世界食糧危機の犯人は誰だ? 

06/18/2008 - 18:30
06/18/2008 - 21:00
その他/GMT+9

講演会】 世界食糧危機の犯人は誰だ? 
      
      〜G8サミットと食糧問題〜

◎講師 佐久間智子さん(「環境・持続社会」研究センター)

◎日時 6月18日(水)午後6時半〜9時

◎会場 東京・文京区民センター3階C会議室
    (春日駅2分・後楽園駅3分・水道橋駅10分)
    http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm

◎参加費 700円

◎主催 国連・憲法問題研究会

◎連絡先 (TEL)03-3264-4195 

■いま、全世界で食糧価格の高騰が問題になっています。生きるための食べ物が価格高騰のために得られなくなった人々の困窮・飢餓、暴動(ハイチでは政府が退陣しました)、難民への配給食糧調達資金の不足などが報道されています。
 日本では7月上旬、北海道・洞爺湖でG8サミット開催が予定されています。既に労働、環境などの閣僚会合が全国で開催され、「テロ対策」を口実とした警察によるこれ見よがしの警備「訓練」、入国制限、監視が行われています。
 今回、ホスト国となる福田政権は気候変動(温暖化)問題と食糧問題をG8サミットにおける主要議題にしようとしています。しかし、日本政府が食糧危機対策として出しているのは高収量の品種の開発・普及などです。それは、サブプライム問題や石油の高騰などと連なる国際市場での投機に対する社会的規制の必要性、燃料が貧困者の食糧を奪っているバイオ燃料の問題などから目をそらすものです。
 そもそも、民主主義の手続きから見ても正統性を持たない「首脳」会議=G8サミットが、64億人の運命を決める世界政府のような振る舞いをしていること自体が疑問です。
 温暖化や食糧問題で巷間で語られていることは正しいのでしょうか? 経済のグローバル化の社会・開発影響に関する調査・研究、発言を行っている佐久間智子さん(「環境・持続社会」研究センター)に話してもらいます。

■講師紹介
佐久間智子(さくま ともこ)さん
…市民フォーラム2001事務局長などを経て、現在は「環境・持続社会」研究センター(JACSES)の「暮らしとグローバリゼーションプログラム」プロジェクト担当、女子栄養大学非常勤講師、明治学院大学国際平和研究所研究員など。共著書に『徹底討WTO』(編・共著)、『儲かれば、それでいいのか−グローバリズムの本質と地域の力』、『連続講座:国際協力NGO』、『サスティナブル・ウェルフェア・ソサイエティ—持続可能な福祉社会』、『非戦』、『グローバル化と人間の安全保障』、訳書に『世界の<水>が支配される!』など。

<国連・憲法問題研究会>
[連絡先]東京都千代田区富士見1-3-1上田ビル210工人社気付
     (TEL)03-3264-4195  (FAX)03-3239-4409
     http://www.winterpalace.net/kkmk/
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