷跡、または瘤型回路が脳に残るのである。

 破落戸型の政治家に関しても、幼児教育と親族の環境による「条件付け」を点検すべきである。

 小泉首相については、すでにわが電網宝庫で紹介したが、日本の伝統やくざ「土木関係人入れ稼業」小泉組の4代目である。彼が忠誠を誓う唯一の超大国アメリカの大統領は、同国の伝統やくざ石油マフィアの政治家の3代目である。祖父は「上院議員といわれるといかにも貴族的だが、その前は投資会社の重役、つまりアメリカ特有の会社の乗っ取り屋である」(拙著『湾岸報道に偽りあり』p.173)。

 現大統領の「売り抜け」疑惑他の一族の行状についても、以下の無料公開電網宝庫「『腰抜け』大統領のノッペラ恐怖」の項で簡略に紹介した。

 http://www.jca.apc.org/~altmedka/gulfw-33.html

 シャロンについては、拙訳『偽イスラエル政治神話』に何度も出てくる。彼自身の国防大臣時代のパレスチナ難民虐殺問題は少しは知られているが、彼を党首とするリクード党の源流が、ナチスに軍事的な協力さえ申し出て、イギリス軍に逮捕されたこともある極悪極右テロリスト集団だったことは、まるで報道されていない。詳しくは、下記の無料頁に記されている。

 http://www.jca.apc.org/~altmedka/nise-12.html

 シャロンもブッシュも小泉も、決して「個人」ではない。現代的な破落戸王朝の「条件付け」を受けた危険な「玉」なのである。


電子手紙2001年8月分の目次へ
電子手紙文書館の目次に戻る
『憎まれ愚痴』総合案内へ
基地の出城の大手門高札に戻る

雑誌憎まれ愚痴 バックナンバー 目次一覧 連載記事一括 時事論評&投稿
憎まれ愚痴入口 テーマ別発言集 木村書店 亜空間通信 亜空間放送局