わたしの雑記帳

2006/4/19 服部太郎くんの裁判、傍聴報告


2006年4月19日(水)、東京高裁824号法廷で、午前10時から服部太郎くんの裁判があった。東急東横線のダイヤが大きく乱れていて、10時の開廷には残念ながら間に合わなかった。
私の目の前に駅ホームをひた走る女性がいて、なんと小森美登里さんだった。偶然、同じ電車に乗り合わせていた。

15分ほど遅れて入室すると、まだ審議は続けられていた。直後、裁判官から、太郎くんの治療にあたった精神科医の白川美也子さんの証人尋問が認められた。
思わず、心のなかで「やったー」と叫んだ。美登里さんも隣で小さく、ガッツポーズをとる。
原告側のもう一度、白川医師から、太郎くんのPTSDがどれほど深刻なものであったのか、半年やそこらで癒えるものなのかを聞いてほしいとの強い思いが通じた。
尋問は主尋問で45分程度。反対尋問を入れて1時間半程度と設定された。この裁判は、その証人調べをもって結審となる。一応、双方の弁護士の都合を聞いて、6月5日(月)の午後2時から3時30分からということになったが、多忙な白川医師のスケジュールが未確認のため、まだ確定ではない。

裁判終了後の弁護団からの説明では、被告側が白川医師の尋問は必要ないという書面を事前に出してきていたという。それに対して、原告側もなぜ必要なのかという理由に特化した内容の書面を数日前に出したという。水面下で火花を散らす攻防がなされていた。そして何とか、尋問にこぎつけることができた。服部さん親子は貴重な時間とお金を使って浜松から東京高裁まで、毎回、出向いている。東京高裁で丁寧な審議がなされてこそ、甲斐があるというものだ。
どんな結論が出るかわからないにしても、せめて納得のいく審議をつくしてほしいと思う。

日時が確定した段階で、裁判情報 Diary にUPしたい。
(予定通り、6月5日・月 14時から)




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