自治労音協通信

 4面  NO41号/00.10.15発行

まいふぇばりっとびーとるず その4 

UNCLE  吉田 隆(全逓音協事務局長)

色々あって長いこと休んでしまいました、最近は周りを見ても全て忙しいようで・・・
私の方も仕事はますます忙しく、秋ということで合宿もひっきりなし、新しいCDの製作と本当に忙しいです。
十月一日には三回目になる栃木版「はたらくものの音楽祭」が開催されます。郵便局のビートルズバンドやヴェンチャーズバンドの他、役場のコーラスやR6Bバンド等、盛り沢山で午後一時から延々三時間に渡るステージです。この文が出るころには終わっていますが(T▽T)アハハ

●ビートルズ初映画

さて「まいふぇばりっとびーとるず」今回はさけては通れない映画「ハードデイズナイト」がらみで。御存じ映画「ハードデイズナイト」はビートルズ初めての映画。
その昔から俳優の行き着く先は「歌」。歌手の行き着く先は「映画」というのは定番ですが、ビートルズも御多分にもれず売れると映画。ということになります。ですが、この映画は一連のスター映画と違い、つまらない物語りものではなく、いわば彼等のドキュメンタリーだった、というのがユニークですね。カラー全盛の時代にモノクロというのもインパクトがあり、ドキュメンタリーらしくて・・・
この映画の中ではアルバム「ハードデイズナイト」の中の七曲が使われているわけですが、画面で演奏しているのは約半分で、その他は演技(?)場面に流れています。
もっとも演奏場面でも彼等はミュージシャンですのでドキュメンタリーに間違いはないのですが。曲目は、「HARD DAY'S NIGHT」「I SHOULD HAVE KNOWN BETTER」「IF I FELL」「I'M HAPPY JUST TO DANCE WITH YOU」「AND I LOVE  HER」「TELL ME WHY」「CAN'T BUY ME LOVE」。
アルバムには他に「ANY TIME AT ALL」「I'LL CRY INSTEAD」「THINGS  WE SAID TODAY」「WHEN I GET HOME」「YOU CAN'T DO THAT」「I'LL  BE BACK」と全十三曲、全てがヒット曲で大変お買得なアルバムです。
イギリスでは、発売五日後に第一位となり、二十一週間もトップでした。しかも、トップの座を明け渡したのは、ビートルズの次のアルバム「BEATLES FOR SALE」でした。「BEATLES FOR SALE」は私がもっとも好きなアルバムです。「HARD DAY'S NIGHT」は日音協でもだれかさんが「ひでえ日だったぜ」と直訳して歌っていましたっけ。オープニングの不協和音が印象的な誰でも知っている曲。「I SHOULD HAVE KNOWN BETTER」は黒っぽいハーモニカが彼等がやはりロックバンドなんだ、ということを教えています。「I'M HAPPY JUST TO DANCE WITH YOU」はジョンがジョージのために書いた曲。「AND I LOVE HER」はもう大有名曲で色々な人がカバーしてます。「TELL ME WHY」はジョンが穴埋めに書いたという話ですが、なかなかどうして。「CAN'T BUY ME LOVE」サビの歌から始まるという現代のポップス定番のような曲。

◆「IF I FELL」

今回は私の最も好きな曲、「IF I FELL」について。
この曲はいわゆるバラードですが、レノン/マッカートニーのオリジナルで、ふたりで絶妙のハーモニーを聞かせています。最初のジョンのソロはまあ、どうということはないですが、ハーモニーに入って転調してからのメロディラインがいいです。最初のフレーズ、キーはDで「 give my heart to you」の部分は高音部が「D-E-C#-B-D」低音部が「F#-G-A-G#-G」となっています。
頭はいわずとしれた6度ハモリですが、三つ目に「C#」と「A」というように今まで離れていた音が3度に収まり、四つ目には一見不協和音とも言える「B」と「G#」と最も接近し、フレーズ最後にとくに低音部の四番目から五番目にかけてのクロマチックのけだるい動きには「う〜ん」と唸ってしまいますね。
サビからは通常の3度で推移しますが、「Cos' I could -n't stand the pain」の「 pain」で低音部がEからBへと一気に下がります。ここも先ほどと同じくけだるい感じでいいです。
先ほどもそうでしたが歌いかたもスライドして下がるように歌っていていっそうけだるい感じが出てます。焼き直しのCD等もでています。、是非一度聞いてみてください。(つづく)        

新入会員紹介コーナー

☆西藤 安彦

西藤安彦(さいとうやすひこ)一九六八年十二月六日生まれ、滋賀県出身、子供の頃より琵琶湖の爽やかな風景を見て育ったことから、フュージョンを得意としている。好きなバンドは、カシオペア(野呂一生)、高中正義、角松敏生等。 


みなさん、初めまして、この度自治労音協に入会しました西藤安彦(さいとうやすひこ)と申します。現在、滋賀県本部青年部の事務局長をしています。
大学時代に軽音楽部でバンド活動をしていましたが、就職してからは、なかなかバンド活動をする機会がなく、発表の場といえば、せいぜい友達の結婚式の披露宴で演奏するくらいでした。何か音楽活動をしたいなーと思っていたところに目に入ったのは、自治労の音楽活動家養成講座。よーし、参加してみようと機材一式車に積んで、東京の会場にいってみると、睡眠時間もそこそこに、早朝から深夜までずっと音楽漬け、なんか軽音楽部の合宿みたいでとても楽しく、仕事を休んで一日ギターを弾いていられることに幸せを感じ、すっかり文化班にはまってしまいました。そうなると、当然のように参加したのが、山梨県八ヶ岳泉郷で開かれた、第十二回自治労青年女性中央大交流集会。平均睡眠時間三時間にもかかわらず、野外ステージで三千人の前での演奏が、思っていた以上に快感で、すっかり癖になってしまい、ぜひ、二年後も参加しようと思いました。でも、その前にはたらくものの音楽祭があるときいたので、まずはそちらに参加したいと思います。
仕事、そして、県本部青年部事務局長としての組合活動に追われる毎日ですが、出来るだけ音楽活動の時間を作り、目標を持ってこれからはがんばって行きたいと思います。

(プロフィール)
演奏できる楽器は、エレキギター、またはエレキベースです。
大学時代に、カシオペア、高中正義、スクエア、プリズム等のフュージョンバンドのコピーをしていました。あと、ハードロックから、
十六ビート、サンバ、歌謡曲、何でも好きです。最近は、椎名林檎がお気に入り。


伴奏班の仲間と、左から、吉田斉子、滋賀のメンバー、岩田宏之、西藤安彦、松本敏之

近畿地連の構成詩で伴奏を依頼され、急遽滋賀の三人を中心に、「鳩よ舞い上がれ」「君は走ってみたか」を演奏、これまでキーボードや歌入り劇で出演の岩田さんは念願のベースギターを練習しての参加。


●目次ページに戻る

●タイトルページに戻る

●1面に戻る

●2面に戻る

●3面に戻る

●5面に進む