『亜空間通信』696号(2003/11/25) 阿修羅投稿を再録

似非紳士朝日の半端人足の半端言論にも漏れ出すイスラエル崩壊を早めるホロコーストの大嘘暴露

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『亜空間通信』696号(2003/11/25)
【似非紳士朝日の半端人足の半端言論にも漏れ出すイスラエル崩壊を早めるホロコーストの大嘘暴露】

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 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 朝日新聞(2003.112.22)国際9面の左肩に、非常に興味深い2つの記事が斜めに続けて掲載された。右上には、イスラエル「占領やめよう」声広がる/ホロコースト生存者らに、左下には、イスラエル軍、虚偽説明/難民キャンプ空爆問題、どちらも3段縦見出しである。

 目下、超多忙中に付き、本通信の件名の用語解説は、以下の『亜空間通信』607号からの抜粋で、間に合わせる。

---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku607.html
http://www.asyura.com/0306/war35/msg/202.html
『亜空間通信』607号(2003/05/31)
【ネオコンが手先の大イスラエル主義狂信の根源断つ歴史視点欠く半端言論人は偽の友】

[中略]

 言葉は悪いし、今時、「差別用語」などと非難を浴び兼ねないが、昔は、以下のような表現は当たり前だった。

[中略]

「半端人足」はどこの世界でも一人前としてはつかえないのである。

[中略]

「半端者」という言葉もある。大工などの職人の場合には、「半端者」の仕事は危険を呼ぶ。ところが、ことメディアとか、言論とか、ジャーナリズムとかになると、明らかに「半端な仕事」が、平気で罷り通るのである。だから、実に危険な「戦争」が、「正義」の美名、大義名分で、世界中を破壊しまくっているのである。恐い、恐い。そこで今後、私は、「偽の友」批判の一環として、「半端言論」の徹底批判をも、展開することを決意した。

 念のために繰り返す。「偽の友は公然の敵より悪い」「公然の敵はより良い」のである。「半端言論は百害あって一利なし」で「危険極まりない」のである。

[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 以上のごとき「半端言論」「偽の友」の代表格、朝日新聞に、本通信の冒頭の見出しだけ紹介の記事が載ったのである。

 右上の記事の中身は、非常に単純で、ナチスドイツの収容所に入っていた経験の持ち主が、現在の「偽イスラエル」の政策に反対し始めたという主旨である。左下は、キャンプ空爆のミサイルの破壊力が弱いものだったと嘘を付いていたことを、イスラエル軍が認めたとの主旨である。

 いわゆる「ホロコーストの生き残り」と称されるユダヤ人に関しては、ホロコースト見直し論またはホロコースト否定論者が、これは逆に「ホロコーストの嘘の生き証人」なのだと主張している。「ホロコースト」は、「絶滅収容所」で行われたという主張なのだから、生き残っているはずがないのである。

 こんな簡単な論理を無視して、似非紳士らは、ホロコースト神話を掲載しては、商売のネタにし続けてきたのである。

 そういう「半端言論」「偽の友」の援護射撃を得て、実はナチとの協力関係でユダヤ人の主流に成り上がったシオニストは、20世紀の大嘘を吹きまくり、アラブ人から土地を強奪し、違法国家をでっち上げ、いまだに世界でも有数の一方的な大量虐殺を繰り広げているのである。

 ユダヤ人に嘘付きが多いのは、キリスト教国のヨーロッパ諸国で差別の中で身に付けた処世術と言えるが、同一の集団が行った「イスラエル軍、虚偽説明」と「ホロコーストの嘘」を結びつけて考えることのできない「半端人足」の似非紳士にも、困ったものである。

 それでもなお、この「半端言論」商売の紙面からさえ、イスラエル崩壊状況の一端が漏れ出すのだから、面白い。今こそ、イスラエルとアメリカの正義の神様、ホロコーストの大嘘の大々的な暴露によって、「偽イスラエル」の崩壊を早めるべき好機到来なのである。

 なお、偽国家、イスラエルの内部にも、確固たる信念に基づいて政策批判を続けてきた「国民」がいることに関しては、5年前に発表した拙訳『偽イスラエル政治神話』にも、以下のように記されている。

---------- 引用ここから ---------- 
http://www.jca.apc.org/~altmedka/nise-32.html
『偽イスラエル政治神話』(その32)
イスラエルの“新しい歴史家たち”[付録]

