自治労音協通信

 3面  NO45号/2001.8.15発行

道楽道☆舞台裏から見続けた二十年

第11話 原点に帰ろう(フラの原点を垣間見たvol.2)NTT労組  常盤 数行

今回も前回から引き続きメリーモナークフェスティバル見学の話です。

★フリーエキシビジョン
 

さあ始まるぞ!とわくわくする気持を押さえながらステージの照明やPAを観察していたら、MCのDJばりアナウンスが始まると、観客はこの瞬間を待ってましたといった感じのすごい歓声とスタンディングオベーションがあり、ハワイチームのカヒコ(古典フラ)が始まったのでした。40名近くの若き女性達の踊りは、見事なフォーメーションと迫力に満ちたもので、「これが本場ハワイのフラか!」と度肝を抜かれたといった状態でしょうか。終わっても拍手はいつまでも鳴り止みませんでした。
続いて日本チームの登場です。まず、ねじり鉢巻に半被姿での奴さん踊りからスタートし、横浜から参加しているチームのフラと続いたのです。奴さん踊りは日本の文化を紹介するといった感じでしょうか。フラは前段でハワイチームの度迫力の踊りを見せられているのでちょっと迫力や優雅さに欠けた気がして可愛そうな感じもしましたが、会場からは惜しみない拍手と歓声はしばらく鳴り止みませんでした。続いてトランペットが高らかに鳴り響き、ラテンの音楽に乗せてメキシコチームの登場です。
ソンブレロの男性、カラフルなスカートの女性のマリアッチから純白の衣装に身を包んだ男女が細かいステップで踊るソン・パーチョと続きメキシコの陽気な雰囲気に包まれておりました。メキシコに続いてサモアです。皆さんご存知のようにサモアはポリネシア諸島の中に位置し、世界で最後に夕日が沈む国として知られています。昔ポリネシア人がサモア、タヒチ、ハワイと渡っていったと言われてますが、こんにちはをハワイ語でアロ〜ハ、サモア語でタロ〜ファなんとなく似てる感じがして、文化がポリネシアからハワイに伝わったのかなって気がします。
ステージでは歌と太鼓に合わせてシバといわれるサモアダンスが繰り広げられましたが、ファイアーダンスは残念ながら有りませんでした。 延々5時間に渡ったハワイ初日のフリーエキシビジョンが終わってホテルに戻ったのは、12時前で時差ボケもあってバタンキューと眠りについたのでした。

★★フラコンテスト

いよいよコンテストの開幕です。コンテストには米国以外の国や地域の参加は認められていません。
また、数あるフラスクールの中でメリーモナークにノミネートされるだけでも大変名誉な事であり、ノミネートされたフラスクールから選りすぐられた人達がソロやチームで出場するわけです。
まずは、ミス・アロハフラ・コンテスト、今年はすらっとした体型の日系の女性が獲得しましたが、躍動感に満ち溢れた踊りで観客の目をくぎ付けにしておりました。準ミスはミスとはまったく対象的な大柄な体型で、でも踊りはしっとりとした品のある踊りで甲乙つけるのは罪だな〜といった感じでしたが、コンテストだからいたしかた無い事なのでしょう。
翌日はカヒコ(古典フラ)のコンテストです。筋肉質の若き男性チームや若さに満ち溢れた女性チーム、ここで驚いたのは、ランドセル背負ってもおかしくないような男の子が大人に混じって一糸乱れぬ踊りを展開しており、どこにも天才と言える子はいるんだな〜と目は子供にくぎ付け状態…!聞けば参加資格は13歳以上という事なのできっと13歳なんだろう…!
それにしても日本では見た事がないすごい踊りの連続でハワイ経験者のスーさん以外の我ら3人は圧倒されてみておりました。
さていよいよ最終日はモダンフラのコンテストです。モダンフラは男性はアロハシャツにレイ、女性はムームー(ムームーではない衣装もある)にレイをつけて、ハワイアンソングで踊るわけですが、カヒコ(古典フラ)と違うのは、バックにハワイアンバンドが控えていて、生の演奏で踊ります。(日本の大会等ではテープで踊る場合が多い)モダンフラ全体の雰囲気を一言で言えば、エレガント…この言葉以外形容のしようが無いというところでしょう。
この大会にかける意気込みは並々ならないものがあるわけで、観客もその点はよく知っていて、ある男性のチームの一人が踊りを間違えた途端「あ〜〜!」と落胆のため息!同じ人が再度間違えて、会場全体がどよめきに変わっていました。
でも、そのため息やどよめきは、「素晴らしい踊りなのにもったいない、気落ちせずにまた頑張れよ!」と聞こえたのは、どうやら僕だけじゃなかったようです。メリーモナーク、観客の温かき心、ハワイの人達の文化を守り伝えて行こうという熱き心がぎっしり詰まったものでありました。
次回もハワイ編です。

 シリーズ10 自治労名古屋市職労の 山口 真さんのまんがにリンク


●目次ページに戻る

●タイトルページに戻る

●1面に戻る

●2面に戻る

●4面に進む