『亜空間通信』119号(2001/12/09)

満州事変の温故知新:真相暴かぬ「増すゴミ」ペンペン草御一同は戦争屋の手先

送信日時 :2001年 12月 9日 日曜日 9:33 PM

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『亜空間通信』119号(2001/12/09)
【満州事変の温故知新:真相暴かぬ「増すゴミ」ペンペン草御一同は戦争屋の手先】

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 「日中15年戦争」という表現を「偽善系左翼小児病患者」たちは好むのだが、事件当時の表現を嫌うのは「結構、毛だらけ、灰だらけ」として見逃すとしても、表現だけをいじって教条を繰り返すだけで、歴史の事実を学ぼうとしない怠け者が、実に多いのである。

 だから今回の9.11.アメリカ攻撃に際しても、「同時多発テロ」の意図的「増すゴミ」造語をそのまま無批判に使い、「テロを糾弾しないのか!」の恫喝に屈し、同調し、モサドとアメリカ軍事情報部の謀略「の可能性すら」を考えようともしない偽善系左翼小児病患者」が、ほとんどなのである。

 先にも本通信で報じたように、CNN会長は「アフガン報道のバランス」を求めたのだが、その意味では、本通信は完全に片寄っている。そして片寄っているからこそ真相を突くのであり、真相を突くからこそ片寄っているのである。「バランスの取れた報道」とは、体の良い言葉で誤魔化す右顧左眄のことであり、実際には不可能な八方美人型の処世術のことなのである。

 真相究明と謀略の早期の暴露なくして、どうやって戦争を阻止し、または中止させ、戦争屋の正体を暴き、真の恒久平和を実現できると言うのであろうか。それとも、戦争を存続させ、戦争屋を非難しては支持者を募る「偽善系左翼」商売には、戦争が不可欠、そのための謀略も不可欠だから、意図的に見逃すのであろうか。

 具体的な事例として、満州事変から続く「日中15年戦争」の発端の謀略を、以下、簡略に記す。

 中国人が「偽満」と呼ぶ人造国家、満州国は、典型的な傀儡国家で、日本というよりも日本軍、それも事あればすぐに居直って「独立するぞ!」と脅す関東軍の謀略によって、1932年3月1日に建国され、敗戦の1945年8月15まで形式的に存続した。つまり、13年半近く続いたのである。

 その前段の重大事件としては1928年6月4日の張作霖爆殺があるが、この時から数えると17年2ヶ月余となる。関東軍の高級参謀、河本大佐が主犯で、現地政権の元首を殺し、犯人は中国人と偽り、一挙に満州国独立を計画していたのだが、上司の参謀総長には「知らせていなかった」(?)ので、この計画が不発に終わったと「されて」いる。

 ともかく、この謀略の計画の事実は漏れ、翌年の1929年には、議会で野党の民政党が政府を追及し、「満州某重大事件」として「のみ」ではあるが、新聞で報道もされた。昭和天皇を含む上層部は、当然、事実を知り、真相の公表を求めたが、陸軍の強い反対で「関係者の行政処分」と軍部出身の田中首相への天皇の「食言叱責」で済み、内閣総辞職で責任が「うやむや」にされた。

 関東軍は、それゆえ、懲りもせず、1931年9月18日に、やはり鉄道爆破の「柳条湖事件」を起こし、満州事変、満州国の建国へと走った。「満州某重大事件」の真相が広く日本国民に知らせられていたら、関東軍の暴走は食い止められたかもしれない。ともかく、真相は知らせられるべきであった。ところが、寡聞にしてか、事実を知る当局者はもとより、「野党」の民政党の議員も、「満州某重大事件」と報じた新聞関係者も、誰一人として当時、真相暴露に踏み切ったという事実がないらしいのである。

 しかも、私が「寡聞」と称するのは、これでも、かなりの新聞の歴史の研究書を読んでいるのに、一度も、「真相暴露に踏み切った」「勇気のある新聞記者」についての記述を見たことがないからなのである。あれば、身内の自慢の好きな新聞記者らが、必ずや、大々的に記していると思うのであるが、やはり、ないのである。

 であるから、ここで私は今、温故知新として、真相暴かぬ「増すゴミ」ペンペン草御一同は戦争屋の手先と断じるのである。「ペンは剣より強い」という格言の源のラテン語では、「筆は剣より惨い」だったのだそうだが、実に「惨い」沈黙の共犯なのである。今もなお、同じ状況が続いている。しかも、今は、治安維持法もないし、憲兵もいないし、特高警察もないのであるから、命に別条はない。それなのに、首筋を撫でて黙っている卑怯者が、「増すゴミ」と「野党」などの多数派だということになるのである。


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