米軍に金を出してる場合か!

雇用・生活・医療・社会保障・教育へ予算を!


この記事は2008.12.28のキャンプ座間強化反対を訴える街頭宣伝でまいたビラの内容です。


 米軍再編関係予算に839億円

 思いやり予算には、1928億円


  麻生政権は、12月24日に2009年度の政府予算案を閣議決定しました。また、予算と共に2011年度からの消費税増税が盛りこまれた「中期プログラム」が閣議決定され、国民への負担押し付けを一層強めようとしています。

 この09年度予算案のなかで、軍事費(防衛関係費)は4兆7741億円、内、米軍再編関係には839億円が計上されました。米軍再編関係は今年度予算に比べて3.5倍に急増させています。米軍再編で日本側に総額3兆円の負担が必要であることを米軍高官が示しており、米軍再編をこのまま進めると、これからますます国民の負担が増えていくことになってしまいます。

 米軍再編関連費用の中には、沖縄の米海兵隊のグアム移転関連で346億円が盛り込まれています。グアムに米軍の基地を作るのにどうして日本の税金が投入されねばならないのか、まったく理解が出来ません。そして米陸軍第1軍団司令部移駐関連で約4億円が盛り込まれました。相模総合補給廠の米軍住宅の移設や、陸自中央即応集団司令部移設のためのキャンプ座間内の施設移設等の事業が始められようとしています。

 派遣切り、雇い止め、正社員もリストラと雇用が崩壊しようとしているときに、麻生政権は、解雇を阻止する対策を打たず、社会保障費の毎年2200億円削減方針は維持し、後期高齢者医療制度による高齢者などへの負担の強要・医療無保険者の拡大・医師不足などの医療崩壊状態に歯止めをかけられていません。貧困がますます拡大しています。そしてこんな時でも、政府は米軍再編のためならば平気で予算を急増させようとしています。米軍に金を出している場合ではありません!米軍に金を出すのはやめて、雇用、生活、医療、社会保障、教育へ予算を回すように声を上げましょう!米軍再編をやめさせましょう!
(2008.12.28)




キャンプ座間のゴルフ場は即刻閉鎖して返還を!


  今年の5月には、公園で遊んでいた男の子にキャンプ座間のゴルフ場から飛び出してきたゴルフボールが当たって怪我をする事件が発生してしまってから半年以上が経過した今もゴルフボールの飛び出しは止んでいません。(4月以降12月2日までに109個のゴルフボール飛び出し事故が、米軍が対策をしたという9月以降も44個の飛び出しが事故が確認されています。)幸いその後の人身事故は報告されていませんが、10月にも広場にいた保育園児のすぐそばに落下するなど、いつ重大な事故が発生するかわからない状況です。こんなゴルフ場は普通に考えて営業を認められるべきではなく、即刻営業停止にすべきです。私たちは、"ゴルフ場は即刻閉鎖して返還を!"と主張しています。
 
参考:http://www.jca.apc.org/~p-news/hankiti/081122action.htm
http://www.jca.apc.org/~p-news/hankiti/080525action.htm


ゴルフ場の監視行動が行われました!

 12月6日にこのゴルフ場監視する行動が、「キャンプ座間への米陸軍第1軍団の移駐を歓迎しない会」によって行われ、私たちも参加しました。早朝7時くらいからプレーが始まると、1番ホールの脇に陣取った「歓迎しない会」の監視市民のまえを10分間隔でプレーヤーが過ぎていきます。この日は、午前11時半までに31組111人がプレー。このうち日本人と思われるプレーヤーが92人いました。日本人のプレー自粛だけで、どれだけ事故の危険性が減らせるか、また、ゴルフ場の経営に打撃を与えることが出来るかがわかりました。(これでもこの日は休日であるので米兵のプレーが多かったようです。)

 また、米軍人たちの福利厚生施設という設置目的からかけ離れた実態が明らかになりました。やはり、このゴルフ場は即刻返還されるべきです。そして、基地の整理縮小、撤去へと進んで行きましょう。



  (08.12.28)