『亜空間通信』465号(2002/12/23) 阿修羅投稿を再録

平和運動にも「偽の友」あり必ず朝日が顔出す法則が非暴力平和隊で露呈中警告

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『亜空間通信』465号(2002/12/23)
【平和運動にも「偽の友」あり必ず朝日が顔出す法則が非暴力平和隊で露呈中警告】

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 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 一昨日(2002/12/21)、以下の集会開催の情報を転送電子手紙で知って、昨日(2002/12/22)、木村書店の携帯組み立て書店一式を持参して参加した。

 会場で木村書店の本が沢山売れたし、多数の旧友とも久しぶりに会えて話せたし、主催者らが私の最近の国際問題に関する発信情報を結構見ていることも分かったし、集会主催者には、大いに感謝しなければならない。

 私が参加した理由の第1は、この「非暴力平和隊」運動の集会が、湾岸平和訴訟の原告の仲間だった大畑豊さんが日本で最初の現地活動参加者だった「国際平和旅団」の運動の継続だからでもある。

 大畑豊さんは、この運動の最初の段階から、何度か、私に電子手紙で案内を寄越していた。

 しかし、私が、超多忙中にもかかわらず参加したのは、この運動を知った当初から、かなりの危惧を覚えていて、進行状況を把握しておく必要を感じていたからでもある。

 しかも、まさに歴史の必然の中の偶然と言うべきであろうか、この集会に、いかにも法則的なことには、これまでにも何度か遭遇し、厳しい批判を加えたことのある朝日新聞の社会部某記者が来ていたのである。

 さらに彼は二次会で、いきなり私に言い掛かりを付け始めたので、私は当然、厳しく叱責し、ついに彼は、満座の中で、そのお粗末な正体を暴露するに至ったのである。

 この種の平和「偽の友」系の影響下にある無自覚な主観的には善意の若者の運動と、「似非紳士」朝日新聞の関係については、すでにいくつかの先例がある。じつにおぞましく、今後の平和運動に影響を与えることが間違いないと判断するので、急遽、以下、その経過と問題点を列挙しておく。

 まずは以下が、冒頭に述べた集会の主催者側発の情報の抜粋である。

[以下、引用]
http://www.jca.apc.org/~nvpf/index.htm
「非暴力平和隊」の提案
更新日:2002年11月13日

常設の国際非暴力平和隊を組織し、訓練すること。平和隊は、紛争地域に派遣されて、殺戮と破壊を防止し人権を保護することによって、地元のグループが非暴力的に取り組み、対話により、平和的解決を追求できる環境をつくりだすことを目的とする。
    
非暴力平和隊設立総会(インド・デリー近郊)報告会

日 時:12月22日(日)18:00~21:00
場 所:文京区民センター・2A
      TEL: 03-3814-6731
      地下鉄三田線・春日駅下車すぐ
      地下鉄丸の内線・南北線 後楽園駅下車 徒歩3分

報告者:君島東彦・大畑豊(非暴力平和隊・日本 共同代表)、
    吉岡達也(ピースボート共同代表)、
    谷口紀仁・城間悠子(非暴力平和隊ユースメンバー)

参加費:500円
[中略]
このホームページは日本ハーグ平和アピール運動が運営しています。
担当 栗橋
[引用終わり]

 私が、この運動に「危惧を覚え」た理由の第1は、上記の「国際平和旅団」の中心が、様々な国際謀略の拠点、イギリスだったからである。次には、その継承発展としての「非暴力平和隊」が、次なる巨大謀略拠点のアメリカ中心であり、しかも、アメリカで最大の規模の元司法長官、ラムゼイ・クラーク主宰「国際行動センター」とは無関係、もしくは対抗関係にあるからである。

 なお、これから発表する私の考えは、旧友の大畑豊さんをはじめとする日本の若者たちの善意を疑うものでは、まったくない。しかし、これまでにも、宗教ばかりか、社会主義とか共産主義とか称する組織をも含めて、若者の善意を食い物にする運動は、星の数ほどあったのである。

 さらに、上記の「非暴力平和隊」への発展の動きは、ユーゴ戦争の最中にハーグで開かれた「平和集会」に発するとされているのであるが、このハーグの集会は、1999年のユーゴ空爆を目前に控えながら、何と、アメリカが後押しするアルバニア系住民の動員合戦などにより、一番重要かつ緊急の課題、「空爆反対」の決議を放棄したのである。その経過は、実に疑わしいものであった。

 今度の「継承発展」運動はいかに、と見守ると、やはり、最大の紛争の焦点のパレスチナとイラクに関しては、その重要性は「否定しない」のだが、「紛糾」を口実にして、「非暴力平和」活動の対象にはしない、と言うのである。それなのに、予算は、サンフランシスコの事務所と専従を維持するだけにでも、「7億円」ほどあると言うのだから、これは、以下の目次で私が発表中のような意味では、完全に典型的な「半端平和売人」の「食い物にする」類の詐欺行為でしかないのである。

