編集長の辛口時評 2006年3月 から分離

予算抜き日経「ミサイル防衛、初の日米共同飛行実験が成功」御用報道の唖然

2006.03.10(2019.8.22分離)

http://asyura2.com/0601/war79/msg/272.html
予算抜き日経「ミサイル防衛、初の日米共同飛行実験が成功」御用報道の唖然

 以下は、日経の昨日(2006.03.09)の電網(インターネット)記事である。


http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060309AT2M0900V09032006.html
ミサイル防衛、初の日米共同飛行実験が成功

 【ワシントン=丸谷浩史】米国防総省は8日、弾道ミサイル防衛の海上配備型システムで初の日米共同飛行実験がハワイ沖で成功したと発表した。イージス艦発射型迎撃ミサイル(SM3)を使った実験で、大気圏内での摩擦熱から、ミサイルの先端部分を守る「ノーズコーン」と呼ばれる部品の技術協力を日本が担当した。

 1999年に始まった日米共同技術研究の成果が具体化した第一弾。この日の実験ではノーズコーンの試作品をSM3に取り付け、米海軍のイージス艦から発射した。米国防総省は「飛行実験の成功は画期的で、弾道ミサイル防衛に関する日米の緊密な協力の好例だ」と強調した。

 弾道ミサイル防衛は、まず大気圏外で海上のイージス艦から発射するSM3で撃ち落とし、阻止できなかった場合は地上配備型ミサイル(PAC3)で破壊する二段階の仕組みとなっている。(11:05)


 日経の昨日(2006.03.09)夕刊の印刷物の記事も同様である。

 経済紙なのに、ミサイルの値段に関しては、一言もない。

 阿修羅戦争掲示板には、以下のアメリカ発記事も紹介された。


日米の官・民共同プロジェクトによるミサイル防衛テストが成功(Defence Talk)
http://www.asyura2.com/0601/war79/msg/258.html
投稿者 Sun Shine 日時 2006 年 3 月 10 日 14:35:51: edtzBi/ieTlqA

3月9日付、「Defence Talk」によると、アメリカのミサイル防衛局(Missile Defense Agency)と日本の防衛省、それに日米の企業が共同研究・開発をしたミサイル防衛のテストが、無事成功したとの記事が掲載されている。

テストの時や場所については書かれていない。ロッキード・マーティン社発の記事のようだが・・。

http://www.defencetalk.com/news/publish/article_005118.php
Joint US-Japan Missile Defense Test Successful
Lockheed Martin
Thu, 9 Mar 2006, 00:58

[後略]


 以下の18分の自主編集ヴィデオは、カンパ2,000円で頒布中。


辛口時評051209
「自衛隊ミサイル防衛最前線」自主編集ヴィデオ製作の苦味

 以下の番組の中心部分を18分のヴィデオに自主編集した。

放送日時: 2005年12/6(火) 21:54~23:10 テレビ朝日

公式サイト: 報道ステーション の番組公式サイト

 総力取材ミサイル防衛最前線の衝撃!!自衛隊のパトリオット発射訓練密着!イージス艦にも乗船取材敢行!日米一体化衝撃の現実とは

 米軍再編の中で、ミサイル防衛の分野でも海上発射型ミサイルSM3の共同開発など日米「一体化」が進む。

 番組では米ニューメキシコ州で自衛隊のパトリオットミサイル発射訓練に密着取材、日本メディアで初めて、コロラド州にある北方軍司令部などの内部撮影やSM3発射実験を行ったイージス艦の乗船取材を許可された。ミサイル防衛の最前線で今何が起こり、日米同盟はどこへ向かおうとしているのか。関係者の証言を交え、検証した。

 何が「苦味」かと言えば、第一には、この18分の自主編集ヴィデオの頒布は、一応、版権問題をはらむからである。

 第二には、「報道ステーション」の頑張りは非常に高く評価するが、やはり、遅い時間に長い番組の中の一部分を見るのは、非常な苦痛である。録画して編集したのだが、その位置を探すのも、ひと苦労である。こういう状況では、この部分の視聴率は非常に低いに違いない。

[後略]


 この特集、「報道ステーション」『自衛隊ミサイル防衛最前線』には、ミサイルの値段が入っていたので、ヴィデオを再生すると、以下のごとき、超高額の予算である。

 システム全体が、「当面、8000億円から1兆円」で、解説者は、「当面」という表現に疑問を呈した。

 ミサイル1発の値段は、第一世代が、8~9億円、第二世代が15~16億円、第三世代は、?。

 第三世代のSM3の製造は進行中で、弾頭を高熱から守る日本製の「ノーズコン」が使われる。

 つまり、昨年の末には、まだ製造中だった第三世代、SM3が、日本の技術も使って完成し、「初の日米共同飛行実験」が成功したのである。

 すでに、アメリカの記事で、この作戦を遂行する北方軍(ノースコム)の予算全体の3分の1を日本が負担すると報道されている。

 それだけの膨大な予算を食う「実験」に関して、予算の明細どころか、概略すら報道しないとは、日本の「納税者」も、とことん、なめられたものである。唖然、呆然、愕然、寒心の至りである。