電子手紙の送信日付け順・注釈付き一般公開文書館 2001年2月

偽の友《パレスチナ子供のキャンペーン》批判:国際紛争の焦点パレスチナ理解の為のweb資料

送信日時 : 2001年 2月 4日 日曜日 12:38 PM

件名 :国際紛争の焦点パレスチナ理解の為のweb資料

 NHK「戦争責任」シリーズ批判の後始末として。

 私は、別に中東オタクではないのですが、パレスチナ問題を現在の国際紛争の焦点と考えているので、湾岸戦争以後、数多のオタクを掻き分けて、中東問題を調べ続け、考え続けています。

 この分野にも、その他のあらゆる反体制運動の場合と同様に、オタクどころか半気違いの暴力主義者の日本赤軍を筆頭として、その親元の官僚主義で思考停止の日本共産党、その他大勢、各種の組織運動中毒権力主義病患者など、事態を理性的に判断できない不勉強な癖に威張りん坊の連中が群がり、一般の理解を妨げています。

 そこで、広く情報を公開して議論を深めるべく、今では、本を読めといっても、通用しない時代になりましたので、無料のweb資料提供を始めています。

「ガス室の嘘」に関しては、最近、わがホーム頁でも、気の毒ながら「偽の友」として批判せざるを得なくなった「パレスチナ子供のキャンペーン」に関して、案の定、その後、関係者から、要約、つぎの情報が伝わってきました。

 ・・・《パレスチナ子供のキャンペーン》の何人かの方とたまたま、他の用事で会う機会があった時、[中略]「問題があるようですよ」と話題を提供した時に、どういう理由かは触れずに「木村さんが取り上げてる問題はネエ・・湾岸戦争では立派なお仕事でしたけど・・今度のあれはねえ・・」という、批判的な言葉が、ごく数語だけ返ってきました。[中略]《パレスチナ子供のキャンペーン》のスタッフたちが木村さんの立場には批判的な立場であることは、はっきり解りました[後略]・・・

 実は、これと類した発言が多いのですが、そういう発言をする人々は、実のところ、一応の評価を得た拙著、『湾岸報道に偽りあり』を、全く、または、まともには、読んでいないのです。

 以下の部分、「補章:ストップ・ザ・『極右』イスラエル』を、先行入力しましたので、それを読めば、その後に私が右旋回をして、ガス室の嘘を追及し出したのでないことが分かるでしょう。以下のURLから5頁、62.htmlまでです。
 http://www.jca.apc.org/~altmedka/gulfw-58.html

 続いて、『アウシュヴィッツの争点』も本文を全部入れました。総合目次は、
 http://www.jca.apc.org/~altmedka/aus.html

 拙訳・解説の『偽イスラエル政治神話』も本文を全部入れました。総合目次は、
 http://www.jca.apc.org/~altmedka/nise.html

 つい最近、かつての戦後悪餓鬼代表の成れの果て、中曽根康弘が、ブッシュ2世と森の双方とも頭が悪いから仲良くできるのではないか、などと語ったようですが、右も左も日本人全体が、頭が悪いというよりも、戦後の米軍占領下の井の中の蛙状態を脱却できず、国際感覚を喪失し、歴史認識を欠き、自分の頭で考える能力を失っていたのです。

 右はアメリカ追随、左はソ連や中国、北朝鮮にすら追随し、今や全く自信喪失状態、それでも沽券の維持に頭隠して尻隠さず、の不様な有り様です。

 昨日(2001.2.3)の日経コラム「春秋」には、福沢諭吉の100年前の墨書、「独立自尊迎新世紀」の引用が載っています。福沢諭吉の研究者は、彼にも日本が富国強兵に向かう狭い「自尊」思想の原型が見られると批判していますが、それでも一応は国際的な観点から、民主主義と個人の独立の重要性を説いていた点は、評価すべきでしょう。

 新世紀どころか、新千年紀の耶蘇教暦におけるわが年頭の決意とその後の意見に関しては、ホーム頁の「『編集長日記風』木村愛二の生活と意見」に記し続けています。


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