『亜空間通信』207号(2002/03/25)阿修羅投稿を02.12再録

911問題「偽の友」批判の裏付け悪餓鬼辻元「反撃に与野党困惑」政界内幕暴露

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『亜空間通信』207号(2002/03/25)
【911問題「偽の友」批判の裏付け悪餓鬼辻元「反撃に与野党困惑」政界内幕暴露】

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 本日(2002/03/25)、我が家の唯一の宅配紙、日経でさえも一面で大きく報じた「秘書給与疑惑/辻元氏、流用認める/議員辞職は不可避」情報そのものについては、いわゆる私が絶対に見ない「ワイドショー」もののようなので、ここで細部を報じる必要は、まったく認めない。

 私は、この記事を見て、かねて構想中ではあった市議会への以下の陳情に書き加え、本日、午後5時の締め切り前に届けて間に合わせた。

議員報酬の使途報告義務付けに関する陳情

 中央政界では民主党の山本・元議員に続き、社民党の辻元・現議員の政治秘書への公費支給の私物化、もしくは流用の疑獄が発生し、以後、与野党すべてに疑いが広がっている現状にかんがみ、当市議会においても、市民平均が500万円の年収のところ、1,000万円前後の年収となっている議員報酬の使途については、しかるべき領収書などの提出により、「公費着用」「公費横領」などの犯罪を防止するために、しかるべき条例の緊急なる制定を求める。

 以上で引用終わり。

 悪餓鬼辻元の八つ当たり暴露に関しては、若干の予感はあったが、電網での即座の意見発表は、する気が起きなかった。私がこれまでに展開してきた「民主主義擬制論」の格好の題材ではあるが、あまり気分の好い問題ではなからだ。

 日経でもすでに2日前、同氏の発言として、以下を報じていた。

「私のところにも、他党のことも含めて色々な情報が集まっている。そういうのを公表することもある」

 私は、これを見た直後、友人に、「次は共産党だな」と語った。その時に話題に載せたのは、「大事な政策には取り組まずに、ピースボートの姉ちゃんにやらせておけば良いことをやって、マスコミ受けして得意がっている」共産党の某国会議員のことだった。いわば「地獄の道連れ」である。

 某国会議員は、私より一世代若い共産党の「水膨れ」時代の入党組で、叩くと一発変換で出てくるので、共産党の佐々木憲「章」だったかなと思って、文字の正確は保証できず、確かめる気も起きなかったが、共産党本部への電話取材のついでに確かめたら、章ではなくて、かの戦犯の昭和の昭だった。この全共闘世代の若いのが、鈴木宗男のムネオハウスとやらの追及で名を挙げたとか聞き及んでいた。だから「次は共産党だな」と語ったである。

 わが自称名探偵の予言は、またまた適中してしまった。本日の日経記事を見れば、二面の見出しは「辻元氏反撃に与野党困惑」であり、その真ん中ではなく下の片隅で、小さくではあるが、以下のように記してあった。

 共産党の筆坂秀世書記局長代行は、「実質カンパしてもらい、国会議員団全体の調査活動を賄っている」と述べ、寄付を党の活動費に活用していると説明した。

 共産党本部への電話では「インターネット雑誌」とだけ名乗ったら、きちんと対応した。「本日の本紙にNHKの討論での発言を載せた」というから、一応の説教の後、「毒食わば皿まで」の気分となり、友人に電話して、「本紙」こと本日付けの『しんぶん赤旗』(2002.3.25) を届けて貰った。そこには、私の予言の材料の一つだった『文芸春秋』記事のことだろうか、筆坂は、以下のように述べたことになっている。

 かつて日本共産党の国会議員秘書を努めた人物が、"秘書給与を同意もなく日本共産党に天引きされた"などとして、東京地検に告発した事例について、東京地検が嫌疑なしで不起訴処分にし、門前払いにしたことを紹介。なんら法的根拠がないと説明しました。

 あれ、あれ、「東京地検が嫌疑なしで不起訴処分」にすると、「なんら法的根拠がない」訴えだなどと、言ってしまって良いのだろうか。まるで自民党の台詞みたいではないか。

 この件は、「任意のカンパ」と称するのだろうが、下々に至れば、私自身の実体験もある。私自身が地元で、日曜版と日曜の本紙だけの配達を引き受けていた時期、専任の配達員以外にも手当て支給と活字で明言した『しんぶん赤旗』の配達に関して、少しは小遣いになるか、幾らかなと期待していた。ところが、ほとんどが上意下達の事務報告と任務分担の相談だけの短時間の支部会議でいきなり、「カンパにすることで異義ありませんか」と議長が言い、同様の配達手伝いを、やはり仕方なしにしている地元では先輩の諸氏が、皆、黙って頷いてしまった。ふん、ふん、ふん、お預け食った犬さながらの気分を味わった。規約に定めがない「カンパ」も、実際には無言の強制または割り当てなのだ。

 さて、今後のことに関しては、引っ越し荷物の整理が遅れているので、『正論』かなと思うのだが、東京都の議委員団の事務局員だった「元」であろう共産党員の告発記事もある。「公安情報」に強いと言われる『週刊新潮』が火付け役だから、これらの既存情報が再燃するのは必至と見る。

 私は、別途記したが、「野坂参三がスターリンに同志を売り渡した」件をきかっけとする紛糾の末、「別件逮捕」型の策略で「除籍」になったが、共産党だけを眼の仇にするような狭い根性の持ち主ではない。そのことは別途、何度も記している。

 共産党だろうとその天敵の新左翼だろうと、崩壊し果てた社会党の系統だろうと、すべて、法則的に「偽の友」化しているのである。

 簡単に繰り返せば、いわゆる民主主義とか議会制度とかは、奴隷制侵略国家の政治制度に毛が生えた程度の擬制の欺瞞であり、すべての議員は必然的に宮廷貴族化してしまうのである。野党も、政治秘書への税金投入に「反対」、議員報酬の値上げに「反対」、などなど、議会内での免罪符を作りながら、議会主義に陥り、実は、ずるずると体制の補完物に成り果て、このほどの911問題でも、実質的には体制の味方をしてしまうのである。

 地元の武蔵野市の911問題の具体例に関しての論評は、下記に納めてある。

『亜空間通信』2001.11.21:107号
http://www.jca.apc.org/~altmedka/akuukan-01-11-107.html
【テロ糾弾でないと「平和的解決を求める決議」を糾弾した唖然痴呆議会野党】

『亜空間通信』2001.12.05:116号
http://www.jca.apc.org/~altmedka/akuukan-01-12-116.html
【ペシャワール会・中村医師に典型を見る「現地」慈善型運動家の無意識の危険性】

http://www.jca.apc.org/~altmedka/loc-42.html

仰天!武蔵野市『民主主義』周遊記
副題:借金火達磨・巨大政治犯罪都市
http://www.jca.apc.org/~altmedka/loc-42.html
(その42)9.11. アメリカ攻撃「事変」に関する「むさしの市民の党」の怪し気な振る舞い

 明日の東京は「曇り」の予報だが、明日もまた陽は昇るのであろう。しかし、花粉はまだ飛散するであろうし、もう飽きた。ああ、ああ、剽窃魔として知られる田原総一朗から「共産党は、そこのところは一番分かりやすい」と上記のNHK番組で言われたとか称して、上記の記事の3段抜きの見出しに「田原氏」と明朝活字「で書く3代目」、その内に目下建造中とかの高層ビルに「売り家」と書く日が近いのかな。

 以上。


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