『ヤルシャライム』紙は一九九五年四月二八日、エルサレムのヘブライ大学でゲルマン研究学科の主任、モシェ・ツィムメルマン教授とインタヴューした。

 掲載記事の中の記者の紹介によると、ツィムメルマン教授は、ユダヤ人・第三帝国・ホロコーストなどのドイツ問題の専門家である。彼の歴史分析と、その結果として彼が得た結論は、……このところ、数々の公然たる議論の的となっている。……彼が確立した過去と現在の比較対照を受け入れるのは大変なことである。たとえば彼は、占領地の勤務を志願したユダヤ人の兵士と、親衛隊員の勤務を志願したドイツ人の兵士とを比較したり、ヘブロンのユダヤ人植民者の子供がヒトラー・ユーゲントのように育っていると言明したり、……イスラエルがホロコーストを利用していると告発したりするのである。

●ツィムメルマン……
《ホロコーストの利用に関して私が主催した会議の席上で、私は、その利用が頻繁であり、ホロコーストはイスラエル創設の基本的弁明としてもっともらしく聞こえると指摘した。それが本当なら、われわれは、このシオニズムに対する抜群の貢献について、ヒトラーに感謝しなければならなくなる。……聴衆の一人が『ハアーレツ』紙に、私がヒトラーに感謝しなければならないと言ったという投書をしたが、私は、その反対のことを言ったのだ》

●質問……
『我が闘争』では、ユダヤ人を退治すべき人種として指定している。この本は常に、ユダヤ人退治という意図を発表するためのヒトラーの作戦計画の一つと見なされてきた。

●ツィムメルマン……
《それでは、なぜ彼は、ニュルンベルグ法を制定するのに二年半も待ったか? さらには、彼が、ユダヤ人退治の計画的な意図を抱いていたのだとすれば、なぜ彼は、法律を必要としたのか?

 水晶の夜を例題にして考えてみよう。一九二三年の暴動を記念しはじめて以来のヒトラーの課題は、ドイツからポーランド国籍のユダヤ人を追い出すことだった。ヒトラーは演説の中でユダヤ人の殺害について一言も語っていない。しかし、パリでのユダヤ人の若者によるドイツ人外交官暗殺という口実を得たゲッベルスは、それを利用するためにポグロムを組織したのだ》

●質問……
 すべてのドイツ人を有罪だと考えるか?

●ツィムメルマン……
《最近の二〇年の研究によると、一九三三年にヒトラーに投票したという以外にナチズムとは関係がない人々は、ドイツを覆っていた無秩序を口実とし、あれほど極端な支配に進むとは思ってもみなかったと語るが、やはり、責任の一端を感じている。しかし、私は、個人の罪を追及しない。……ナチズムは、多数派の人々が最初の段階の恐怖を選択し、あるいは無視し、あるいは協力した場合に陥る状態の見本だ。私は、この現象を研究し、その尺度に基づいて、イスラエルにおける状況を判断している。土地の占領が道義に反するという抗議の声は、まるで聞こえてこない。占領を承認する政党に投票することは、重大な罪悪だと考えられていない。占領地で勤務するために旅立つ志願兵は英雄視されているのだから、この志願兵を具体的に、親衛隊員の勤務を志願したドイツ人の兵士の場合と比較できる》

●質問……
 どういう方法によれば、われわれの占領や、われわれの法律をパレスチナ人に強制する行為と、ナチズムが犯した恐怖の数々との比較を確立できるか。

●ツィムメルマン……
《われわれは、これまでのように振舞うのに絶好の“口実”を持っている。しかし、われわれの一人一人の中に怪物が潜んでいて、もしも、われわれが、つねに正当だと主張し続けると、その怪物は巨大化する。……私は、すでに現在、ある現象が日々巨大化の傾向をたどっていると考えている。私の定義によるユダヤ人の人口のほとんどが、ためらうことなく、ドイツのナチスの生き写しになっている。ヘブロンの植民者のユダヤ人の子供を観察してほしい。彼らはヒトラー・ユーゲントと、そっくりそのままだ。彼らは幼少時代から、アラブ人はみんな劣等で、ユダヤ人以外はすべて敵だと教え込まれる。彼らは偏執狂になる。ヒトラー・ユーゲントとまったく同じように、自分たちを最優秀人種だと思い込んでしまう。レヘヴァン・ツェエヴィ(一九九〇年から一九九二年の間、シャミール政権の大臣)は、すべてのパレスチナ人の領土からの追放(“移住”)を主張した。これはナチ党の公式の政策、すなわち、ドイツのユダヤ人すべての追放と、まったく同じだ》

