屍集めのフンタ
フアン・カルロス・オネッティ/著
定価2800円+税
『百年の孤独』のマコンドのように、『ペドロ・パラモ』のコマラのように、南米の某国に設定された架空の小都市、サンタ・マリア。そこに、売春宿を持ち込もうと蠢く人物群、市議会が許可した売春……(続く)
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価値ある痛み
フアン・ヘルマン/著
定価2000円+税
詩が何の役に立つのか?詩人は本当に無用なのか? いくつもの問いを胸にそれでも詩人は書き続ける——なぜなら、言葉は祖国だから。詩は宇宙へと漕ぎ出すための舵だから。詩は地平線を広げる……(続く)
メモリアス
ある幻想小説家の、リアルな肖像
アドルフォ・ビオイ=カサレス/著
定価2500円+税
盟友ボルヘスの思い出、ヨーロッパ移民の典型というべき一族の歴史と田園生活、そして書物遍歴。幻想的な作品で知られるアルゼンチンの鬼才の意外な素顔。
嘘から出たまこと
マリオ・バルガス・ジョサ/著
今と違う自分になりたい—小説の起源はそこにある。嘘をつき、正体を隠し、仮面をかぶる—だからこそ面白い小説の魅力を、名うての小説読みが縦横無尽に論じる。