5月と6月の経過報告



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■太地オルカNEWS25(6/18 23:00)

南紀白浜アドベンチャーワールドの2頭のオルカが死亡



■太地オルカNEWS24(6/15 22:00)

伊豆三津シーパラダイス観察レポート
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日時:1997年6月15日(日)正午〜15時30分
天候:曇り一時小雨

1)ヤマト君の様子
 昨年の夏に行ったときから比べると、ずいぶん元気になって囲われた狭い入り江の中を泳ぎ回っていました。網で区切られた隣の囲いの中にいるイルカの泳ぎに合わせ、一緒に潜ったりジャンプしたりしていました。
 最近になって、ショーではなくデモンストレーションと称して、隣のイルカのショーの最後にヤマト君の案内があり、トレーナーの合図に合わせてジャンプしたり、鳴いたりしていました。

2)メスの新個体の様子
 導入されて初めての対面でしたが、これまで皆さんの観察で言われていたほど、元気がないということもなく、平均して3〜5分潜水してプールの中を泳ぎ回っていました。一個所にじっと留まっているということはなく、ときには腹を上にしてほとんど泳ぎ続けていました。
 また、餌を食べないために痩せて陥没したのではないかと言われていた、噴気孔の後ろもほとんど元通りに復元しておりツヤも良く、特に体型的に気になるところは無かったように思います。

3)メスの新個体の強制給餌(?)
 ヤマトのデモンストレーションの直後、午後1時45分ごろから、入り江を囲ったオルカのプールの中に浮きのついた網を入れ、メスの個体を取り囲みプールの一方に引き寄せて餌を与え始めました。これが飼育技術のひとつであるという強制給餌(?)の方法なのでしょうか?職員が一人ウェットスーツを着て水の中に入り、餌である魚を一匹づつ水中でメスの口の中に入れていました。(無理に口を開け、押し込んでいるようにも見えました)全部で7〜8匹を与えていたようです。とても自分から食べているという感じではありません。この間、約20分程度でした。
 ところが、これが終わって網を片付けようとすると、いきなりこのメスは網に向かって進んでいき、盛んに網を押すような仕草を見せました。(太地で捕獲されたときの記憶から、何か網を押すことで外海に出ていかれるとでも思っているようでした)

4)メスの新個体について、その他の情報
 一緒にオルカを見ていた子供が、飼育係に質問したところ、「この新個体は体長5.6メートル」と答えていました。「名前はまだつけていない」「ショーをするかどうかは判らない」など。
 また、飼育係の乗った浮きのそばに寄ってきて、体を横にして係員に掻いてもらったりすることには、抵抗がないようでした。時折、スパイホイップの格好で飼育係の前で口を開け、歯をなでてもらったりもしていました。
 一緒にいるヤマト君とはまったく別行動で関心すら示していないように見えました。



■太地オルカNEWS23(5/28 20:30)

その後の、捕獲されたオルカ達の状況

●太地クジラの博物館のオルカ情報
 5月22日、ポールさんと太地くじらの博物館館長との会談が実現しました。ここに 捕獲されたメス一頭は、9メートル四方の生簀にイルカと一緒に入れられており、餌 も食べているとのことです。ここに以前からいる「ナミちゃん」の方をじっと見てい るだけで、ほとんど動かないようですが、ときおり野生では見られない体をよじるよ うな動作をしたということです。「なぜ、ナミちゃんと一緒にしてやらないのか?」 との質問に、「一緒にするとショーをさせるのではないかというFAX抗議が来るので 、それを避けるため」との回答だったようです。

●三津シーパラオルカ情報
 5月25日、ポールさんが伊豆三津シーパラダイスに出掛け、自分の目で捕獲された 新しい個体(メス)を観察してきました。心配していた噴気孔の後ろの陥没も、それ ほどひどくなく少し安心したようです。観察していた時間の中では餌を与えられるこ とはなかったようです。
 またfreeOrcaのメンバーが、職員から聞いたところでは、現在食べている餌の量は 46kgとのことでした。

●南紀白浜アドベンのオルカ情報
 5月27日、IKANetが水産庁に問い合わせたところ、捕獲された三頭のうち、メスは 依然として自分からは餌を食べないということです。また栄養剤を与えているようです。



■太地オルカNEWS22-2(5/26 23:30)

●ポールさん来日後の活動
 5月12日、成田に到着
 5月18日、東京会場でfreeOrca主催の講演会(280名)
 5月20日、早稲田大学で講演会(63名)
      freeOrca交流会(30名)
 5月21日、パタゴニアでの講演会(24名)
 5月22日、太地くじらの博物館館長との会見
 5月23日、Sphereジョイントレクチャー(70名)
 5月24日、名古屋会場でfreeOrca主催の講演会(150名)
 5月26日、マッキー国際学園東京校にて講演会
 5月27日、TV取材など
 5月28日、マッキー国際学園大宮校にて講演会
 5月29、30日、札幌にてコンファレンス
 5月31日、freeOrca送別会



■太地オルカNEWS22(5/12 21:30)

●ポールさん来日(5/12)
 約一カ月のFree Corky ヨーロッパツアーを終え、5月12日の夕方、ポール博士が無事日本に到着しました。

・今回の予定は、日本各地での講演会に出掛けるほか、freeOrcaとの交流会が中心で、できれば水産庁や水族館とも意見交換が出来ればと願っています。



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