国際民衆連帯ワーキンググループ・連帯フォーラムの呼びかけ






★7月4日~9日 国際民衆連帯DAYSスケジュール








 島嶼国の水没、金融システムの崩壊、食糧高騰・・等々、今日、大恐慌以来とも言うべき危機が世界的規模で広がりつつあります。'80年代後半に萌芽した新自由主義グローバリゼーションは、'90年代末の通貨危機や'01年9月11日の同時多発テロを乗り越え、猛威をふるって地球をことごとく舐めつくしてきました。そして、それを支えた自由競争または市場原理の理念は、各国政府や地域が設けていた規制を撤廃させ、強引に他所の国または地域に入り込むことで、膨大な余剰利潤を作り出してきました。ところが、このシステムは、世界中で崩れ始めています。
 結局、新自由主義グローバリゼーションの結論とは危機の招来でしかなく、飢える者たちが困窮の一途を辿り続ける格差社会でした。今こそ、私たちは、こうした危機を作り出した者たち、G8首脳たちに対して抗議し、その責任を追及する必要があります。
 7月7~9日、北海道洞爺湖のウィンザーホテルでG8サミットが開催されますが、G8首脳たちは何を議論するのでしょうか。私たちが本当に豊かになるための政策を打ち出してくれるのでしょうか。私たちはG8首脳たちにさんざん騙されてきました。「約束」とは「反故」の証明でした。
 私たちは、G8首脳たちの約束が嘘であること、ならびにG8首脳たちが作り出す不平等な経済関係の問題を、セミナー、ワークショップ、文化イベント、パフォーマンスなど様々なイベントを開催することによって、世界かlら北海道に集まった様々な人たちとの討論や交流を通じて証明していきたいと考えます。そして、新自由主義グローバリゼーションではない、人々が真に豊かになるための平和、公正、平等に満ちたもう一つの世界(Another World)は、どのようにしたら可能なのかについて、新自由主義に対する批判的な検証を含めて、具体的な提案または方針を打ち出していきたいと考えます。