『亜空間通信』324号(2002/08/02) 阿修羅投稿を02.12再録

『週刊金曜日』批判に共産党有志『さざ波通信』参入すれどリクルート裁判継続

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『亜空間通信』324号(2002/08/02)
【『週刊金曜日』批判に共産党有志『さざ波通信』参入すれどリクルート裁判継続】

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転送、転載、引用、大歓迎!

『週刊金曜日』批判に共産党有志『さざ波通信』が参入した。

 私が『週刊金曜日』を相手取る裁判を起こしてから、早くも5年以上が過ぎた。この件は、わが鎧袖一触事件として処理し、詳しくは述べない。以下を参照されたい。

gas-trial.html
木村愛二「ガス室」裁判の城

 その後、私が「言論詐欺師」と断言した本多勝一こと本蛇蝎一の正体は、次々と暴露され、この朝日新聞こと「似非紳士」(読売ヨタモン、毎日マヤカシ、朝日エセ紳士)の元記者は、「リクルート接待の朝日新聞記者らスキー旅行」問題報道にまで至って、ついに、『噂の真相』からも追放された。この裁判のことも、以下を参照されたい。電網上には私の記事しかないらしいのである。

全言語のページから本多勝一、疋田圭一郎、リクルート、裁判 岩瀬達哉を検索しました。? 1件中1 - 1件目

uwa-99-1.html
本多勝一“噂の真相”同時進行版
(その1)東京地裁721号法廷「岩瀬vs疋田・本多」裁判開始

 それでも、この頁のヒット数は、1.209に達している。

 以下に抜粋紹介する『さざ波通信』は、現日本共産党の中央に反対の意見を表明し続ける若手の日本共産党有志が運営している電網宝庫である。電子手紙の通信は、申し込めば、無料で配布してくれる。

http://www.linkclub.or.jp/~sazan-tu/top.html

『さざ波通信』にようこそ! 本サイトは、複数の日本共産党員によって運営されており、同党の民主主義的改革を目標にしています。みなさんの討論参加をお待ちしています。
 なお、このサイトは日本共産党の公式サイトではありません。
 本サイトへのご投稿を歓迎します。また、『さざ波通信』のデータをメール配信いたします。利用にあたっては、「本サイトについて」をお読みください 。
[中略]

http://www.linkclub.or.jp/~sazan-tu/sazanami/020/a3.html#jcp

[中略]

<雑録―3>大手新聞記者からの質問への回答

[中略]

3,赤旗で貴サイトが批判された経緯とその感想を教えて下さい。

 私たちのサイトが開設されたのは、1999年の2月です。それに対して共産党中央は基本的に黙殺の態度を取りました。党の公式ホームページに、「『さざ波通信』なるものはわが党と関係ありません」という趣旨の「注意書き」が1999年の中ごろに現われ始めましたが、『さざ波通信』そのものに対する評価はまったくありませんでした。しかしながら、2000年10月、第22回党大会が近づいた時期になって、『しんぶん赤旗』は、「「さざ波通信」と称するインターネット上のホームページにおける、党攻撃について」という囲み記事を掲載しました。その内容は、『さざ波通信』が党指導部に対する厳しい批判をしていることを「党攻撃」にすりかえて論難するという性格のものです。この記事は、『さざ波通信』の具体的な主張に対して何一つ反論しておらず、ただ党指導部に対する批判を「党攻撃」と断言しているだけのお粗末な代物です。この記事は、党指導部がまさに、「指導部=党」だとみなしていることを雄弁に物語っています。

[中略]

http://www.linkclub.or.jp/~sazan-tu/sazanami/027/a3.html
深まる『週刊金曜日』の混迷

[中略]

 これまですでにわれわれは『週刊金曜日』に対する批判を何度か行なってきた。たとえば、『さざ波通信』第21号の論文「小泉改革の旗振り役となる『週刊金曜日』」 がそうである。われわれはそのなかで、『週刊金曜日』が郵政3事業の民営化を呼号し、小泉の新自由主義政策の旗振り役になっていることを厳しく批判した。『週刊金曜日』は、規制緩和・民営化の新自由主義政策を推進することがあたかも、日本における利権政治を打破することにつながるかのような幻想を振りまき、それによって同誌は、現代資本主義・帝国主義勢力の最も中心的な政策(新自由主義)の走狗と化しているのである。

 [中略]

 『週刊金曜日』に対する幻想を捨て去るべきである。あらゆる戦線で新自由主義と対決しなければならない。とりわけ、左翼・進歩派勢力の中に食い込んでいる新自由主義派を暴露し、厳しく批判するべきであろう。とりわけ、『週刊金曜日』にたびたび登場している左翼知識人たちに訴えたい。『週刊金曜日』に無批判に登場し、立派な左翼的主張を書くことによって、『週刊金曜日』の権威を高め、左翼陣営内での新自由主義イデオロギーの蔓延に貢献しているのである。『週刊金曜日』にいっさい書くなというのではない。それと同時に、『週刊金曜日』に対する厳しい批判的姿勢、『週刊金曜日』の果たしている反動的役割についても遠慮なく語るべきである。それをいっさいせずに、ただ書く場所を与えてくれるということで『週刊金曜日』に無批判に登場することは許されない。
    2002.7.21 (S・T編集部員)

[後略]

 以上で引用終わり。

 さて、『さざ波通信』で、5年振りに『週刊金曜日』の名を見て、冒頭に記した裁判を想い出し、その後の「平10ワ21266事件」こと「リクルート接待の朝日新聞記者らスキー旅行」の裁判は、いかに進行、いや、いかに停滞していることやらと、東京地裁広報部に問い合わせたところ、何と、しばらく「協議」と称して眠っていた裁判の口頭弁論が続いており、きたる9月9日13時30分から709号法廷で証拠調べが行われる予定だとのことである。

 ただし、念のために、担当の地裁民事5部に直接電話で確認すると、やはり、「延びる可能性もある」という怪しげな返事である。

 この事件では、私の上記裁判と共通する部分もある弁護団が、本多らの側に付いている。私の裁判の場合は、本多と朝日新聞にかかわる疑問だらけの証拠書類を提出したら、裁判官は、それを調べもせずに、突然、結審を宣言し、形式的には私の敗訴となったが、その審理の過程も実に怪しかった。

 裁判所などと言うのは、権力に弱いと言うよりも、権力そのものであり、権力に寄り添う大手メディアとは同類の仲である。この「リクルート接待の朝日新聞記者らスキー旅行」事件審理の停滞振りは、何と言おうと、すでに満4年になろうとする状況である。このことは、私の裁判の陰で働いたであろう闇の薄汚い圧力の存在の、何よりの証拠である。そんな連中が、何と、『さざ波通信』が指摘するような、「左翼知識人たち」の言論の場、と言うよりも原稿料稼ぎの欺瞞の場となっているのである。ああ、日本劣等列島の腐敗は底深い。

 以上。


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