●質問……
 あなたは、ヘブロンに住まず、カハネ[極右シオニスト。本訳書九〇頁の訳注1参照]の政党に投票せず、占領地の特殊部隊に志願しないユダヤ人という存在を強調している。

●ツィムメルマン……
《私は、特殊部隊の志願兵と、徴兵制で召集された兵士を区別する。……しかし、そこでもまた、第二次世界大戦の期間のドイツ軍との比較を行なう。……われわれ、つまり、われわれユダヤ人は、この戦争の最中に一〇万人以上のドイツ人の兵士が、人道に反する犯罪に加わることを拒んで処罰されたという事実を、改めて思い起こすべきだ。時には、彼らは、ユダヤ人を殺すことを拒んだがために、処罰されたのだ》

  ※ ※ ※

 イスラエルの『ハアーレツ』紙の一九九五年五月一〇日号には、ツィムメルマン教授をヘブライ大学の教壇から追放せよと威嚇する記事が載った。この威嚇は、七九人の教授(リクード党員または宗教的な統一主義者)の請願書によって支持されるものだったが、同紙の五月五日号に掲載された記事の中の談話で、ダン・マルゲリが応酬した。彼は、“人々の健全な意見”を名目とする教授たちの要求について、“思想の統一”への反対者を同様に大学から追放せよと提案したナチスの大学教授たちの態度と似ていることを指摘しながら、この追放の企てに対して抗議した。

《人はしばしばハイネのつぎの言葉を引用する。“本が焼かれる時には、人々もともに焼かれて死ぬ”。同じことがまた繰り返されている。言論の自由に関する正当な権利が脅迫を受ける時には、本も焼かれて死ぬ。……

 私は自問自答する。私の思想を理由に大学から追放しようと欲する人々は、私の本をも焼けと要求するようになるだろう。毎年、多数の学生が私の本を読んでいる。彼らもやはり火刑台に捧げられるのだろうか?

 私の話が恐ろしいのだろうか。私が、ヘブロンの子供たちがバルーフ・ゴールドスタインの死を記念する初めての一周年記念日に呼び集められていることに関して語り、その儀式をナチスの示威運動と比較するからでだろうか?

 私が語ることは、ヒトラーの犯罪を矮小化しようとする議論とは、まったく関係がない。……ナチズムの歴史を詳しく知っているからこそ、私は、あらゆる角度からの真実を明らかにして、危険な可能性の存在についての警告を発したいと願うのだ。……私がドイツ政府に操縦されていると思う人々もいるようだが、ドイツでは反対に、政治家や公式の歴史家が見直し論者の潮流を排斥していることを思い出してほしい。その証拠となるのは、見直し論者が一九九五年五月七日に、(ドイツが降伏した)一九四五年五月八日を、単に解放の日としてだけではなくて、同時に、“ドイツ人が東ヨーロッパから追放されはじめた最初の日”として思い起こすための集会を計画したら、会場への集合を当局が禁止したことだ。

 現在もっとも重要なことは、イスラエルで、真実、誠実、言論と批判的研究の自由を守ろうと考える人々が、これらの貴重な社会的理念の敵との協力や、リンチの準備を覆い隠す政治的イデオロギーの葡萄の葉としての奉仕を拒絶することなのだ》

[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 承前:
 自然科学に分類される分野の研究では、ある問題に関する既存の書籍、論文に目を通さずに書いた論文は、論外の沙汰であり、当然、落第である。

 メディアと称される業界の商売が、いかに好い加減なものであるかということは、明瞭至極なのだが、それが、何時までも続いているのである。

 そういうメディアに騙されっぱなしの読者、視聴者だけでなく、それを論拠に商売するアカデミー業界の商売人の教授とかまでが、実に多いから、似非紳士商売に留めを差すには、至らないのである。

 要は、政治屋とか、大手メディアとか、教授とか、名誉教授とかに頼らず、騙されずに、自らの言論を、電網で発表する真に自由な個人を、いかに増やすかである。

 ホロコーストの大嘘暴露に向けて、諸君!決起せよ!

 以上。


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