自治労音協通信

 2面  NO41号/00.10.15発行

★今年も新人大活躍! 

☆第十二回自治労青年女性中央大交流集会文化交流

司会の青年部常任、女性部常任前田マユミさん

◇文化班・新緑の八ヶ岳で練習開始

第十二回自治労青年女性中央大交流集会は、七月二十三日(日)から二十五日の三日間、八ヶ岳高原『泉郷』で開催されましたが、文化班は前泊での参加で、養成講座参加者を中心に、全国十五県本部から二十名が集まりました。『泉郷』のなかのスタジオピープルは機材が揃っており、ミキシングもできるよい施設でしたが、振り付けなどのできる広さはなくスペース的には問題がありましたが、あいにく戸外も晴天でしたので、コントなど分散しての練習となりました。
文化交流の構成詩、歌唱指導、シングアウト、コント、合唱の練習を短時間にこなし、翌日は参加者受け入れのシングアウトと歌唱指導を行いました。得に組合歌「限りなき躍進」は、高野直美さんのクラリネットのイントロとベイビーババさんの指導で盛り上がりました。

シングアウトの男性パートのみなさん

シングアウトの女性パートのみなさん

◇メインは文化交流

二日目、二十四日の朝から開催された職種別分散会の後、午後三時半から文化交流が開催されました。
例年夜間に開催していましたが、今回は場所の関係で、山道で夜間危険なため、昼の開催になりました。照明の無いなか、太陽の日射しが照りつける中での開会でしたがオープニングの合唱曲、「どんなに時が流れても」の爽やかなコーラスが(養成講座の課題曲として細川剛さんが指導)、まわりの木々に吸い込まれていきました。
司会は、常任委員が受持ち文化班を支えていただいた前田マユミさん(徳島県老人ホーム看護婦)の元気な声が森影にこだましました。
文化交流は、各地連の構成詩から始まりました。東海地連は養成講座で準備した岐阜県職労の『自分で立って歩きたい』を岐阜や静岡の仲間たち五十人で上演しました。「自分で立って歩きたい」「鉄人ヘルパー」「はたらくあなたへ」の三曲を挿入し、ヘルパーさんや介護職場の仲間のはたらき方と、利用者の生きざまをとおして、介護保険制度の問題点を分かりやすく報告し、これからの闘いの方向性を浮き彫りにする内容でした。
北海道の仲間は、『働き続けるために』で上富良野の介護支援センターの小さな闘いを描きました。仲間の本音を交流する場面を、車中の一人言を独り歌で「田園」の替え歌、職場、飲み屋という形で展開し、超過勤務、持ち帰り残業やタダ働きの実態を職場の仲間が考え合う場面を工夫しました。最後に、総勢六十人で、養成講座での新曲「君の汗は宝物」を全員合唱しました。
構成詩の間に、ベイビーババが登場。田中路男さんのバイオリンと的野和歌子さんの、ベルとボーカルが入り「ハッピーバースデー」など三曲を歌いました。
続いて、近畿地連の仲間がこの間の地域共闘での、反核平和の火リレーの兵庫県の取り組みを描いた『走ってよかった』を本物のトーチで会場を走り抜け、兵庫のリレーのテーマ曲「君は走ってみたか」と「鳩よ舞い上がれ」を四十人で合唱しました。伴奏には、滋賀県本部の岩田宏之さん、西藤さんなど三名が中心となり伴奏班の協力でがんばりました。

最後は、文化班の発表で『コント自衛隊パート9、神の国は誰の国』をいつものでこぼこコンビの隊長と兵隊(昨年から女性自衛官登場)と森総理と石原都知事の登場でアレンジ(小川典子制作)し、昨年関東甲地連で発表した、市野宗彦さん(たまじまん)の作品『あばよ天皇、さらば君が代』の一部を構成し直し(時間の関係で)二〇分で上演しました。コントの登場人物が構成詩に登場しメリハリのある面白い構成となりました。エンディングは全員で沖縄行動に連帯し「やさしい心を武器にして」を三千人で手を繋ぎ合唱しました。
今回も、文化班を支えてくれた多くのスタッフ、運営班や炊事班の仲間そして、青年部常任委員の文化担当鴨野浩一さんの援助が文化交流の成功に繋がったことは言うまでもありません。
       (文責 事務局小川)

「あばよ天皇さらば日の丸」上演中、ここでもコントの隊長は大活躍

文化班参加者の感想 1 ●コントで二度目のトライ!

群馬県本部 黒沢真由美
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自衛官・黒沢です。
今年の中央大交流集会では約三千人の仲間の皆さんに見ていただけて、張り切った甲斐がありました。去年の関東甲で自衛隊デビューでしたが、それに比べるとギャラリーの数は約6倍です。緊張もしましたが、大変いい経験になりました。
それよりも九月三日には東京都の防災訓練に出られて、ホントの大勢の皆さんに我々の存在を認識していただけてラッキーでした。
日ごろ一般市民の皆さんには中々我々の姿をお見せすることがないので、いい機会でした。まあ石原都知事も期待してくれていることだし、災害救助とかは汚くて地味なわりにきつい仕事ばっかりなんで、こういう行事がもっと増えたらいいナって思います。でも、あんまりメジャーになっちゃうと「コント自衛隊」がコントじゃなくなる気がして不安。だって存在そのものが矛盾だから「コント」なんでしょ。「コント自衛隊」に果たして次回はあるのか?ってとこですか。
それよりも今はシドニーオリンピックですよ!!毎日TVの中で日の丸振られて、結構なことです。私も夏期休暇とっておいて、0泊3日のサッカー応援ツアーに参加すればよかった、日の丸持って!!
他コント出演者/森総理/斉藤仁一(福島)、石原都知事/東屋敷勝(鹿児島)


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