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核のゴミキャンペーン


六ヶ所村への高レベルガラス固化体および使用済核燃料の搬入に抗議する
プルトニウムも核のごみもこれ以上生み出さないための新たなキャンペーン立ち上げ

キャンペーン名称
電気を使うあなたに考えてほしい
核のゴミ・キャンペーン第2弾


●呼びかけ団体参加および賛同のお願い

六ヶ所村に2回目の高レベル放射性廃棄物の輸送が行なわれようとしていま す。12月中旬にフランスを出航、来年2月半ば六ヶ所村に到着の予定。今回は 40体のガラス固化体で、1回目より全体的に放射能量も発熱量もひとまわり多 く、汚れたものが返されてきます。1回目の28体中1体からは表面汚染が発見さ れましたが、日本原燃はその原因をうやむやに施設に収納してしまいました。 今回はもっと多くの粗悪品が含まれ、30年から50年の一時貯蔵の間に施設の中 を放射能だらけにしてしまうかもしれないのです・・・。

さらに来年には、日本の原発サイトから六ヶ所村への使用済核燃料搬入も開 始されます。しかし運転開始時期が延び延びになっている再処理工場本体はま だ基礎も完成してない状態で、この輸送は、原発サイトにあふれた使用済核燃 料をただただ六ヶ所村に追いやるだけのものです。

このままでは六ヶ所村にありとあらゆる核のゴミが集められてしまうでしょ う。これに対して私たちは、電気を使ってきた側から核のゴミの問題を考えた いと思います。このキャンペーンは高レベル放射性廃棄物と使用済核燃料の輸 送に対する抗議であると同時に、このゴミを日本の国民一人一人がどう受け止 めるべきかを考えるものにしたいのです。

以上のような主旨で、全国の皆さんにキャンペーンへの参加を呼びかけます。 参加団体が多くなれば多くなるほど行動の規模も大きくなります。呼びかけへ の参加および賛同をしていただける団体(個人も可)は、下記の申し込み要領 でFAX、電子メール、郵送等で申し込んでください。


●核のゴミキャンペーン第2弾・呼びかけ団体

グリーンピース・ジャパン、たんぽぽ舎、日本消費者連盟、グリーン・アクション、 NCC核と平和問題委員会、日本YWCA、原発いらない!ちば、ストップ・ ザ・もんじゅ東京、プルトニウムアクションとうかい、ノーニュークスアジア フォーラム・ジャパン、高レベル研究会、大地を守る会、プルトニウムフリー コミュニケーション神奈川、北海道・大きな株の会、原発止めよう埼玉連絡会議、 いらんちゃ原発連絡会、函館「下北」から核を考える会、原発を考える品川の 女たち、京都反原発めだかの学校、「スミ消し裁判」原告団、脱原発ネットワーク 九州、町田反原発ネットワーク、原発いらん山口ネットワーク (11月28日現在、23団体)

申し込み要領

申込者名        呼びかけ団体/賛同団体(どちらかにマルを)

連絡先住所
電話番号FAX番号
●申し込み送り先
グリーンピース・ジャパン TEL03-5351-5400/FAX03-5351-5417
グリーン・アクション TEL075-701-7223
郵送先 東京都渋谷区代々木1-35-1代々木会館4F グリーンピース・ジャパン
Eメール:QWA03554(ニフティサーブ)
賛同金、カンパ送り先:郵便振替口座 00150-1-728279(核のゴミキャンペーン)

●新キャンペーン提案内容

1、情報センター

あかつき丸によるプルトニウム輸送時に行なったような情報センターを立ち上 げ、Faxネット、インターネットを通じて情報を発信します。輸送情報、ガラ ス固化体の技術的問題点、青森を含む各地での取り組みなど。高レベル放射性 廃棄物だけでなく、使用済核燃料の情報も流します。

2、伝達ツール作り

高レベル放射性廃棄物や再処理など知らないという人たちを対象に意識した、 わかりやすい資料作りをします。それをポスター、パンフレットなど伝達ツー ルにしてアピールする予定。各県別の高レベル放射性廃棄物発生量マップ、使 用済核燃料発生マップという案もすでに出ています。

3、大使館まわり

輸送ルートは今回も明らかにされない可能性大。喜望峰、マゼラン海峡、パナ マ運河、場合によってはスエズ運河まで輸送ルートの可能性があります。この 輸送ルートにあたる可能性のあるすべての国の大使館を、資料を持って訪問し ます。

4、技術的な問題整理

ガラス固化体キャニスターにはさまざまな問題があります。国会質問などで、 驚くべき事実が明らかになっているが、そのことが一般化されていません。あ まりに専門的かつ複雑なためで、それをできるだけわかりやすく整理、一般情 報化したいと思います。

5、自分たちのごみは自分たちで責任を(各地の電力会社へのとりくみ)

今回の高レベル放射性廃棄物は東電、関電、四電、九電の4社のもの。しかし、 第3弾の輸送は来年度中に100本ともう決まっていて、他の5社分もすぐ輸送さ れる予定です。各地域で、電力各社の責任、さらにその電気の消費者の責任を 考えたいと思います。

6、青森現地での抗議行動

高レベル放射性廃棄物も使用済核燃料も、六ヶ所村への搬入の際は、厳しい寒 さの中での行動になると思われますが、がんばって現地での抗議の声を上げた いと思います。

7、いろいろな自主企画

1から6以外にも、いろいろなことが考えられると思います。各地でできること、 日本全体で取り組めることなどいろいろなアイデアを、情報ネットワークの中 で出し合いたいと思います。

8、呼びかけへの参加と賛同

このキャンペーンは呼びかけ団体と賛同団体をどんどん増やすという方法で広 げます。呼びかけ団体の出資金、賛同団体の賛同費とも5000円で、財政負担は 同額とします。呼びかけ団体は自分のネットワークに情報を流すなど、ある程 度キャンペーンを広める努力のできる団体で、賛同団体は情報を受け取るだけ の団体とします。呼びかけ、賛同とも個人の参加も可です。

9、運営と財政

出資金と賛同費による収入をもとに、情報センターからのFAX通信、郵送費な ど、伝達ツールづくりや現地行動などの費用をまかなう予定。収入の規模に応 じて行動の規模も大きくなります。運営は毎週の事務局会議で相談することに なりますが、場所は東京・新宿で遠方の方は参加が難しいと思いますので、 FAXや電子メールを活用してご意見を送ってください。

送り先は以下の通り
FAX:03-5351-5417(グリーンピース・ジャパン、竹村)
Eメール:QWA03554(ニフティサーブ)
郵便振替口座 00150-1-728279(核のゴミキャンペーン)
なお情報センターからの情報はインターネットでも読むことができます。
アドレスは http://www.jca.or.jp/nwaste/(このページ)
インターネットとパソコン通信で読んだ人も、賛同費かカンパ送ってくださいね!


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