編集長の辛口時評 2006年4月 から分離

金正日「日本人拉致指令書」全文公開!(WiLL6月号)に実感あり。

2006.04.29(2019.8.28分離)

http://www.asyura2.com/0601/senkyo21/msg/443.html
金正日「日本人拉致指令書」全文公開!(WiLL6月号)に実感あり。

 副題は、右肩に「総聯の責任を問う」右の中程に「スクープ」である。

 これを読んで始めて初めて、「拉致」の狂気の真の歴史的背景が分かった。

「指令書」が金日成から日本の朝鮮総聯に発せられたのは、1974年である。

 元・北朝鮮工作員、金玉京(キムオッキョム)の解説によると、この時期、「米国はベトナム戦争で敗退を余儀なくされた。南朝鮮(韓国)では1979年に朴正光熙(パクジョンヒ)大統領の暗殺事件が起こり、朝鮮半島は不穏な空気に包まれていました。「金日成(国家主席=当時・故人)・正日(党中央=当時)父子はこうした情勢を見て、『朝鮮半島に革命の高揚期が訪れた。南朝鮮を赤化するチャンス到来』と小躍りし、本格的な日本人拉致に着手した」のである。

「朝鮮半島に革命の高揚期が訪れた」という時局の政治的認識は、朝鮮戦争の開始の時期と同様である。

 日本による併合から米ソ冷戦の時期の南北分断に至り、「統一」を目指す民族の悲願にこそ、最も深い悲劇が潜んでいるのである。

 その時期に、日本共産党の文化工作隊、中央合唱団が広めた歌が、今も、インターネット空間に、伴奏付きで残っている。


http://utagoekissa.music.coocan.jp/utagoe.php?title=toitsu

統一列車は走る
【作詞】パッ・サンムン
【作曲】モー・ヨンイル
【訳詞】中央合唱団

汽車は行く 汽車は行く 南を目指して
窓辺に写る 建設の息吹
水豊かな岸に 緑濃き野辺に
水豊かな岸に 緑濃き野辺に
千里の駒は野山を駆けり
新しい力 国中にあふる
窓辺に迎えよう 南の海
南の兄弟 汽車よ矢のように走れよ
統一の汽車よ

汽車は行く 汽車は行く 南を目指して
建設の資材を沢山積んで
踏み荒された南を目指して
踏み荒された南を目指して
千里の駒は野山を駆けり
新しい力 国中にあふる
窓辺に迎えよう 南の海
南の兄弟 汽車よ矢のように走れよ
統一の汽車よ

汽車は行く 汽車は行く 南を目指して
統一の汽車は行く 南を目指して
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曲が大好きで、当時は(30年前)は、詩の内容も、それなりに説得力があったのですが.....今では、北と南を置き換えたほうが現実的でしょう。


 この最後の解説は、この頁の作者のものである。