(憎まれ愚痴 2002.08.03.新設「半端平和売人」批判ページ)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/peacemonger.html
2002.08.03.新設
peacemonger / 半端平和売人批判

初出:『フリージャーナル』23号(1994.7.8)
平和のために血を流す熟年非暴力部隊提案2001.10.18.追記

(亜空間通信抜粋)憎まれ愚痴版
(2002.12阿修羅投稿より再録・リンク変更 旧リンクは個別記事の右上に記載)
(記事整理中)
2002.09.18:375号
【有事法案の臨時国会成立、政府・与党が断念、来年の選挙宣伝で良いのか喝!】
2002.08.03:325号
【ハマス幹部の妻が殉教の民と決別し息子の自爆テロ拒否契機に平和商人論提起】

 この種の問題の歴史的な典型例に、私は、今から28年前の1974年に発表した『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』の準備中に遭遇した。簡単に言うと、ヨーロッパの世界制覇の過程で、耶蘇教の宣教師が果たした侵略の先兵、露払い、さらには「スパイ」の役割である。

 最近の実例は、今から8年前の1994に発表した『国際利権を狙うPKO』の中で指摘した「援助貴族」である。資料には、何と、上記の似非紳士こと朝日新聞社発行の訳書、『援助貴族は貧困に巣食う』などを挙げた。「援助団体」に専従として巣食う商売人が、現在の「宣教師」なのである

 1999年には、ユーゴ空爆となり、バルカン半島への侵略が進んだ。

 その後も、アメリカがアルバニア系の後押しを継続し、ユーゴのミロソヴィッチ大統領を「民族浄化」の大量虐殺の主犯などとして誹謗中傷し、すでにでっち上げがばれたセルビア人による「集団レイプ」のデマゴギーを、図々しくも再び広めるために「バウネット」と称する運動を起した

 彼らは、この御用弁護士らが展開する運動に「国際性」を粉飾すべく、日本の従軍慰安婦問題追及を加えた。日本の「売り込み型」オッチョコチョイたちが、「バウネットジャパン」を立ち上げ、この運動の看板に、朝日新聞の「女性記者」として知名度の高い松井やよりを祭り上げた。かなりの数のオッチョコチョイたちが、これに加わった。中身は結局、アメリカ帝国主義の露払いでしかないのだが、多くの不勉強なミーハー自称平和主義者たちが、騙されて積極的に拠金までした。

 もう一つのアメリカ発のCIA謀略「偽の友」の典型例は、以下に収めたので、興味のある方は、直接訪問して参照されたい。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/kujira.html
鯨が増え過ぎて生態系を破壊する「反捕鯨」の大嘘
環境保護運動の育成は「新道徳武装」CIA謀略だった!

 これらの「偽の友」偽称平和運動を一貫して報道し続けたのが、朝日新聞であり、その最悪の「先輩」、言論詐欺師の本多勝一こと通称「本蛇蝎一」が経営権を握る株式会社金曜日発行の『週刊金曜日』であった

 この「本蛇蝎一」と、『マルコポーロ』廃刊事件以来、二人三脚よろしく、私を攻撃し続けてきたのが、冒頭に「朝日新聞の社会部某記者」とした若輩記者、名前を記すまでもない駆け出しのままのお粗末な癖に実に傲慢な記者だったのである。

 この「お粗末記者」が、しかも、何と、上記の「非暴力平和隊設立総会(インド・デリー近郊)」にも、参加したことを、自分で語っていたのである。当然、「社費」の取材である。

 しかし、実に面白いことには、この「非暴力平和隊」運動が「リクルート」した上記のパネラー、20代の若者3人が、次々と、この運動の「国際的な指導部」の、「情報非公開」「強引」、英語中心主義、そして、それらの指導部に対して、アフリカなどから「北米中心」「非民主的」等々の厳しい批判発言が続いた有様を、実に具体的に語ってくれたのである。

 私は、その生々しい現地報告を受けて、いささか経験を語り、前記の危惧への注意や、日本独自の地道な足が地面に着いた運動の必要性などを、優しく説いたのであるが、どうやら、これが、この運動の取材を商売とする「朝日新聞の社会部某記者」の得意満面の鼻先を、挫いたらしいのである。だから、今後の朝日の記事の扱い方にも、目を配る必要がある。

 忙しくてかなわないが、この種の運動をやる若者たちが、「朝日新聞に取り上げて貰いたい」と願うのは、無理もないことであるから、いつまで経っても、似非紳士の「毒牙」の犠牲者、鴨になる「民草」は、生え続けることになるのである。ああ。

 以上。

関連:➡電子手紙2001.6.16


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